セダンが売れない日本マーケットへの導入は低い?
日産アルメーラは、スタイリッシュな外観と他のサブコンパクトカーを凌駕する広々とした室内空間、クラストップの快適性や利便性を兼ね備えたモデル。環境に配慮した低排出ガス技術である「PURE DRIVE」も搭載されており、タイのエコカー認定を受けているという。
ここでポイントなのは、ピュアドライブ技術が搭載されているという点。つまり、日本国内レベルの環境対策と低燃費化が行われているということだ。そうなると、十分マーチ同様に、超円高中の日本国内へ輸入ということも十分に考えられる。ただ、セダンボディに関しては、日本国内のマーケットは瀕死状態。そのため、あまり売れる見込みがないため、日本への導入は、販売価格次第だが微妙なところかもしれない。
アルメーラに搭載されるエンジンは、最高出力79PS(最高トルク106Nm)の3気筒1.2L。トランスミッションは、5速MTとエクストロニックCVTを採用。日産独自のアイドリングストップ機能も搭載し、スムーズな走り、120g/kmの低CO2排出量、20km/Lの低燃費などを実現している。
また、アルメーラには、軽量化と高剛性を両立させ、高い燃費性能を実現するVプラットフォームを採用しており、「マーチ」に続く同プラットフォーム車の第2弾となる。早い話が、マーチのセダンだと思えばいい。
価格は429,000タイバーツ- 599,000タイバーツ。日本円で107.3万円 - 150.0万円程度。日産マーチの売れ筋グレード12Xが約120万円。それほど安くないは感じないので、この価格帯で人気のないセダンを入れても売れることはないだろう。12Xと同等の装備で100万円を切るというくらいの価格インパクトがあるのなら別だが、マーチと同等の価格というのなら日本への導入の可能性は低いと見るのが妥当かもしれない。
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