フォルクスワーゲンは6月29日、コンパクトSUV「クロスポロ」をフルモデルチェンジし、発売した。新型クロスポロは、これで2代目。SUVテイストあふれる内外装デザインが特長で、ベースのポロとは異なる印象に仕上げられている。また全高を1505mmに抑えることで、多くの立体駐車場に入れられるのも魅力だろう。さらに専用の17インチタイヤ＆アルミホイールは、力強く精悍なイメージをプラスしている。新型クロスポロのインテリアはエクステリアカラーとのコンビネーションが図られており、3色が用意されているのも注目したいところだ。
　新型クロスポロに搭載されるエンジンは、ポロにも搭載されている1.2リッターのTSIだ。先代クロスポロの1.6リッターNA(自然吸気)よりも排気量は少ないが、直噴ターボとすることで1.8リッター並のトルクを実現。それでいて10・15モード燃費は従来の14.4km/lから約29％アップの18.6km/lとしている。これはミッションが6速ATから、フォルクスワーゲンお馴染みのツインクラッチトランスミッション「7速DSG」に変更されたおかげでもある。
　気になる新型クロスポロの価格だが、ベースとなったポロ TSIハイラインから18万円アップの260.0万円。追加になった専用アイテムを考えれば、十分にリーズナブルな価格といえる。もちろんエコカー減税(50％)にも適合している。