今のところ最高の効率、ディーゼルハイブリッドを搭載【プジョー508 RXH新車情報】

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【プジョー】2011/09/12

 

ディーゼル+ハイブリッドの最強高効率タッグ! 多彩な走行モードで、走る楽しさも倍増

 プジョーは、508RXHのリミテッド・エディションをフランクフルトモーターショーで展示する。508RXHは、すでに発売されているプジョー508をベースとして、18インチ・ホイールを採用し、全高を高くし、オフロードでの走破性を高めたクロスオーバーモデルだ。美しいシルエットをもった508のイメージから、ワイルドでタフなスタイルに変化している。

こういった手法は、アウディのオールロードクワトロなどと同じ。多様化するマーケットに対応するためのものだが、このプジョー508RXHが一味違うのは、ディーゼルハイブリッドシステムを搭載している点。ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンより熱効率に優れ低燃費性能が高い。一昔前は、有害物質を排出することで問題になったが、技術の進歩で今では問題のないレベルに進化し、ヨーロッパでは主流のエンジンになっている。

そんな熱効率の高いディーゼルエンジンを使ったハイブリッドシステムなので、今のところ最高の効率を生む組み合わせとも言われている。このシステムは、2.0HDi FAPディーゼルエンジンと後車軸上の電気モーターとの組み合わせで200馬力を発生する。おもしろいのは、ハイブリッドモードを4つの中から選べるHYbrid4モードを搭載している。このモードはオートマチック、ゼロ・エミッション・ビークル(EVモード)、スポーツ、4WDがある。燃費効率ヨーロッパ基準の複合ドライブ・サイクルで4.0L/100kmとなっている。

ディーゼルエンジンは、低中速トルクが太く非常にスポーティ。その走りのパフォーマンスにも期待が持てる。ハイブリッドが人気の日本マーケットにおいても、注目の1台になることは間違い無いないだろう。しかし、ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べ高価だ。そのため、ハイブリッドシステムと組み合わせることで、どれくらい価格が上がるのかが心配要因。日本はレギュラーガソリンより、軽油の価格が1L当り約20円前後安い。走行距離にもよるが、この燃料代の安さで、ディーゼルハイブリッド代が回収できるレベルにあるのなら、ヒットするかもしれない。後は、日本人のディーゼルに対する悪いイメージをどれだけ払拭できるかも重要だ。

プジョー508RXH

プジョー508RXH
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(レポート:大岡 智彦

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