アルファ145ボクサーエンジン(1.7 16V)中古車試乗評価 こだわり? それとも? ココが変だよアルファ145!

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【アルファロメオ】2014/05/14

 

 

ドロドロ感は水平対向ならではのサウンド!

アルファ145ボクサーエンジン(1.7 16V)

思った以上に運転が楽しいボクサーエンジン・アルファ。機会があればまた乗りたい!

 ギアチェンジを繰り返し、どんどん車速を上げていって、まず感じたのは、ミッションの小気味いい入り具合。FF車なのにこんなに気持ちよくギアチェンジできるのは、エンジンとトランスミッションが縦置きされているおかげなのかもしれません。

そして、いつでも踏めばモリモリとパワーが立ち上がり、思った通りの加速をしてくれるエンジンもまた素晴らしい。

高回転型ではないので、最高速ではツインスパークエンジンにはかなわないかもしれませんが、中低速域なら十分速いと感じるエンジンです。ちなみに、エンジンサウンドは水平対向独特の「ドロドロドロ・・・」といった音を奏でます。

ハンドリングもまたリニア。ステアリングを切ったら切った分だけ、思い通りに曲がります。交差点を曲がるだけでも気持ちいい。運転するのがあんまり楽しいので、オーナーに無理を言ってかなり長時間運転させて頂き、思う存分乗り回してしまいました。

 

 

運転は楽しいが、ちょっと変なところも!? イタリア人はやっぱり芸術的!?

 その中でわかったアルファ145のちょっと変わった特徴を最後に3つばかり。

1.ゼロにならない回転計
速度計はもともと20km/h以上から表示なのでゼロにはならないのですが、回転計は0まで表示があるにもかかわらず、500rpmのところに針止めがあって、それ以下に下がらないようになっています。20km/hと0rpm、矛盾するそんな表示は許せない、というイタリア人のこだわりでしょうか・・・?

2.フロントフォグとリアフォグのちぐはぐなスイッチ位置
より多く使いそうなフロントフォグのスイッチは、ダッシュボード真ん中下あたり、ハザードスイッチの右横とちょっと不便なところにありますが、リアフォグのスイッチはウインカレバーの頭という一等地。デザインした時点でどっちかを忘れていて、後であわてて付け加えたのかなー。やっぱりお互いが近くにあったほうが使いやすいんですが・・・。

3.妙に律儀な電磁式バックドアオープナー
ハザードスイッチの左横にあるバックドアオープナー、借り出して走りを堪能したあと休憩時に操作したら開かない・・・。壊れちゃった!? 昔のイタリア車は電装系が弱いっていうから・・・と青くなってオーナーに報告すると、「あ、それエンジンが掛かってると開かないようになっているんです」うーん、こんなところだけ妙に律儀・・・。

ともあれ、イタリア車 の楽しさを十分堪能した試乗だったのでした。

アルファ145ボクサーエンジン(1.7 16V)

ここがヘンだよその1。エンジンを切っても決して0は指さない回転計。

アルファ145ボクサーエンジン(1.7 16V)

ここがヘンだよその2。フロントフォグとリアフォグのスイッチ位置がバラバラ。

アルファ145ボクサーエンジン(1.7 16V)

ここがヘンだよその3。妙に律儀な、エンジンを切らないと開かないバックドアオープナー。

 

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(レポート:堂島 昭

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