三菱アウトランダー新車情報・購入ガイド フロントフェイスを大幅チェンジ! 国内アウトランダーPHEVも、マイナーチェンジか?【ニューヨークショー出展車】 [CORISM]

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【三菱】2015/04/17

日本仕様のマイナーチェンジも、このデザインか? 100ヵ所にも及ぶ改良も施された新型アウトランダー!

三菱アウトランダー 内装インパネ

 

 三菱 は、ニューヨーク国際自動車ショーで、フロントデザインを大幅改良した2016年モデルの「アウトランダー(北米仕様車)」 を世界初公開した。

 今回公開された三菱アウトランダーの2016年モデルは、フロントデザインなどが大幅に変更されていることがひと目で分かる。フロントフェイスは、歴代パジェロ で培ったデザインを継承・進化させた「Dynamic Shield」と呼ばれるテーマでデザインされた。大きく開いたロアグリルの台形デザインが、SUV らしい安定感あるフォルムを創り出している。さらに、切れ長のLEDヘッドライトも組み合わされ、ワイルドで迫力ある顔つきとなっている。

 インテリアデザインは、それほど大きな変更はなく、インパネのメーターフードにステッチを追加。黒基調のインパネ&ドアトリムオーナメントパネルを配すことで、シックで落ち着きのある上質さにこだわった内装としている。

 フロントフェイスのお色直し程度ではなく、2016年モデルの三菱アウトランダーは、、静粛性、乗り心地、操縦性、加速性能を向上させる約100ヵ所におよぶ改良を施した。こうした改良により、三菱アウトランダーは、よりスポーティで上質な走りを得たという。

 まず、ボディは吸遮音材・制振材やダイナミックダンパーを追加し、30ヵ所以上を改良した。その結果、エンジン音、ロードノイズ、風切音を大幅に低減。より静かで快適な車内となった。

 CVTも改良された。新世代CVTを搭載し、エンジン制御とCVT制御の協調制御を最適化。CVTの悪癖といえるエンジンの回転が先に上がり、後から速度が付いてくるフィーリングを解消。エンジン回転上昇に対してリニアな加速を実現した。また、CVTなのにステップアップ変速が必要なのかは微妙だが、ATのようなステップアップシフトを採用した。

 シャシーの改良では、サスペンション取付部の剛性を向上させた。ステアリングホイールやサスペンションからの入力を正確にボディに伝えることで、操舵感・操舵に対する応答性と正確性を向上。また、リヤのショックアブソーバーのシリンダーを大径化。走行安定性と乗り心地の向上など走りの質感を向上させている。

 外観や質感の向上、走行性能のアップなど、大幅な改良が施された三菱アウトランダー。今回の改良は、北米向け2016年モデルということだが、恐らくこうした改良は日本仕様にも取り入れられるだろう。アウトランダーは、2012年10月に日本デビュー。デビューから2年半が経過するので、マイナーチェンジのタイミングでもある。

 アウトランダーに搭載されている三菱こだわりの4WD システムは、高いパフォーマンスをもつものの、ガソリン車はほとんど売れず、販売の中心はPHEV だ。自動ブレーキ関連の安全装備も早くから装備されていただけに、とても残念な結果だ。今回、国内のアウトランダーもマイナーチェンジが行われれば、再び注目される可能性もあるので期待も高まる。

 ガソリン車のアウトランダーがマイナーチェンジするのであれば、当然、アウトランダーPHEVもマイナーチェンジとなる可能性がある。アウトランダーPHEVは、昨年のパリショーでコンセプトモデルであるアウトランダーPHEV Concept-Sが公開されている。バンパー下部のデザインが今回の2016年モデルと少々ことなるが、こちらもアウトランダーPHEVのマイナーチェンジバージョンとみられている。

 マイナーチェンジ時期は不明だが、アウトランダーやアウトランダーPHEVの購入を考えているのなら、三菱のディーラーなどで情報収集しながら、しばらく様子を見ていた方が良いかもしれない。

三菱アウトランダー
三菱アウトランダー
三菱アウトランダー

三菱アウトランダー

三菱アウトランダー2016年モデル(北米仕様車)の主な改良点

(1) エクステリア
フロントフェイスは、歴代パジェロで培ったデザインを継承・進化させた「Dynamic Shield」という考え方のもとデザインしました。中央に向って左右から包み込むようなバンパーサイドのプロテクト形状と、バンパー下部のスキッドガード形状により、人とクルマを守る機能をダイナミックで力強い形として表現しました。
また、フロントドア、リヤドアの下部にドアガーニッシュ、リヤバンパー下部にもスキッドガード形状を採用することにより、SUVらしい存在感のあるデザインで全体を統一しています。
LEDヘッドランプやLEDリヤコンビネーションランプを採用することで、先進的なイメージを演出しました。
高級でスポーティなイメージの新デザイン18インチアルミホイール(切削光輝タイプ)を採用しました。
(2) インテリア
インストルメントパネルでは、メーターフードにステッチを追加したほか、黒基調のインパネ&ドアトリムオーナメントパネルを配すことで、シックで落ち着きのある上質さにこだわったインテリアとしました。
ステアリングホイールには、上質感のある表皮レザーやグリップシェイプを採用することで、スポーティ感を演出。また、メッキ化したスリーダイヤオーナメントを中央に配置し、ステアリングホイール下部にピアノブラック加飾やメッキ加飾を施すことで、上質感を表現しました。
(3) ボディ
吸遮音材・制振材やダイナミックダンパーの追加など30箇所以上の改良を施すことで、エンジン音、ロードノイズ、風切音を大幅に低減し、快適なキャビンを実現しました。
(4) トランスミッション
新世代CVTを搭載し、エンジン制御とCVT制御の協調制御を最適化することで、エンジン回転上昇に対してリニアな加速を実現。発進時だけでなく、追越加速など全域における加速性能を向上させました。
また、A/Tのようなステップアップシフトを採用することにより、アクセルを大きく踏み込んだ場合に、ドライバーの感覚に合った気持ちよい加速フィーリングを実現しました。
(5) シャシー
サスペンション取付部の剛性を向上させ、ステアリングホイールやサスペンションからの入力を正確にボディに伝えることで、操舵感・操舵に対する応答性と正確性を向上させました。
リヤのショックアブソーバーのシリンダーを大径化することにより、走行安定性と乗り心地の向上など走りの質感を向上させました。

三菱アウトランダー2016年モデル(北米仕様車)画像集

三菱アウトランダー
三菱アウトランダー
三菱アウトランダー


三菱アウトランダー
三菱アウトランダー
三菱アウトランダー


三菱アウトランダー
三菱アウトランダー
三菱アウトランダー


三菱アウトランダー内装フロントシート
三菱アウトランダー内装リヤシート
三菱アウトランダー内装3列目シート

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(レポート:CORISM編集部

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