動画追加! 新型トヨタ エスクァイア新車情報・購入ガイド 3番目のミニバン新型「エスクァイア」は、大迫力のラグジュアリー系! [CORISM]
ノア&ヴォクシーとアルファード&ヴェルファイアの隙間を埋める高級ミニバンとして生まれた!
いわゆる5ナンバー ミニバン に高級さをプラスする訳は、このクラスより上級モデルとなるアルファード &ヴェルファイア といったクラスが、徐々に販売台数が下落傾向となっていることも上げられる。車両価格が高額であることと、消費増税の影響もあり、これから販売台数が右肩上がりになるとは考えにくい。
そうしたマーケットの傾向もあり、5ナンバーミニバンをもたないトヨタ店とトヨペット店の顧客が乗りかえるときに、受け皿になりやすい車種を用意しなくてはならないという状況もある。とくに、エスティマはデビューから9年目に突入。このままいくと、モデルチェンジは無くなり、この新型エスクァイアがその代りとなる可能性も出てきている。
基本的なハードは、ノア &ヴォクシー と同じなので、エンジンスペックやハイブリッド システムは共通。搭載されるエンジンは、2.0Lの3ZR-FAE型。出力は、152ps&193Nmを発揮。このガソリンエンジンは、良好な燃費性能を誇り16.0㎞/Lという低燃費を誇る。
ハイブリッドシステムも同様だ。1.8Lエンジンと組み合わされたハイブリッドのシステム出力は136ps。そして、燃費性能も23.8㎞/L。このクラスのミニバンには、新型エスクァイア系のようなストロングハイブリッドは無いので、他を圧倒する低燃費性能となっている。
新型トヨタ エスクァイアの差別化ポイントは、エクステリアデザインだ。バンパー下部まで伸びる堂々とした縦基調のフロントグリルをはじめ、ドアハンドルやバックドアにメッキ加飾を施しギラギラ感がすごい。アルファードやヴェルファイアと共通するきらびやかさと圧倒的な存在感を表現している。ヘッドライトなどは、ノアと共通のようだ。
また、新型エスクァイアのインテリアでは、インストルメントパネルからドアトリムにかけて合成皮革をあしらい、金属調加飾やステッチを採用。全体的にラグジュアリーな雰囲気にまとめている。
高級感を出すために、新型エスクァイアではインテリアカラーにもこだわった。Giグレードでは、ブラックをベースに、ドアトリムやシート色などの色分けにバーガンディを設定。バーガンディは、一般的にワインレッドよりも深みのある茶色味の強い色。高級車に好んで使われる色だという。単にブラックではなく、深みある艶やかな色味で落ち着いた大人の上質空間を実現した。
Xiグレードには、シート表皮に消臭機能付のファブリックを採用。Giグレードには、夏に熱くなく、冬は冷たく感じにくい昇温降温抑制機能付の合成皮革を使っている。
また、低床フロアとしながら、広い室内空間とクルマとしての走行性能を両立。全高を1,825mmに抑えながら、室内高を1,400mmとしクラス最大級の空間を造り出している。ミニバンは、背を高くすると空気抵抗も増え、燃費も悪化。さらに、重心も高くなり、カーブでの安定感も無くなり、横転の危険も増す。そのため、自動車メーカー側から見れば、全高のアップはいいことが何一つないというのが実情。しかし、マーケットのニーズは、より大きく見え広大なスペースがあり、走行安定性も高く、燃費もよいというもの。つまり、技術的な要素とニーズが相反している状態。
この相反する要素をどうやったブレークスルーするのかが、技術力ということになる。新型エスクァイアでは、低床フロアを使い全高を抑えながら、クラス最大級となる室内高を確保。さらに、大きく見えるデザイン手法を駆使し、マーケットニーズに対応している。
さらに、スライドドアの乗り込み高さを360mmとし、スライド量も805mmと大きくとっている。フラットな床面としたことで、子供・高齢者にも優しい乗降性としているのも特徴。単に豪華装備ばかりをアピールするのではなく、クルマとしての機能を真面目に追及しているのは好感が持てる。
新型エスクァイアのシートは、セカンドシートにキャプテンシートを採用。横スライド機構と薄型のワン
タッチスペースアップサードシートの組み合わせにより、足元に広大なスペースを生む810mmの超ロングスライドを実現した。サードシートをサイドに跳ね上げ固定し、セカンドシートを最後部まで下げると、リムジンのような広大なスペースを手に入れることができる。その他、色々なシートアレンジも可能となっている。
安全装備が物足りないことが、新型エスクァイアを選びにくくしている
ライバルとなる日産セレナ には、自動ブレーキである「エマージェンシーブレーキ」と「LDW(車線逸脱警報)」を標準装備とした「ハイウェイスター S-HYBRID」と、踏み間違い衝突防止アシスト」、「ふらつき警報」、「アラウンドビューモニター(MOD〔移動物 検知〕機能付)」を標準装備とした「ハイウェイスター S-HYBRID "アドバンスドセーフティ パッケージ"」など、安全装備をてんこ盛りにしたグレードを設定し、トヨタ系ミニバンと差別化を図っている。大切な家族を乗せるミニバンなのだから、安全装備にもう少し力を入れる必要がある。また、2015年にフルモデルチェンジ予定の、ホンダ ステップワゴン も、ホンダの最新安全技術である「ホンダ センシング」を搭載する可能性が高い。
