日産へのOEM供給が決まった「マツダ プレマシー」
次期「ラフェスタ」は日産独自のデザインを与え2011年5月デビュー予定
日産 ラフェスタ
日産とマツダは1月28日、新たにマツダからのOEM供給車種を拡大することで合意した。マツダのミニバン「プレマシー」を2011年5月より供給する。従来より日産とマツダは、商用車の部門においてトラックやライトバンなどのOEM供給を相互で図っており、この協力関係をさらに長期的に維持したい、とする。
日産では、プレマシーに相当するモデルとして、両側スライドドアを持つ小型ミニバン「ラフェスタ」がラインナップしている。ただしデビューは2004年冬で、既にモデル末期を迎えている状況だ。ラフェスタは人気ミニバン「セレナ」の弟分のクラスに位置し、同クラスにはトヨタが「ウィッシュ」「アイシス」を、ホンダが「ストリーム」を用意する。中でもウィッシュは2009年にフルモデルチェンジを実施。さらに少し背の高い「ホンダ フリード」が新規参入し、市場はにわかに活気付いている状況だ。またプレマシーも2010年にフルモデルチェンジしたばかりのニューモデルで、アイドリングストップ「i-stop」など最新の低燃費テクノロジーが搭載し対抗している。
日産が同日付で発信したプレスリリースを観ると、『マツダは、日産と協力し、国内市場においてマツダ車と明確に区別化された商品を日産へ供給します』との記載がわざわざ載っている点に興味がひかれる。単なるフロントグリルの交換程度ではなく、外観などのデザインに手を加えることで差別化を図る、という意味だとも解釈出来るが、果たしてどうだろう。デザインと言えば、マツダ プレマシーはボディサイドの大胆なキャラクターライン「NAGAREデザイン」で独自の存在感を放っている。日産版のプレマシー(次期「ラフェスタ」!?)には、「明確に区分された」独自デザインが与えられるのだろうか。
またさらにマツダの次世代環境技術「SKYACTIV」 も既存車種に随時搭載されていくものと思われ、そちらの点でも興味は尽きないところだ。
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(レポート:CORISM編集部)
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