待望のスポーツモデルGTIがデビュー4ヶ月で追加!
今年4月に発表されたゴルフ6 では、1.4リッターのTSI エンジンを搭載したハイラインとコンフォートラインだけがラインナップされていて、GTI は遅れて発売されることになっていた。ゴルフのスポーツモデルとして長い歴史を持つGTIは、最近では特別なスポーツモデルというより、最多量販グレードになったりしてその存在感を高めていた。もはやGTIのないゴルフのラインナップは考えられないほどの状況である。わずか4カ月遅れで登場してきたのも当然といえる。
外観デザインの基本はゴルフ6のものだが、GTI専用のハニカムグリルやその上下に2本の赤いラインが設定されるのはGTIのお約束ともいえる部分。大型の前後エアロバンパーやスポイラー、フォグランプなどが精悍な印象を与えている。ヘッドライトはダイナミックコーナリングランプ付きのバイキセノンヘッドライトがゴルフとして初めて採用されたものだ。
インテリアもGTI専用のスポーツシート、本革巻きの3本スポークマルチファンクションステアリングホイール、本革巻きシフトノブなどが装備されている。このスポーツシートはタイトなホールド性を感じさせるもので、横Gのかかるシーンでもしっかりと体を支えてくれると評価しょう。
外観デザインの基本はゴルフ6のものだが、GTI専用のハニカムグリルやその上下に2本の赤いラインが設定されるのはGTIのお約束ともいえる部分。大型の前後エアロバンパーやスポイラー、フォグランプなどが精悍な印象を与えている。ヘッドライトはダイナミックコーナリングランプ付きのバイキセノンヘッドライトがゴルフとして初めて採用されたものだ。
インテリアもGTI専用のスポーツシート、本革巻きの3本スポークマルチファンクションステアリングホイール、本革巻きシフトノブなどが装備されている。このスポーツシートはタイトなホールド性を感じさせるもので、横Gのかかるシーンでもしっかりと体を支えてくれると評価しょう。
基本的なフォルムはゴルフ6と共通だが、専用の前後エアロなどを装備し、GTIらしい存在感と精悍なイメージが与えられている。
大きなルーフスポイラーや大径ホイールなどでスポーティな雰囲気が演出されている。見た目にも走りの良さを想像させてくれる。
もはやGTIのお馴染みとなったハニカムグリルを装備している。コーナーリングランプ付きのバイキセノンランプはゴルフ初だ。
エアロバンパーや左右2本出しのマフラーで、標準モデルと差別化している。どれもさりげないデザインだがGTIらしい演出だ。
17インチのタイヤ&アルミホイールが標準装備。乗り心地とハンドリングのバランスも良く、これで十分満足できる走りが味わえる。
アクティブシャーシコントロールのDCCとセットオプションの18インチアルミホイール。コーナーでの安定感の高さは抜群だ。
トルクフルで扱いやすいエンジンと優れたシフトフィールの6速DSGを搭載
搭載エンジンは直列4気筒2リッターの直噴ターボで、これだけを見ると従来のエンジンと変わらないが、ブロックが新しくなった新設計のエンジンだ。これによってパワー&トルクも211ps(155kW)/28.6kg-m(280N・m)へと向上していると評価していい。
実際に走らせて見ると、パワー&トルクの向上より新エンジンの吹き上がりの滑らかさのほうが印象に残った。動力性能そのものは従来から十分なレベルにあったので、アクセルワークに合わせてタコメーターの針が立ち上がっていく様子が気持ち良かった。
最大トルクを発生する回転数も従来に比べて低くなっていて、低回転域から太いトルクを発生するので、加速の力強さは一段と強力なものになっている。
6速DSGのシフトフィールの良さは相変わらずで、Dレンジのままでもショックのない湿式DSGならではの自然な変速を見せるし、レバーを操作して積極的な走りを楽しむときにも素早いレスポンスが得られる。
実際に走らせて見ると、パワー&トルクの向上より新エンジンの吹き上がりの滑らかさのほうが印象に残った。動力性能そのものは従来から十分なレベルにあったので、アクセルワークに合わせてタコメーターの針が立ち上がっていく様子が気持ち良かった。
最大トルクを発生する回転数も従来に比べて低くなっていて、低回転域から太いトルクを発生するので、加速の力強さは一段と強力なものになっている。
6速DSGのシフトフィールの良さは相変わらずで、Dレンジのままでもショックのない湿式DSGならではの自然な変速を見せるし、レバーを操作して積極的な走りを楽しむときにも素早いレスポンスが得られる。
2リッター直噴ターボのTSIは基本的には従来と共通のもの。だがパワーアップやトルク特性の見直しにより、力強い加速を手に入れた。
