ボルボV40/V40クロスカントリー新車情報・購入ガイド 新世代エンジン「Drive-E」1.5L 4気筒直噴ターボを搭載したV40 T3が登場! [CORISM]

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【ボルボ】2015/09/02
5ドアHB SUV V40 ボルボ

 

ボルボV40 T3

クリーンディーゼル車と価格差はわずか25万円! 積極的にガソリン車を選ぶ理由があまりない

 ボルボ は、基幹車種のコンパクト モデルである「V40/V40クロスカントリー」 に、新世代パワートレーン「Drive-E(ドライブ・イー)」1.5L 4気筒直噴ターボ「T3」エンジンを搭載し発売を開始した。

ボルボV40は、2013年2月にデビュー。フォルクスワーゲン ゴルフメルセデス・ベンツAクラス などと同じCセグメントに属するコンパクトカーだ。このクラスの輸入車は、こうした強力なライバルの他に、多くのライバルが多い激戦クラスといえる。

デビュー直後のV40は、1.6Lターボエンジンを搭載し180ps&240Nmを発揮し、燃費は16.2㎞/Lを誇った。V40 の魅力は、こうしたパワーユニットだけではなく、優れたデザインと安全装備にある。デビュー直後こそオプションだったが、世界トップレベルの自動ブレーキであるヒューマン・セーフティ(歩行者検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム)を用意。このヒューマン・セーフティは、その後、自転車まで検知できるように進化し、現在では全車に標準装備されている。

また、V40は2015年7月に、2.0Lのクリーンディーゼルエンジン を搭載。190ps&400Nmという出力を誇り、20.0㎞/Lという低燃費を両立した。価格もガソリン車に対して25万円高というリーズナブルな設定となっている。

クリーンディーゼルエンジンの追加で、ボルボV40は2.0Lクリーンディーゼルとガソリンの1.6Lターボの2本立てとなった。そこへ、今回1.5Lターボエンジンが1.6Lの代わりに追加されたのだ。このエンジンの出力は152ps&250Nm。燃費は16.5㎞/Lとなっている。1.6Lが180ps&240Nmで、燃費が16.2㎞/Lなので、1.5Lエンジンはパワーで28psダウン、トルクが10Nmアップ、燃費が0.3㎞/Lアップと、それほど明確な違いがなく少々微妙な状況。高回転域でのパンチ力という点では、1.6Lが勝る感じはあるが、1.5Lも想像以上に高回転までスムースに回り、極端に遅いという感覚は無かった。1.5Lエンジンもなかなかの好印象で、スムースが際立っていた。

というのもミッションが違っている。1.6L車は6速のデュアルクラッチミッションが採用されており、歯切れのいいシフトフィーリングをもつ。ただ、洗練さやスムースさと言う点では、1.5Lの6速ATが勝っていた印象だ。

エンジンとミッションそれぞれ微妙に違っていて、それが1.6LのT4と1.5LのT3というクルマのキャラクター分けになっている。スポーティなフィーリングが良ければ1.6LのT4。スムースさならT3というイメージだ。

ボルボV40T3の価格は3,240,000円。一見、ライバル車よりも高価に見えるが、自動ブレーキを含んだ10種類の先進安全装備であるインテリセーフなどが標準装備されている。こうした安全装備の実力は、クラストップレベル。より、高い安全性能を求めるのなら、ボルボV40T3は良い選択といえるだろう。

ただし、悩ましいのがクリーンディーゼルエンジンを搭載したV40D4との関係。V40D4の価格は、3,490,000円でT3より25万円アップとなる。D4は、エコカー減税免税レベルなので、実際の支配金額はもっと少なくなる。また、ボルボはハイオク仕様なので、燃料費は約30円/L以上違う上にD4の方が燃費が良い。この差は、走行距離によるのだが、一般的な使い方なら数年で元が取れる。さらに、D4はパワフルなので満足度はより高いと考えると、T3を選ぶ理由が少ない。後は好みの問題ということになるので、T3とD4両方を試乗してから、自分のフィーリングに合ったものを選ぶといいだろう。

ボルボV40 クロスカントリーT3

ボルボV40 クロスカントリーT3

ボルボV40/V40クロスカントリー価格

■ボルボV40価格
・V40 T3 3,240,000円
・V40 T3 SE 3,740,000円

■ボルボV40クロスカントリー価格
・V40クロスカントリーT3 3,390,000円

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(レポート:CORISM編集部

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