フィット3ハイブリッドの価格は163.5万円から!2013年9月5日発表! 新型ホンダ フィット ハイブリッド新車情報・購入ガイド トヨタ アクアの燃費35.4km/Lを越えるた36.4km/L! 新型フィットハイブリッドのスポーツ・ハイブリッドを試乗評価 [CORISM]
フィットハイブリッド&ヴェゼルハイブリッド、7速DCTが3度目のリコール
このトラブルは、自動変速機制御コンピュータのプログラムが不適切なため、ギヤがかみ合わず、発進に時間を要するというもの。2013年10月24日に1回目の届け出。2回目は2013年12月20日、3回目は2014年2月10日となっている。驚きなのは、3回のリコールすべてが7速DCTに起因する。そのため、3回目のリコールとなるため、初期に販売された新型フィットハイブリッドで、1回目のリコール対象台数:4,883台のオーナーは、わずか半年で3回ものリコールによる修理を行わなくてはならないという状態になっている。
この3回目のリコール内容も7速DCT型自動変速機を搭載した車両において、変速機内の1速ギヤがかみ合わないために、発進不良、坂道でのずり下がり、加速不良などが発生する場合がある。再加速や発進に時間を要するおそれがある、というもの。
この結果、生産工場では出荷停止、納車前の車両は引き渡しの停止が行われていて、消費税増税前の登録ができない顧客も出ている。2~3月は年度最大の繁忙期と、消費税増税前の駆け込み需要が重なり、まさに販社にとって決算前の正念場だっただけに、大きな打撃になることは確実。顧客にとっても、3月までに納車できなくなった場合の税金アップ分を誰が払うのかという交渉も増える。
アクアよりも安くて燃費が良い、新型ホンダ フィットハイブリッドの評価は?
2010年に登場したフィット ハイブリッドがだが、それからわずか3年でまったく新しいハイブリッドシステムであるスポーツ・ハイブリッドi-DCD(インテリジェント・デュアル・クラッチ・ドライブ)を搭載して、3代目である新型ホンダ フィットハイブリッドがデビューしたのだ。
IMAではトヨタに勝てないと判断したホンダ経営陣は、古い技術に固執することなく、まったく新しいスポーツ・ハイブリッドi-DCDを短期間で開発したのは、まさにホンダの高い技術力と、技術でトヨタに負けないという意地の象徴でもある。
■ホンダ フィットハイブリッド新車情報・購入ガイド アクアより燃費が良くて安い! この実力で登録車販売台数ナンバー1を奪取せよ! ホンダ渾身のハイブリッドシステムを搭載したフィット3デビュー
燃費の1.3Lとパワフルな1.5L。2つの個性の新型エンジンを搭載! その実力を評価する。
量販グレードに搭載され、最もベーシックな1.3Lエンジンは、アトキンソンサイクルDOHC i-VTECとなった。73kw&119Nmというパワーとトルクを発揮。燃費は26.0㎞/Lという低燃費を実現。これは、同じ排気量をもつマツダ デミオ スカイアクティブ の62kw&112Nm、25.0㎞/Lを上回った。つまり、出力&燃費ともクラストップレベルとなっている。
さらに、排気ガスを再循環させるクールドEGRや、キャパシタ電源アイドルストップシステムなど、最新の低燃費技術が投入されている。
この1.3Lエンジンの完成度は高く、高低差があり曲がりくねったテストコースでの試乗でも、20.5㎞/Lを記録。ハイブリッド車が23.0㎞/Lだったので、その差はわずかだった。かなり実燃費も期待できるので、ハイブリッド車を除けば、この1.3Lエンジン搭載車がベストバイともいえる。
■ホンダ フィット新車情報・購入ガイド すべてが新しくなったフィット3。低燃費性能、広大な室内、静粛性など、すべてでライバルの上を行く実力
9月5日発表! 新型ホンダ フィットハイブリッドの価格は、163.5万円から! しかし、実際の売れ筋グレードは170万円台前半か?