さて、新型トヨタ エスクァイアの選び方。まず、安全装備を重視で今欲しいというのなら、日産セレナという選択だ。しばらく、待てるというのであれば、新型ホンダ ステップワゴンを待つのもいい。新型エスクァイアがどうしても欲しいという人でも、しばらく様子を見るべきだろう。トヨタも2015年には新しい安全装備を投入するとの話もあるので、それを見てからという選択がベスト。こうした安全装備が装着された新型エスクァイアの完成度は、まさに隙なしといったものとなるからだ。
安全装備には興味が無いというのであれば、新型エスクァイアの選び方は、まずガソリン車かハイブリッド車かという選択から。予算に余裕があるのなら、お勧めはハイブリッド車だ。ガソリン車との価格は、あまりにも大きいため、燃費が向上分による燃料費差で車両価格差分を回収するのは、かなりの距離を走らないと不可能に近いが、短期の乗り換えの場合、やはりハイブリッド車はリセールバリューも期待できるからだ。また、ハイブリッド車に乗っているという満足度も高い。今後、どれだけガソリン価格が高騰するか分からない現在、やはり燃費は良い方がいい。逆に、トータルのコストパフォーマンスということなら、今のところガソリン車だ。
新型エスクァイアは、XiとGiの2グレードから選ぶことになる。大きな違いは合成皮革のシートかファブリックかの違いや、両側パワースライドドアがGiには標準でXiにはオプション。高級感をテーマにした新型エスクァイアなので、満足度ではGiということになるだろう。
そして、シート数は8人乗れることが最優先事項という人以外は、お勧めは7人乗り。セカンドシートのロングスライドは魅力的で、キャプテンシートに座りゆったりとドライブできる空間はなかなか贅沢だ。
トヨタ エスクァイア デザインインタービュー動画
トヨタ エスクァイア概要動画
トヨタ エスクァイア価格
Xi 2WD(FF) 7人乗り 2,622,857円 8人乗り 2,592,000円
Xi 4WD 7人乗り 2,828,571円 8人乗り 2,797,714円
Xiハイブリッド 7人乗り 2WD(FF) 3,043,543円
Gi 2WD(FF) 7人乗り 2,823,428円 8人乗り 2,792,571円
Gi 4WD 7人乗り 3,029,142円 8人乗り 2,998,285円
Giハイブリッド 2WD(FF) 7人乗り 3,204,000円
2014年9月27日更新 ノア&ヴォクシーの高級バージョンが新型トヨタ エスクァイア?
この新型トヨタ エスクァイアは、人気5ナンバーミニバンであるノア &ヴォクシー の姉妹車とみられている3番目の車種だ。
新型トヨタ エスクァイアは、基本的にノア&ヴォクシーと同じ。取扱いチャネルがトヨタ店かトヨペット店とみられている。そのため、新型トヨタ エスクァイアの外観デザインは、高級感をアピールするため押し出しの強いデザインが採用されているようだ。メッキの縦格子風グリルが採用され、クラウンアスリートのようにバンパー下部まで伸びる大型のものだという。T字型のグリルとLEDヘッドライトが組み合わされており、ギラギラ感が強いフェイスが特徴のようだ。
インテリアも高級感をアップさせているようで、シート表皮などがグレードアップされているという。
ベースがノア&ヴォクシーなので、パワーユニットは1.8Lハイブリッドと2.0Lガソリンエンジンと予想できる。新型エスクワイア ハイブリッド車のシステム出力は100Kw(136ps)、燃費は23.8km/l。ガソリン車は、112Kw(152ps)&193Nmとなりそうだ。
新型トヨタ エスクァイア の価格だが、ノア&ヴォクシーと差別化することで、やや高級化されている。そのため、新型エスクワイアの価格はやや高めになりそうだ。価格アップ幅は20~30万円程度とみられている。そうなると、新型トヨタ エスクァイア ガソリン車のエントリー価格は、260~270万円前後。新型エスクワイア ハイブリッド のエントリー価格は、310~320万円前後と予想した。
その昔、トヨタは多チャネルの対応から、マークII/チェイサー/クレスタという三姉妹車を販売していた。基本が同じクルマをデザインや装備、価格などを若干変更し販売していた。その結果、開発工数・コスト、宣伝・販促費が増大。そのうえ、三姉妹車での競合・カニバリなどが発生。セダン ブームの終焉もあり、結果的に三姉妹車は姿を消すことになる。
今回新たに投入される新型トヨタ エスクァイアの取り扱いチャネルは、トヨタ店かトヨペット店とみられている。売れ筋5ナンバー車を持たないチャネルであることから、かなりの販売台数が期待できる人気ミニバンを喉から手が出るほど欲しがっているチャネルでもある。
とくに、トヨタ店にあるアイシス やエスティマ は、いったいいつまで売り続けるつもりなのか? と、思うほどの長寿モデル。エスティマは今でも人気モデルとして健在だが、アイシスは2004年発売なので、すでに11年目。さすがに、古さが目立ってきている。つまり、新型トヨタ エスクァイアはアイシスの代わりとなることが予想できる。
多チャネル化への対応として登場した新型トヨタ エスクァイア。過去の三姉妹の失敗を繰り返すのか、ノア&ヴォクシー人気に乗り、さらなるスパイラルアップとなるのか、今後のトヨタの動きに注目だ!
今年はミニバンが豊作で、日産セレナ の大幅マイナーチェンジに続き、ノア&ヴォクシーのフルモデルチェンジ。そして、この新型エスクワイアの他に、ホンダがステップワゴンをフルモデルチェンジを予定している。5ナンバーミニバンの購入を考えているのなら、慌てて購入せずに、すべてのプレーヤーが登場してから、ジックリ比較評価して選ぶといいだろう。
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