ドイツの新スポーツカーメーカー日本上陸【アルテガGT新車情報】

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【その他】2011/10/18

 

VW製エンジンとミッションを搭載したライトウェイトスポーツカー

アルテガGT

 アルテガジャパンは、2シータースポーツカーの「アルテガGT」を発売した。このアルテガGTは、ドイツのアルテガオートモービルが製造する2シーターライトウェイトスポーツカー。ドイツの電子システムサプライヤー「パラゴン」を経営するドイツ人のクラウス・ディーター・フレールスが、2006年に設立したスポーツカーメーカーだ。2007年のジュネーブ・モーターショーで「アルテガGT」を世界に向けて発表した。

このアルテガGTのボディは、軽量さと堅牢さを兼ね備えるアルミニウム製スペースフレーム。単体重量を100kg以下に収めた軽量なアルミニウム製の骨格には、高張力鋼のパイプフレームを介してパワーユニットが取り付けられている。軽量化を実現するため、ボディには世界初となるカーボンファイバーにより補強されたポリウレタン素材を採用。ルーフとトランクにはポリウレタンの積層化により、ねじり剛性を高めている。さらに、ボンネットはポリウレタンより軽量なカーボンファイバー製。徹底的な軽量化により、1132kgを実現している。似たようなスペックを持つロータス エヴォーラが1390~1450kgなので、軽量化へのこだわりはそうとうなものだ。

そんな軽量ボディに搭載されるのは、VW製3.6LのV6DOHCエンジン。最高出力220kW (300ps)、最大トルク350Nmを発揮し、ミッドシップに横置き搭載される。ミッションもVW製6速DSGを使い、0-100km/h加速は4.8秒、最高速度は270km/hに達する実力をもつ。良くも悪くもVW製なので、信頼性は高い。

スタイリングは、BMW Z8やアストンマーティンのデザイナーとして知られるヘンリック・フィスカーのデザイン案をほぼそのまま具現化。スタイリッシュでありながら、存在感のある佇まいが印象的だ。

アルテガGTは、車台をはじめとする多くの部品を自社製造することにより、高い作業品質を実現し、1台1台が手作業で生産される。

また、アルテガ社は2011年3月に開催されたジュネーブ・モーターショーで、新たにパワーユニットを電気モーターに換装したEVスポーツ「アルテガSE」を発表。2012年4月から販売を開始ししている。

このアルテガGTを実際に見れる日本初のショールームは、東京・東麻布にオープンしている。

■「アルテガGT」価格
・11,890,000円

■「アルテガGT」主要緒元

・ステアリング 左
・全長×全幅×全高 4015×1882×1180 mm
・ホイールベース 2460 mm
・トレッド(前 / 後) 1534 mm / 1570 mm
・最低地上高 124 mm
・車両重量 1132 kg
・乗車定員 2 名
・エンジン V 型6 気筒DOHC
・総排気量 3597 cc
・ボア×ストローク 89.0×96.4 mm
・圧縮比 11.4
・燃料供給装置 電子制御コモンレール式筒内直接噴射
・最高出力 220 kW (300 PS) / 6600 rpm
・最大トルク 350 Nm / 2500 rpm
・燃料タンク容量 68 L
・燃料消費率 (Euro 5) 9.2 L / 100 km
・トランスミッション 6 速DSG
・駆動方式 後輪駆動
・ステアリング形式 ラック・ピニオン式
・ブレーキ形式(前 / 後) ベンチレーテッドディスク / ベンチレーテッドディスク
・サスペンション形式(前 / 後) ダブルウィッシュボーン / ダブルウィッシュボーン
・タイヤ(前 / 後) 235/35ZR19 / 285/30ZR19
・ホイール(前 / 後) 8.0 J × 19 / 9.5 J × 19
・パワーウェイトレシオ 3.77 kg / PS
・0-100 km/h 加速 4.8 秒
・最高速度 270 km/h

アルテガGT

アルテガGT

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(レポート:大岡 智彦

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