装備やハイブリッドシステムそのものが異なるので、単純比較とはいかないが、新型ホンダ フィットハイブリッドの燃費がクラス最高となる36.4km/Lで、アクアの35.4km/Lを上回り、さらに価格も安いということになる。
ホンダがここまで、トヨタのハイブリッドに対抗意識を燃やすのは、プリウス VSインサイト 、アクアVSフィットハイブリッドというハイブリッド対決での惨敗によるものだ。
そこで、ホンダは2009年にデビューしたインサイトに搭載された1モーター式ハイブリッドシステムIMAを捨てて、わずか4年でアコードハイブリッドに搭載された2モーター式ハイブリッドと、新型フィットハイブリッドに搭載された1モーター式ハイブリッドシステム、スポーツ・ハイブリッドi-DCDという2つのハイブリッドシステムを開発したのだ。
新型ホンダ フィットハイブリッドは、1モーター式。2モーター式を使うアクアよりは、モーターが1つ少ない分コストは低くなるが、徹底的にコストダウンの進んだアクアのニッケル水素電池に比べ、フィットハイブリッドは、新開発で高価なリチウムイオン電池を使っている。
アクアの場合、2代目プリウスと同じハイブリッドシステムをリファインしたものを使う。悪くいえば、2代目プリウスで開発コストさえもほぼ回収したシステを使うのだから、利益率はかなり高いと思われる。そういう見方をすれば、高めの価格設定ともいえるだろう。このシステムは、カローラ ハイブリッドにもそのまま使われているので、どんどんコストは下がっているはずなのだ。
対して、新型ホンダ フィットハイブリッドは、エンジン、バッテリー、ハイブリッドシステムなど、すべてが新開発されているので、トヨタより、圧倒的にコスト高になっている。ホンダは、今後、フィット シャトルハイブリッド、セダン 、SUV 、フリード とフィットハイブリッドベースの車種を増やしてコスト回収を図る。とはいえ、トヨタの販売台数を上回ることは容易ではないが、トヨタに負けないという志が、結果として、より良いハイブリッド車が安く買え、我々顧客にメリットを与えている。トヨタだけなら、ハイブリッド車は、超高級車になっていただろう。
実際に新型ホンダ ハイブリッドやトヨタ アクアを比較評価して購入する場合、気を付けなくてはならないのは、エントリーモデルの価格だ。フィットハイブリッドとアクア共、160万円台で買えるようになっているのだが、このエントリーモデルは、完全に価格訴求モデルであって、装備はかなり貧弱だ。つまり、CMやチラシなどで一見価格を安く伝え、店舗に行くとエントリーモデルの価格プラス10万円くらいのモデルで見積もりとなり、想像以上に高価になる。
例えば、アクアはLグレードが169万円から。しかし、そこそこの装備というとSグレードの180万円となり、11万円もアップする。このことから、新型フィットハイブリッドも同様と見られ、163.5万円がスタート価格なので、プラス10万円弱アップが実際のエントリーモデル価格となる。新型フィットハイブリッドの場合、170万円台前半とみられており、アクアとの価格差も7~8万円とさらに広がり価格訴求力を増していると言われている。
当然、トヨタも世界最高燃費を新型フィットハイブリッドに更新されて黙っているわけもない。年内にも新型フィットハイブリッドの燃費を上回る新型トヨタ アクアが投入されるという噂がある。ただ、燃費は新型フィットハイブリッドを超えても、価格が高いままではセールス上は不利になるケースもある。新型アクアの価格改定にも注目したい。
