フェラーリも低燃費エンジン搭載でCO2、25%削減 フェラーリ、「FF」がデビュー! [CORISM]

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【フェラーリ】2011/03/02

ジュネーブショーでフェラーリ初の四輪駆動モデル「FF」を発表するルカ・ディ・モンテゼーモロ会長

フェラーリ初の4人乗り四輪駆動モデルを、最新画像でお届け

フェラーリ FF ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長 & フィアット セルジオ・マルキオンネCEO 画像

フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長と、フィアットのセルジオ・マルキオンネCEO

 フェラーリは、3月1日にスイスで開幕した「第81回ジュネーブ・モーターショー」で、フェラーリ初の4人乗り四輪駆動モデル「FF」を正式発表した。
 FFは、すでにCORISMでもお伝えしたとおり 、イタリア・マラネロで開催されたワールドプレミア・イベントで披露され、その模様はフェラーリ公式サイトでも中継された。ピニンファリーナのデザインによるボディに、V型12気筒、排気量6262ccの新型直噴エンジンを搭載し、最高出力660ps/8000rpm、最大トルク683N・m/6000rpmを発生する。トランスアクスルレイアウトで、トランスミッションにはデュアルクラッチ式F1ギアボックスを採用。0-100km/h加速3.7秒の高性能を誇る。一方で、アイドリングストップ機能を組み込んだ「HELE(ハイ・エモーション/ロー・エミッション)・システム」により、燃費性能は15.4l/100km、CO2排出量も360g/kmと、従来のV12エンジンと比べて約25%削減したという。

フェラーリ FF 走り
 4WDシステムは、前後で可変トルク配分を行う独自の4輪駆動システム「4RM」を採用。従来の4輪駆動システムに対し重量を50%削減させ、フロント:47%/リア:53%の重量配分を実現させる。また磁性流体ダンピングシステム「SCM3」やブレンボ社製の最新カーボン・セラミック・ブレーキ「CCM」なども採用。これらにより、サーキットから滑りやすい雪道などの滑りやすい路面まで、あらゆる場面で最高のパフォーマンスを発揮する。
 またFFは4人乗りの高級GTとして、6色の専用色やアニリンレザーを用いた贅沢なインテリアトリムなど、FF専用のオプションやアクセサリーなども用意。乗員4人を包み込むようなシートと、広々としたキャビンを備え、トランク容量は通常450リッターからリヤシートを格納することで最大800リッターまで拡大することができる。
 同ショーではこのほか、「458イタリア」「599 HGTE パッケージ」、エレガントなブルー・ツール・ド・フランス仕上げの「フェラーリ・カリフォルニア」を展示する。
フェラーリ FF & ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長 画像
フェラーリ FF ジュネーブショー 画像
ジュネーブショー会場 ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長 画像


フェラーリ FF インパネ 画像
フェラーリ FF リヤシート 画像
フェラーリ FF ラゲッジ 画像

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(レポート:CORISM編集部

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