【日本カー・オブ・ザ・イヤー 本選リポート】下馬評ですら、大混戦。接戦を制したのは……

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【イベント・モーターショー】2010/11/30

 

早稲田大学 大隈講堂前 10ベストカー

伝統ある大隈講堂の前にズラリと勢揃いした10ベストカー。学生の注目度も高かった
 日本カー・オブ・ザ・イヤーの発表が11月9日に行われた。舞台は東京都心の早稲田大学大隈講堂。学生のクルマに対する興味喚起を含めた新たなる試みとして選定された場所であり、本選に先駆けてシンポジウムも行われた。
そして最大の関心事となるのは、すでに発表されている10ベストカーから、なにがイヤーカーに選ばれるかということに尽きる。今回は個性派揃いで、ハイブリッドスポーツ、サルーン、ハッチバックが勢揃い。しかも輸入車勢も攻勢をかけてきていることから、どのクルマがイヤーカーに輝いてもおかしくない状況だった。なかでもホンダのCR-Zは前評判が高かったし、VWポロもその完成度の高さで真っ向勝負を挑んできた。

10ベストカー 表彰式

まずは10ベストカーの表彰から始まり、その後、各選考委員による投票の開票が行われた
 実際に投票(今回は事前に郵送)が進むにつれて、この2車のつばぜり合いが激しくなり、会場は騒然。当初はポロが差を付けていたのだが、徐々に差を縮めて、結局は最後に逆転という形で締めくくった。もちろん最後での逆転劇というのは演出でもなく、偶然ではあるが、今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーがいかに内容充実だったかがわかるというものだ。結果はCR-Zがイヤーカーとなり、ポロはインポートカーとなった。
また今回からの試みとして、実行委員による実行委員特別賞も設けられた。こちらは10ベストカーから選ぶのではなく、1年間にリリースされた新型車すべてから選ばれるというのがポイント。こちらはイヤーカーでも伏兵とされていたプジョーのRCZが受賞し、輸入車の充実ぶりに華を添える結果となった。

日本カー・オブ・ザ・イヤー2010-2011受賞 ホンダ RC-Z

ホンダ RC-Z 開発責任者 友部了夫氏
■開発責任者 友部了夫氏
「ほかにはない、ハイブリッドとスポーツの融合という点が評価されたと思いますし、その点はとてもうれしいですね。新しいスポーツカーの形を提案できたと思います。存在感という点でもしっかりとした個性があって、CR-Zらしさをアピールできていると思います。ありがとうございました」

インポートカー・オブ・ザ・イヤー VW ポロ

インポートカー・オブ・ザ・イヤー VWポロ & VW関係者
VW 広報部長 丸田靖男氏
■広報部長 丸田靖男氏
「VWポロはお客様の評価も高く、販売も好調で在庫が足りないなどうれしい悲鳴が続いています。本賞を受賞できなかったのは、大変残念ですが、多くの選考委員の方々に燃費にこだわったTSIエンジンやDSGミッションなどを高く評価していただき、大変うれしく思っています。ありがとうございました」

実行委員特別賞 プジョー RCZ

実行委員特別賞 プジョー RCZ & プジョーシトロエンジャポン関係者
プジョー・シトロエン・ジャポン広報部 平福恵子氏
■広報部 平福恵子氏
「RCZとひと目でわかる個性的なデザインはこのクルマの最大のアピールポイント。走りも軽快で、とても楽しめます。その点を評価してもらえたのはうれしいですね。」
日本カー・オブ・ザ・イヤー 投票結果

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(レポート:CORISM編集部

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