また、ホンダもどうやらこういったトヨタの動きを予想しており、新型トヨタ アクアが新型フィットハイブリッドの燃費超をした後、さらなる燃費アップを企んでいるとの噂は早くも出始め、フィットハイブリッドVSアクアの燃費競争は、熾烈を極めることが予想される。
新型ホンダ フィット3ハイブリッドの試乗評価
走行したテストコースは、欧州の郊外路をイメージしており、道幅は狭くアップダウンも多い。正直、燃費にはキツイ印象だ。フィットハイブリッドに乗り込み、イグニッションをオン。ホンダ車としては、初となるシフト・バイ・ワイヤが採用されたシフトノブをDレンジに入れる。このフィットハイブリッド専用のシフトノブのデザインは、なかなか近未来を感じさせるデザインで高評価。逆に、ガソリン車のCVT&MTが平凡すぎてしまうほどだ。
フィットハイブリッドのアクセルをゆっくりと踏むと、スルスルぅ~と無音のままEV走行を開始。先代のハイブリッドシステムIMAは、ほとんどすぐにエンジンが始動していただけに、大きな違いだ。60㎞/Lくらいまで加速すると、ほとんどEV走行というわけでなく、エンジンが時々始動する。
アクアにはEV走行モードがあり、これを押せば強制的にEV走行が可能。しかし、フィットハイブリッドは1モーターの7速ツインクラッチ式ミッションで、奇数段がモーターとつながっている仕組みのため、強制的EV化する機能をもたない。そんなフィットハイブリッドだが、JC08モード測定条件では、1モーター式のフィットハイブリッドなのだが、2モーター式のアクアと同等なEV走行が可能だという。
<新型ホンダ フィット3ハイブリッドの評価>
■ホンダ フィット ハイブリッド新車試乗評価 フィット3の実燃費を計測! 燃費はイーブン? その他をアクアと比較評価すると・・・。
■新ハイブリッドシステムに、リチウムイオン電池、電動サーボ式のブレーキなど最新技術が満載の新型ホンダ フィットハイブリッドの全容を解明!
新ハイブリッドシステムに、リチウムイオン電池、電動サーボ式のブレーキなど最新技術が満載の新型ホンダ フィットハイブリッドの全容を解明!
スポーツハイブリッドi-DCDでは、EVモードで走り出すので発進からして、とても静かである。アクセルを踏み込むなどすれば、すぐにエンジンがかかり、ハイブリッド走行に入るが、これもモニターを見ているから良く分かるようなもので、注意していないとエンジンの始動が分からないくらいの感覚だ。
<新型ホンダ フィット3ハイブリッドの評価>
■新型ホンダ フィットハイブリッド新車試乗評価 トヨタ アクアを超えた世界最高燃費36.4km/Lを誇るスポーツハイブリッドi-DCDの実力を評価する!
新型ホンダ フィット3のガソリン車試乗評価
新型ホンダ フィトの基本プラットホームは新しくなったそうだが、センタータンクレイアウトなどは継承していて、小さなボディに広い室内空間を持つという特徴は従来と変わらない。このパッケージングと使い勝手の良さはフィットならではだ。
新型フィット1.3L車は、これぞフィットという感じのグレードで、量販モデルにふさわしい仕上がりだった。実際に走らせた印象としては、これで十分という感想を持った。高速道路を使って長距離を走る機会の多いユーザーならともかく、タウンユースを中心に日常的な走りを中心にするユーザーなら、文句のないクルマになると思う。もちろん長距離だってそれなりにこなす。
<新型ホンダ フィット3ガソリン車の評価はこちらから>
■新型ホンダ フィット新車試乗評価
1.5L直噴エンジンが新登場! 売れ筋は、実用燃費に優れた1.3L!
新型ホンダ フィット3ハイブリッドの価格は? ライバル、アクアをより安い?
