日産は11月19日に、2014年モデルの新型日産GT-Rを発表する。「毎年進化させる」が、日産GT-Rの約束だ。その約束通り、毎年確実に進化を遂げ、よりパワフルにそして速くなってきた。そのため、日産GT-Rを買っても、翌年には確実に進化してしまうため、いつ買うのがベストなのか難しいクルマだ。しかし、それがまた魅力であり、多くのファンがその進化を楽しみにしている。

　そして、2014年11月19日に発表される新型日産GT-Rの2014年モデルは、例年とは違う。すでに、公表されている通り、ニスモ（NISMO）の名を冠した初のスペシャルモデルが投入されるのだ。この新型日産GT-Rニスモ（NISMO）は、世界初公開となっている。

　この注目される新型日産GT-Rニスモ。どんなスペックになるのか、予想してみた。最高出力は、どうやら600馬力オーバーになるようだ。2013年モデルのGT-Rが、550馬力なので50馬力オーバーとなり、通常モデルとは違う明確な速さが体感できるはず。

　さらに、外装はニスモ専用のエアロパーツなどが装着されるだろう。すでに、ニュルブルクリンクをテスト中の映像が流れているが、大きなリヤウイングなど、通常モデルとは明らかに違うスタイルになる可能性が高い。こういったエアロパーツ類は、スーパーGTやGT3クラスへのレース参戦で得たノウハウが生かされていると思わせる。

　新型日産GT-Rニスモは、全体的によりアグレッシブな方向へとシフトしているようで、サーキット走行でのパフォーマンスアップを狙っているのだろう。恐らく、車高もさらに下げられているはずだ。GT-Rには、オプションでトラックパックと呼ばれる更なるパフォーマンスアップのオプションが存在した。こういった専用サスペンションやマフラーなども用意されているだろう。

　そして、気になるのは新型日産GT-Rニスモの価格だ。ブラックエディションが約1,000万円なので、これにトラックパックのオプションを装着すると1,300万円となる。この価格が、いわゆる2013年モデルの最も高価GT-Rの仕様になる。この価格をベースに考えると、当然、さらに高価になるのは確実。さらに、ニスモ専用エンジンやエアロパーツなどが加わると考えれば、切りのいいところで1,500万円ということになるのではないだろうか？ また、さらに色々なオプションも用意されているだろう。

　また、日産GT-Rは車重が重い。軽量化もどこまで行われているのかも注目したいところだ。

　新型日産GT-Rニスモと2014年モデルのワールドプレミアは、11月19日18：30から日産本社ギャラリーで行われる。同時に、インターネットでライブ中継を見ることが可能だ。

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