三菱Concept CA-MiEV(コンセプト・シーエー・ミーブ)新車情報・購入ガイド 次期新型三菱アイ・ミーブ? 軽自動車枠を越え、本格派コンパクトカーサイズへ進化
航続可能距離は300km! 28kWhの大容量電池を搭載!!
三菱は、上海ショーで独自の次世代先進技術「@earth TECHNOLOGY(アット・アース・テクノロジー)」を具現化した「三菱 Concept CA-MiEV(コンセプト・シーエー・ミーブ)」を公開した。
三菱がアピールする@earth TECHNOLOGY(アット・アース・テクノロジー)とは、電動車両技術、及び燃費向上技術などの環境への貢献、三菱自動車伝統のスーパーセレクト4WD(SS4)の4WD技術や、意のままの走りと優れた走行安定性を両立させる車両運動統合制御S-AWC(Super All Wheel Control)などの走る歓びなどの確かな安心を柱とした次世代先進技術の総称。
この次世代先進技術を得て登場したのが、新型EVである三菱 Concept CA-MiEV(コンセプト・シーエー・ミーブ)。三菱コンセプトCA-MiEVは、2009年にデビューしたi-MiEV(アイ・ミーブ)の次世代モデルとも言えるスタディモデル。どことなくワンモーションフォルムをもつアイ・ミーブの面影を残している。アイ・ミーブをよりワイルドで筋肉質にした印象もあり、走り出すアスリートをイメージし、しなやかで躍動感のあるフォルムとしたという。ダイヤモンドカットをモチーフとしたヘッドランプ及びリヤコンビランプは、精緻で深みのある表情を生みんでいる。また、ホイールのスポークにもダイヤモンドカットを刻み、走り出す瞬間から輝きを増す先進感を表現している。
スタイリングは、アイ・ミーブを連想させるものだが、ボディサイズは全長4,050×全幅1,775×全高1,550(mm)となっていて、トヨタ アクアなどよりも全長が若干長いコンパクトカーサイズ。ただ、全幅は1,775mmと、コンパクトカーよりもひとクラス上のワイドなフォルムをもつ。このボディサイズから導かれるのは、新型三菱アイ・ミーブは軽自動車の延長線上ではないということだ。
そして、気になるEVシステムは、モーター・インバーター・充電器を一体化して電気ロスを低減する軽量タイプのEVコンポーネント、エネルギー回収効率を向上させたフル協調回生ブレーキ、手軽に充電が可能な磁界共鳴式非接触充電装置で構成する高効率EVシステムとし、大容量28kWhを実現する高エネルギー密度バッテリーの採用している。恐らくバッテリーは、リチウムイオンなのだろうが、あえて表記をしていないところに今の三菱の苦しい事情をより鮮明にさせている。そして、大容量のバッテリーと徹底したボディの軽量化、空力性能向上を合わせ、航続可能距離300㎞を実現した。
コンセプトCA-MiEVに搭載される28kWhの容量のバッテリーをリチウムとすると、日産リーフが24kWhなので、約17%増えていることになる。リーフが24kWhで航続距離228kmなので、9.5km/kWhという計算だ。コンセプトCA-MiEVは、28kWhで300kmなので10.7km/kWhという計算になり、約13%電費が良いということになる。驚きなのは、この小さいサイズで80kWのモーターを積んでいる。リーフが70kWで254Nmというトルクなので、三菱コンセプトCA-MiEVは、ガソリン3L車並のトルクで1300kgというボディを引っ張ることになると予想できる。そういう意味では、どれだけスポーティな走りができるのか、というのも興味深い。
また、スマートフォンやタブレット端末などと連動する空調および充放電管理リモートコントロール機能や、車両盗難時などにGPSで車両位置を捕捉するリモートトラッキング機能、走行環境に適応したECO運転アドバイス機能などにより利便性を高めるとともに、先進の予防安全技術により安全・安心なEVライフを実現している。
三菱コンセプトCA-MiEV スペック等
車両重量(kg) 1,300
ホイールベース(mm) 2,550
乗車定員(名) 5名
バッテリー容量 28kWh
モーター出力 80kW
駆動方式 2WD(前輪駆動)
CO2排出量 0g/km(走行中)
CD値 0.26
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