インサイトや現行フィットハイブリッドに搭載したハイブリッドシステムIMAは、プリウスやアクアに搭載されているハイブリッドシステムTHSIIに販売台数面で大敗した。3代目となる新型ホンダ フィットハイブリッドは、フルモデルチェンジを期に、当然、打倒トヨタ アクアを打ち出している。そこで、新型ホンダ フィットハイブリッドには、アクアの35.4km/Lを超えるための1モーター式のスポーツ・ハイブリッドi-DCD(インテリジェント・デュアル・クラッチ・ドライブ)が搭載される。
しかし、問題は価格だ。それは、新型ホンダ フィットハイブリッドには、とにかく新開発の最新技術がてんこ盛り状態。一体、いくらになるのか想像がつかないくらいだ。新開発となる部分は多岐に及ぶ。まずは、フルモデルチェンジなので、プラットフォームに始まり、スポーツ・ハイブリッドi-DCD、リチウムイオン電池、ブレーキ・バイ・ワイヤである電動サーボブレーキ、1.5Lアトキンソンサイクルエンジン、フル電動コンプレッサー、追突軽減自動ブレーキなどが上げられる。これほどの技術が、価格競争が厳しコンパクトカーに採用されているかと思うと驚く他はない。
トヨタは、プリウスがインサイトに圧勝したことを受け、アクアの価格を高めに設定し、プリウスも値上げした。それでも、その人気は衰えることはない。そうなると、新型ホンダ フィットハイブリッドの価格もアクア並みの高価なものになるのかもしれない。
しかし、ホンダ関係者からは新型ホンダ フィットハイブリッドの価格については、現行並に抑えたいとの声が聞こえてくる。現行のフィットハイブリッドの価格は159万円。いくらなんでも、この価格は無理としても、フィットハイブリッドのスマートセレクション168万円前後がエントリーグレードのスタート価格になる可能性が高い。
もし、160万円台で発売されることがあるのなら、アクアLグレードの169万円と同等ということになる。しかし、アクアのLとSグレードはとくにパッケージオプションを装着しないと満足な装備にならないので、実質は200万円に近い価格となる。
アクアの場合、ハイブリッドシステムである1.5LTHSIIに、手を加えたとはいえ先代プリウスのもの。プラットフォームもヴィッツ ベース。そう考えると、新型ホンダ フィットハイブリッドがこれだけの新技術を投入して、アクアより価格を安くできるのかどうかというのには注目だ。
もし、アクアより圧倒的な価格差を付けることができたのなら、燃費で勝り、今までなかったデュアルクラッチ式のミッションを搭載したハイブリッドシステムを搭載する新型ホンダ フィットハイブリッドの存在は、トヨタにとって脅威となることは間違いない。新型フィットハイブリッドVSトヨタ アクアの販売台数戦争も過熱するだろう。何が何でもアクアという人も、新型フィットハイブリッドが出てから購入することをオススメする。販売戦争が加熱すれば、ほぼ値引きゼロというアクアも大幅に値引きしなくてはならなくなるからだ。
新型フィットハイブリッドが、価格を抑制できる理由のひとつは、プラットフォーム戦略にあると予想できる。今後ホンダは、新型フィットをベースとした新型車を続々と投入する。フィットの次が、12月に発売されると言われているアーバンSUVコンセプト 、そして2014年にはシティと噂されているセダンが登場する。多くのボディを変えた車種を作ることでコストを下げるというものだ。
新型ホンダ フィットハイブリッドが登場するのは、2013年9月初旬。新型フィットハイブリッドの価格と評価が分かるまで、コンパクトカー は買ってはいけない。
新型ホンダ フィットハイブリッドには、ブレーキ・バイ・ワイヤ技術が搭載か?
