日産セレナ ニスモ(NISMO)新車情報・購入ガイド スポーティなミニバン誕生! 発売直前! 2017年11月発売開始。東京モーターショー出展車 [CORISM]

はてなブックマークに追加 Googleブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録
【日産】2017/10/22

■標準車の日産セレナは、こんなクルマ

 日産は、東京モーターショーでスポーティな仕様としたミニバン、セレナ ニスモ(NISMO)を公開する。

 日産セレナ(C27型)は、2016年8月にフルモデルチェンジし5代目となった。セレナは人気車種で、国内日産販売を支える基幹車種でもある。

 新型セレナは、基本的に先代のC26型のプラットフォームをキャリーオーバーし仕様。走行性能面では、旧型に対し大きな差を持たないものの、デザインは一新されている。日産のデザインアイコンでもあるVモーショングリルが強調され、より押し出し感のあるフェイスになった。

 そして、注目は先進運転支援技術であるプロパイロットが装備されたことだ。この機能は、高速道路などで、同一車線内を全車速で追従走行できる機能。高速道路でのクルージングはもちろん、渋滞時に繰り返されるストップ&ゴーも簡単操作でOKなので、ドライバーの疲労はかなり軽減できる。

 また、セレナの魅力は使い勝手の良さにもある。新型セレナのバックドアは、上下に2分割できるデュアルバックドアが装備された。従来のミニバンは、バックドアが大きく重かった。そのため、後方に一定のスペースが無いと開けることができず、荷物の収納ができないという面倒なことが起きていた。また、ドアが重く、ルーフの高さ位まで開くので小さな女性だと開け閉めが大変だった。デュアルバックドアは上部のガラス部分付近のみだけを開けることができるので、こうした不便さから解放される。

 エンジンは、型式こそ先代のエンジンと同じ2.0LのMR20DD型だが、中身は大きく異なり、更なる低燃費化が施されている。低燃費化は、CO2の排出量を減らす意味で重要なことなのだが、走行性能面ではやや力不足感が出ていた。また、サスペンションセッティングは、乗り心地重視ということもあり、実用面を重視してある。ただ、ミニバンとはいえ、もう少し気持ちよく走れたらいいなぁ、と思うドライバーも一定数いるだろう。

日産セレナ ニスモ(NISMO)

■標準車の日産セレナでは物足りなく感じる個性派向けモデルがセレナ ニスモ(NISMO)

日産セレナ ニスモ(NISMO)
 今回公開される日産セレナニスモ(NISMO)は、ミニバンの走りにやや物足りなさを感じていたり、より個性的なモデルが欲しいと思っている顧客向けの特別なモデルとなる。

 日産セレナ ニスモ(NISMO)は、ニスモがもつレーシングテクノロジーを投入したモデルだ。ニスモとは、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナルの略で、日産のモータースポーツ向け車両の開発、設計、生産などを行う会社だ。

 まず、外観はニスモが専用開発したエアロパーツが装着される。レースで得たノウハウを生かし、精悍なデザインと優れた空力性能を両立したデザインを採用した。専用エアロのボトム部には、レッドのストライプが入れられ、他のモデルとは異なることをアピール。フロントバンパーは、ボリュームのあるデザインで、視覚的にも低重心で安定感あるフォルムとなった。リヤビューは、よりワイドで安定感のあるスタイリングとして、ディフューザーの形状が施され空力性能が優れたモデルであることをアピールしている。

 インテリアも外観デザインと同様に、レッドのアクセントをあしらうなど、スポーティーな演出が施されている。ブラック&レッドという組み合わせは、もはや見飽きるくらい定番と言われるスポーツモデルの手法。もう少し異なるニスモらしい演出が欲しいところだ。

 そして、ニスモの売りでも走行性能面では、ボディ補強が施された。その補強されたボディに合わせたサスペンションチューニングなどにより、気持ちのよいハンドリングを実現。ボディ補強の場所や、補強の手法に関しては、まさにレーシングテクノロジーが生かされる場所だ。

 エンジン関係では、専用ECMやマフラーを採用。やや物足りなかった標準セレナのパワー感が改善され、より気持ちの良い加速フィーリングを実現している。

 新型日産セレナ ニスモ(NISMO)の発売は2017年11月末を予定。すでに、発売直前だ。

【関連記事】

(レポート:CORISM編集部

【オススメ記事】