【東京オートサロン2013で見つけたこの1台!その4】クルマがドレスアップしてくれと叫ぶ!? GRMNヴィッツ ターボコンセプト [CORISM]

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【イベント・モーターショー】2013/02/25

ドレスアップしてくれと自らが叫んでいるトヨタ ヴィッツ

 モーターショーには、ここ10年ほど通っていますが、あらためてオートサロンの魅力に気が付きました。まず、盛り上がりは、オートサロンが圧倒的! さらに、GT-Rやフェラーリ、ポルシェにランボルギーニなども、間近で見放題! 当然、盛り上がるわけです。クルマ好きにとっては、天国のような場所でありました。

 そんな中から、私が気になった国産車をピックアップしてきました。選んだ共通のポイントは、現実的に購入できそうでスタイリッシュなクルマを取り上げました。

 まず、トヨタのGRMNヴィッツターボ コンセプト。ノーマルのヴィッツのスタイルは「ドレスアップしてください」とクルマが訴えかけているように私には見えるのです。つまり、ノーマルのスタイルはイマイチということになるのですが、ダメなクルマはどう料理してもダメなので、ヴィッツの素性は良いともいえます。

 このGRMNヴィッツは、分かりやすい古典的なスポーティバージョンです。車高も下がり、エアロパーツをまとったことで、全体的に引き締まったシルエットになりかっこよく見えます。今回は3ドアのみの出展でしたが、販売時には5ドアになる模様。これなら5ドアでも行けそうというより、5ドアのほうがむしろかっこよくなる予感があります。

 正直なところ、オートサロンに出品されているクルマは、一般貧乏庶民にはとても手が出せなそうな高価なクルマばかりに見えたのですが、比較的リーズナブルなコンプリートカーとして購入できそうなGRMNヴィッツには、好感度が高っかったです。

ベース車両 Vitz RS
車両寸法
(mm) 全長3,930×全幅1,695×全高1,500
ホイールベース 2,510mm
最低地上高 140mm
トレッド〔前〕 1,485mm
トレッド〔後〕 1,470mm
タイヤサイズ〔前〕 215/45R17
タイヤサイズ〔後〕 215/45R17
排気量 1,500cc
トランスミッション 5速MT
最高出力〔目標値〕
(kW[ps]) 150PS
最大トルク〔目標値〕
(N・m[kgf・m]) 205Nm
エクステリア GRMNボデーロゴ
3ドア化
インテリア GRMN専用スポーツシート
機能部品 ターボチャージャー
インタークーラー
オイルクーラー
ターボ用新設EXマニホールド
クイックシフト新設ミッション
容量アップクラッチ
ヘリカルLSDデフ
専用チューニングショック
専用チューニングスプリング
4ポッド対向ブレーキ
ハブ5穴化
BBS 17インチ 7J PCD100 5穴ホイール
ブリヂストン POTENZA RE050 215/45R17タイヤ

GRMNヴィッツ ターボコンセプト
GRMNヴィッツ ターボコンセプト
GRMNヴィッツ ターボコンセプト

GRMN ヴィッツ ターボ コンセプト動画

ホンダN-ONEは、今後ドレスアップの人気者に?

 ドレスアップのベース車として、期待しているのがホンダのN-ONEです。軽自動車という購入しやすい価格帯であり、デザインもカワイイというのが特徴です。新車の状態でルーフの色を塗り分け出来たりと、ちょっとミニを意識している感じはありますが、ミニを買う金額の約半分でN ONEは楽しめるというのがいいですね。

 そんな気軽さがあって、オートサロンでも多くのN-ONEが展示してありました。販売も好調ということなので、来年はもっと多くのN-ONEが出展されると思います。今回ピックアップしたのは、レーシングカーになっちゃった無限のN ONEとBLITZのN-ONEです。どちらも、分かりやすい可愛い系ではなく、小さくても迫力重視系というのがポイントですね。

<レポート:北澤淳一>

ホンダN-ONE

無限は、何台か出展していましたが、最もレーシングなモデルです。特にこのフェンダーが張り出した無限バージョンは、かなり注目度は高いです。市販を希望したいところですが、ボディサイズが変更されるので、恐らく簡単には出てこないモデルだと思います。

ホンダN-ONE

 私が一番いいと思ったN-ONEはこれ。BLITZのN-ONEです。ただフロント部分をブラックアウトしただけという印象の単純なドレスアップですが、これだけでちょい悪なクルマに見えます。

ホンダN-ONE

 N-ONEは、デザインが素朴なだけに、いじり方次第でいかようにも変化して楽しめそうです。まさに、ドレスアップのベース車として最適なクルマだと思います。来年のオートサロンでも注目したいクルマです。

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(レポート:CORISM編集部

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