そんな新型ホンダ フィットハイブリッドについての概要は、下記でレポートしている。新型フィットハイブリッドは、1モーター式ハイブリッドで7速ツインクラッチ式のミッションという組みわせが話題を呼んでいるが、その他にも多くの技術が投入されている。
フィットハイブリッドを低燃費化させることで重要なのは、もちろん1.5Lアトキンソンサイクルエンジンの熱効率をアップさせること。しかし、それだけではない。ハイブリッド車は、基本的にガソリンで走り無駄に使っていたエネルギーを電力に換え、バッテリーに蓄電し、低速域や加速時にモーターを駆動させエンジンの負荷低減やEV走行により低燃費化させている。つまり、どれだけ捨てていたエネルギーを回収してバッテリーに貯めるかといのも、低燃費化させるための重要な要素。最近では、ガソリン車などにも使われている減速エネルギー回生システムなどが代表的な例で、ハイブリッド車は、さらにモーターによる回生とブレーキを協調制御させて、より多くの減速エネルギーを電気に変換している。
新型フィットハイブリッドには、協調回生ブレーキをより進化させえたブレーキ・バイ・ワイヤである電動サーボブレーキを搭載するようだ。通常、ブレーキペダルを踏むと、その力がマスターシリンダーという装置で油圧に変わり、この圧力でブレーキをかける。ブレーキ・バイ・ワイヤは、ブレーキペダルと油圧を生み出すマスターシリンダーが機械的につながっていない。簡単にまとめると、ブレーキペダルを踏む力を電気信号に換え、モーターが油圧をコントロールするというものだ。
今までのようにブレーキペダルとマスターシリンダーがつながっていると、ブレーキの踏み始めや停止付近に、どうしても油圧ブレーキでは回生出来ない部分があったという。バイ・ワイヤになったことで、モーターがきめ細かく油圧をコントロール。ブレーキの踏み始めや停止付近など、今まで回生出来なかった減速エネルギーをより多く回生できるようになった。
この電動サーボブレーキにより、回生できるエネルギーは約8%も向上した。回生できた電力により、より多くEV走行ができたり、エンジンをアシストできるようになるので、当然、燃費は向上する。また、回生できる電力量が増えれば、大きく高価な電池を搭載する必要も無くなり、より小さな容量の電池で済み、軽量化にも貢献する。軽量化されれば、より燃費も向上する。電池容量が小さくて済むということは、コストも下がり、新型フィットハイブリッドの販売価格も下がるということになる。今のところ、電動サーボブレーキは、ハイブリッドやEVにとっていいことばかりということだ。
コンパクトカーでありながら、多くの最新テクノロジーを搭載して登場する新型ホンダ フィットハイブリッド。SUV など派生車も誕生することも公表されていることからも、2013年最も注目されるおすすめコンパクトカーになることは十分に予想出来る楽しみな1台だ。
2013年1月17日更新 新型ホンダ フィットハイブリッドに、まさかの派生車、コンパクトカーSUVが存在した!
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新型フィットに搭載されるスポーツハイブリッドi-DCDとは?
1モーター式のハイブリッドシステムは、すでにフィット ハイブリッドに搭載されているタイプで、モーターは主にエンジンのアシストとして使われる。対して、トヨタ アクアやプリウスに使われているハイブリッド方式は2モーター式。エンジンの出力を分割してモーターを回して充電したり、エンジンとモーターを同時に使うなど、複雑な仕組みをもち効率を重視したハイブリッド方式だ。
ホンダは、この1モーター式がコンパクトカーに最も合ったハイブリッド方式だと考えている。1モーター式は、仕組みがシンプルでコンパクトであることから、システム全体も軽量にできる。コンパクトカーに搭載するので、限られたスペースを有効に使える。さらに、コンパクトカーは価格も重要。シンプルなシステムで、部品点数も少ないので価格をリーズナブルに抑えることができるなどのメリットがあるという。
ホンダは、このスポーツハイブリッドi-DCD(Intelligent Dual Clutch Drive)を搭載した新型フィットを2013年に発売する予定だ。すでに、このシステムを搭載したプロトタイプも公開している。
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すべてが新しい驚きのハイブリッド技術! 従来モデルより30%以上もの燃費アップ。トヨタ アクアを超えるのか?
