【中古車購入術】"幸せ家族計画"を立てよう!〜ライフスタイルの変化に応じたスマートな乗り換えの提案〜 [CORISM]

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【生活・文化】2010/09/27

「新車vs中古車」どっちがお得!?

子育て世代のライフサイクルの変化は早い! 新車より中古車で幸せ家族計画を考える

 新車の代替えサイクルはここ最近、7〜8年とも言われている。少し前には6年程度だったのに比べ、年を追うごとに伸びているのが現状だ。いくらクルマが壊れにくくなったとしても、10年弱というサイクルは、決して短くはない。とくに、幼児を持つ子育て家族にとって、子供を中心としたライフサイクルの変化はとても早く、今に合わせたクルマでは、あっという間に現状に合わなくなる可能性も高い。そこで、子育て家族にとって新車を買って長く乗るか、それとも中古車をこまめに乗り換えるのと、どちらが幸せ家族になれるのか考えてみた。

新車or中古車 究極の選択

 新車で購入した1台のクルマを壊れるまで乗り続けるのと、中古車を数年ごとに乗り換えていくのとでは、果たしてどちらがスマートなカーライフなのだろうか? 新車乗り潰し派、中古車乗り換え派をそれぞれ同条件で、[28歳の既婚男性が30歳で第1子、32歳で第2子を設けた場合]を例に考えてみよう。
 新車乗り潰し派は、当時人気絶頂のトヨタ プリウスを購入。「どうせ長く乗るのだから」と装備にもこだわり、最上級グレードG ツーリングセレクション レザーパッケージを選んだ。車両価格だけでも327万円と高い買い物だったが、時代の最先端を行くモデルだけに満足度は高かった。
 一方、中古車乗り換えは、3年落ちのホンダ フィットを購入。中古車とはいえ現行モデルで、比較的走行距離の少ない上級モデルを約100万円で購入している。その後、中古車乗り換え派は、第2子が生まれる4年後に5ナンバーミニバンのトヨタ ヴォクシーに乗り換えた。これも3年落ちのモデルとはいえ現行モデルを約150万円で購入。
 この時点で、新車乗り潰し派はまだローンが完済できずにいた。プリウスはさらに燃費の向上した現行モデルが登場しているが、まだまだ旧型を乗り続けなければならない。家族が増えて手狭になったクルマは家族からも不満の声が……。
 さらに中古車乗り換え派は、子供が大きくなる4年後にもう一度(1クラス上のミニバンに)買い換えを予定している。この時点で新車乗り潰し派は3回車検をクリアすることになるが、走行距離がかさむにつれ維持費もかさむ。頼みのメーカー保証期間もなくなり、思わぬ出費が痛手になる。
 もちろん中古車も維持費はかかるが、最近ではガリバーのように手厚い保証制度を売りにしているお店もある。中古車を安心して選べる時代になってきているのだ。
 クルマは自分のライフスタイルに合わせて乗り換えるのがスマート。これが結論だ。
トヨタ プリウス フロントビュー
トヨタ プリウス リヤビュー
トヨタ プリウス G ツーリングセレクション レザーパッケージ インテリア

トヨタ プリウス
新車の場合、どうしてもローンの完済まで時間がかかってしまうことも多い。少々高い新車でも長く乗れば得と考えていても、家族構成などライフスタイルの変化に合わなくなってしまうこともある。

ホンダ フィット フロントビュー
ホンダ フィット リヤビュー
ホンダ フィット インテリア

ホンダ フィット

トヨタ ヴォクシー フロントビュー
トヨタ ヴォクシー リヤビュー
トヨタ ヴォクシー インテリア

トヨタ ヴォクシー
中古車は車両価格が安いことが魅力。それだけに少ない出費でライフスタイルの変化にあわせた乗り換えができる。たとえば始めはフィットなどのコンパクトカーで、子供が増えたらヴォクシーなどのミニバンに乗り換えるということもできる。結果的には利便性も高く経済的負担も少ないので、中古車を乗り換えていくのがおすすめだ。

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(レポート:CORISM編集部

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