エコカー減税免税ガソリン車は、3月末までに買え!? 2015年度エコカー減税は、ガソリン車に不利! 大幅負担増へ!?損しないための新車購入術は? [CORISM]

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【生活・文化】2015/03/13

ガソリン車に厳しい2015年度エコカー減税。ガソリン車で免税対応は、ほぼゼロ?

 2015年度もエコカー減税 が継続されることになったが、これまでに比べると格段に厳しい基準が適用されるようになる。このため、もし近いうちに新車のガソリン車を買う予定なら、現在のエコカー減税が適用される3月中の登録を目指して購入したい。

 エコカー減税の基準がどのように変わるかというは、減税の判定に使われる燃費基準が2015年基準から2020年基準に変わる。現在、2015年燃費基準+20%を達成しているクルマでも、2020年基準を適用すると燃費基準達成(+0%)にとどまってしまうのが普通だ。

 現在、エコカー減税免税対応となる多くのガソリン車は、この2015年基準に合わせ開発されてきた。ただでさえ厳しい燃費基準だったこともあり、すべてのガソリン車が免税対応車ではないことからも、容易に達成できるレベルではない。

 そのため、ガソリン車で免税対応になっているのは一部の車種に限られている。そうした現状を考えると、より厳しい2020年基準になると、ほとんどのガソリン車が免税基準を突破するのは難しいと思われる。一部を除きハイブリッド車は、ほぼ免税対応になるとみられており、ハイブリッド車に対する優遇とも感じる部分もある。

高額車で車重の重いクルマほど負担増! 2015年エコカー減税を見据えた購入術とは?

 では、ガソリン車がエコカー減税 免税にならなくなるとどうなるかというと、単純にユーザーの税負担が今後増えることになる。現在は自動車取得税と自動車重量税が免税になるのに、4月以降は60%の減税しか受けられなくなるのだ。300万円程度のクルマで考えると、免税だった自動車取得税が4万円程度の負担になり、同様に免税だった自動車重量税が50%の減税で1万8300円(1.5t以下)の負担が発生する。

 車両価格が高くなれば、自動車取得税の負担がさらに増えることになる。また、車両重量の重いクルマなら自動車重量税の負担も増える。車両価格が高く、車両重量が重いクルマほど負担が特に増えるということになる。例えば、重量が2tを超えるようなミニバンで、車両価格が500万円などというケースでは、ざっくりと計算しても10万円程度の負担が増すことになる。

 最近発売されたクルマでは、トヨタアルファード /ヴェルファイア が500万円、2t超という条件に当てはまる。アルファード/ヴェルファイアは、発売1ヶ月で4.2万台の受注を集めて超人気車。これから買に行っても、もはや3月中の登録はほぼ不可能。

 人気のミニバン系 では、日産セレナトヨタ ノア /ヴォクシー /エスクァイア などのガソリン車などは、3月末までに購入したい車種と言える。もし、どうしても登録が4月になるような場合、値引き交渉で負担が増す分、新車値引きで対応してもらえるように交渉するのもいいだろ。

 自動車メーカー側も、こうしたエコカー減税になることに対応する可能性もある。4月以降に合わせて、ガソリン車も2015年度のエコカー減税免税対応にするため、燃費を向上したモデルを投入する可能性もある。実際の購入時には、営業マンからこうした情報を確認してから購入するといいだろう。もし、4月以降近い時期に燃費改善が行われるのなら、こうした燃費が改良されたモデルを買う方が良い。

 なお、電気自動車プラグインハイブリッド車クリーンディーゼル車 などは、4月以降も免税がほぼ継続されるので問題ない。負担増になるのは、ガソリン車が中心だ。

 また、実際に購入が決まったら、下取り車は3月中に処分したい。仮に4月以降に新車が来るとしても、3月中の売却しなければ、翌年度の自動車税が送られてくるからだ。自動車税は月割りで返金されるが、実際は下取り価格や買取価格に含まれるケースが多い。また、買取などは年度末であることや、繁忙期のため売上の実績を作らなければならない時期。複数の買取業者、ディーラーの下取りと競合させ、最も高額で引き取ってもらえるところに売却すればいい。

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(レポート:CORISM編集部

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