その結果、新型フィット ハイブリッドは、現行フィット ハイブリッドより燃費が30%以上アップするという。30%アップなら、26.4km/Lが34.3km/Lになる。新エンジンが1.5Lのアトキンソンサイクルエンジンになったこともあり、新型フィット ハイブリッドは、トヨタ アクアと真っ向勝負を挑むことになる。トヨタVSホンダのハイブリッド戦争で、大敗&連敗中のホンダにとって、今回の新型フィット ハイブリッドはもう負けられない戦いになる。
しかし、燃費が30%のアップでは、トヨタ アクアの35.4km/Lを超えることはできていない。ハイブリッド戦争に勝つためには、少なくとも35%以上の燃費向上が必要になる。
この新型フィット ハイブリッドに搭載されるスポーツハイブリッドi-DCD(インテリジェント デュアル クラッチ ドライブ)のプロトタイプ車に試乗した者のレポートでは、デュアル クラッチになったことで、CVTには無いダイレクト感あるスポーティな加速フィーリングになったという。また、あまりEV走行できず燃費が稼がなかった現行フィット ハイブリッドに比べると、かなりEV走行が可能なレンジが増え、燃費向上への期待は大きいという。
再び、トヨタに戦いを挑むホンダの技術力に注目!
トヨタは、ホンダとのハイブリッド戦争に圧勝したことで、アクアの価格を高めに設定し、プリウスの価格もアップし利益率を高めた。ホンダが、新型フィット ハイブリッドの価格をアクアと同等程度で設定しても、販売力で勝るトヨタに勝つのは容易ではない。新型ホンダ スポーツハイブリッドi-DCDは、価格設定も重要だろう。
今回のスポーツハイブリッドi-DCDは、まさにホンダの独創のハイブリッド技術であり、トヨタの2モーター式ハイブリッドと勝負できるレベルになっているはずだ。連敗を喫したホンダではあるが、自らの技術力にさらに磨きをかけ、あきらめず王者トヨタに再び戦いを挑む。このチャレンジ精神こそ、ホンダの力の源なのだろう。新型フィットスポーツハイブリッドi-DCDへの期待は膨らむばかりだ。
2013年はハイブリッド化が加速する。各社ハイブリッド車を進化させ、投入を急ぐ。2013年はハイブリッドの年になる。新型フィット スポーツハイブリッドi-DCDと同様に、2013年はマツダ アクセラがトヨタのハイブリッド技術とスカイアクティブ 技術を融合したハイブリッド車をリリースする可能性もある。クラスは違うが、トヨタは圧倒的な燃費を誇る新型クラウン ハイブリッドを12月末にリリース。2013年には、スカイライン もフルモデルチェンジし、ハイブリッドシステムの搭載も噂される。
<新型ホンダ フィットスポーツハイブリッドi-DCD概要>
■1モーターの「SPORT HYBRID Intelligent Dual Clutch Drive」
クラストップレベル※2の燃費に加え、従来モデルを超える力強い加速Gと、リズミカルで伸びのある加速感により、ファンな走りを実現。新開発の直列4気筒1.5Lアトキンソンサイクルエンジンに、高出力モーター内蔵の7速DCT※3とリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、従来型の1モーターハイブリッドシステムに比べて、30%以上の効率向上を実現するドライブユニット。
※2 1.5Lエンジンのハイブリッドシステム
※3 Dual Clutch Transmission(デュアル・クラッチ・トランスミッション)
<システムの概要>
・加速、高速クルーズ時はクラッチを接続させ、1モーター+エンジンによるスポーティーな走りを実現
・発進、低・中速クルーズ時は、クラッチでエンジンを切り離し、高効率なEV走行を実現
・減速時もクラッチでエンジンを切り離し、エネルギー回生を高めることで燃費の向上に寄与
フィット ハイブリッドの前に、2モーター式ハイブリッドの新型ホンダ アコード ハイブリッドが6月デビュー!
この新型アコード ハイブリッドに搭載されるハイブリッドシステムは、スポーツ ハイブリッド インテリジェント マルチモード ドライブと呼ばれ、SPORT HYBRID i-MMDと表記される。ホンダは1モーター式のインサイトやフィットで、トヨタの2モーター式ハイブリッドシステムであるTHS-IIに燃費で敗れ、プリウスやアクアに販売面で大きく遅れをとった。今回のスポーツハイブリッドi-MMDの登場により、アコードや今後発売されるであろう新型オデッセイ ハイブリッドに搭載し、中型クラスのハイブリッド車戦争にも参戦する。
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