シフトフィールの良さには定評のある6速DSGを搭載する。ダイレクト感あふれる走りはそのままに、滑らかな変速が味わえる。
メーターのデザインは標準車と共通のもの。だが280km/hスケールのスピードメーターで、スペシャルモデルであることを主張する。
一段と高いコーナーリング性能を実現させた足まわりは高評価
足回りは標準仕様が17インチの45タイヤで、18インチの40タイヤがアクティブシャーシコントロールのDCCとセットでオプション設定されている。両方の仕様に試乗したが、基本的には17インチ仕様で十分だと思う。今回のGTIにはESPの制御と合わせてアンダーステアを抑制する電子制御ディファレンシャルロックのXDSが装備されているので、一段と高いコーナリング性能が得られるからだ。
ステアリング操作に対して素直に反応し、ロールを抑えた安定した姿勢でコーナーを抜けていく感じがとても良い評価なのだ。
18インチタイヤ+DCCの組み合わせを選ぶと、優れたハンドリング性能と乗り心地がより高いレベルで両立される。ノーマル、スポーツ、コンフォートの3種類のモードが設定されていて、状況に合わせて好みの走り味を選ぶことができる。
モード設定による違いはそれほど大きくなくて、ノーマルモードが最も好感の持てるものだったが、ワインディングではステアリングフィールも変わるスポーツモードを選びたいし、タウンユースではコンフォートで走りたいと思うから、モード選択の意味はそれなりにある。
今回のゴルフ6では、GTIが最多量販グレードになるかどうかは分からないが、それでも一定以上の比率で売れるのは間違いないだろう。GTIが登場することでシロッコが影響を受けることになるかも知れない。
ステアリング操作に対して素直に反応し、ロールを抑えた安定した姿勢でコーナーを抜けていく感じがとても良い評価なのだ。
18インチタイヤ+DCCの組み合わせを選ぶと、優れたハンドリング性能と乗り心地がより高いレベルで両立される。ノーマル、スポーツ、コンフォートの3種類のモードが設定されていて、状況に合わせて好みの走り味を選ぶことができる。
モード設定による違いはそれほど大きくなくて、ノーマルモードが最も好感の持てるものだったが、ワインディングではステアリングフィールも変わるスポーツモードを選びたいし、タウンユースではコンフォートで走りたいと思うから、モード選択の意味はそれなりにある。
今回のゴルフ6では、GTIが最多量販グレードになるかどうかは分からないが、それでも一定以上の比率で売れるのは間違いないだろう。GTIが登場することでシロッコが影響を受けることになるかも知れない。
赤いステッチが入った専用ステアリングなどで、標準車との差別化が図られている。実用性はそのままにスポーティさをプラスした印象。
リヤシートは標準モデルと同じく、とても快適だ。足元や頭上のスペースにも余裕があり、長時間ドライブでも苦痛は感じない。
シート地は初代ゴルフGTIを思わせる赤と白のチェック柄を採用。サイドのサポートも十分で、コーナーでもしっかり体を支えてくれる。
こちらはオプションのブラックレザーシート。チェック柄は採用されないが手触りは良く、スポーティかつ上質な雰囲気を持っている。
DCC(アクティブシャーシコントロール)の切り替えスイッチ。足まわりやステアフィールが変更され、違った乗り味を実現する。
ラゲッジの広さは歴代ゴルフの美点のひとつ。容量やシートアレンジも十分満足できるもので、非常に使いやすいのが特徴だ。
代表グレード | フォルクスワーゲン ゴルフGTI |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4210×1790×1460mm |
車両重量[kg] | 1400kg |
総排気量[cc] | 1984cc(ターボ) |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 211ps(155kw)/5300〜6200rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 28.6kg-m(280N・m)/1700〜5200rpm |
ミッション | 6速DSG |
10・15モード燃費[km/l] | 13.0mk/l |
定員[人] | 5人 |
税込価格[万円] | 366.0万円 |
発売日 | 2009/9/5 |
レポート | 松下宏 |
写真 | 森山良雄 |
(レポート:松下 宏)
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