【新車・中古車購入術】燃費で選ぶ! 家電的クルマの選び方 [CORISM]
【生活・文化】2010/08/18
燃費=エコ性能でクルマを選べば得をする
クルマを選ぶ際の大きな要素のひとつとして燃費がある。もちろんデザインの好みや使い勝手などの要素も重要だが、同じジャンルのクルマならば、燃費のいいクルマを買ったほうが、ランニングコストの多くを占めるガソリン代を節約でき、長い目で見てお得になる。特定のクルマに強いこだわりがなければ、燃費の良さは、大きな決め手となるはずだ。
これはエアコンや冷蔵庫、そして薄型テレビなどを省エネ性能で選ぶのと似てはいないだろうか。もちろん家電でも好みのメーカーやデザインなどが明確にあれば別だろうが、最終的にはドレも似たようなものなので、商品選びに迷った場合は、エコポイントなどの省エネ性能で選ぶ場合もあるだろう。
クルマを燃費の良さで選ぶのは、ある意味「家電的クルマの選び方」といえる。では、どのクルマの燃費がいいのか? 10・15モード燃費をベースに、ジャンル別に解説しよう。
これはエアコンや冷蔵庫、そして薄型テレビなどを省エネ性能で選ぶのと似てはいないだろうか。もちろん家電でも好みのメーカーやデザインなどが明確にあれば別だろうが、最終的にはドレも似たようなものなので、商品選びに迷った場合は、エコポイントなどの省エネ性能で選ぶ場合もあるだろう。
クルマを燃費の良さで選ぶのは、ある意味「家電的クルマの選び方」といえる。では、どのクルマの燃費がいいのか? 10・15モード燃費をベースに、ジャンル別に解説しよう。
●軽自動車編
ダイハツ ミラ
燃費のいいクルマといえば、軽自動車やコンパクトカーが思い浮かぶ。ここでは軽自動車の燃費ランキングを見てみよう。最も燃費がいいのはダイハツ ミラで、なんと26.0km/lという驚きの数字。2位は同率で5台がランクインした。6位はスズキ ワゴンRやダイハツ ミラ ココアが23.5km/lで並ぶ。それ以下も混戦だが、同一車種で比べると、やはりターボ車は燃費で不利な傾向にある。高速走行の機会があまりないならNAモデルがオススメだ。
なぜこのように混戦となったかというと、やはりボディサイズや排気量といった軽自動車規格の上限いっぱいで設計されているからだろう。車種ごとというよりは、ターボの有無やミッション(CVTか通常のATなど)といった装備の違いによるところが大きい。また、人気のハイト系(ダイハツ タントやスズキ パレットなど)は、車重が重いので燃費では不利。通勤や通学など、普段の足として使うといのであれば、価格も高く燃費も劣るハイト系軽ワゴンは選ぶ理由がないともいえる。
なぜこのように混戦となったかというと、やはりボディサイズや排気量といった軽自動車規格の上限いっぱいで設計されているからだろう。車種ごとというよりは、ターボの有無やミッション(CVTか通常のATなど)といった装備の違いによるところが大きい。また、人気のハイト系(ダイハツ タントやスズキ パレットなど)は、車重が重いので燃費では不利。通勤や通学など、普段の足として使うといのであれば、価格も高く燃費も劣るハイト系軽ワゴンは選ぶ理由がないともいえる。
■軽自動車燃費ランキング
1位:ダイハツ ミラ 26.0km/l
2位:スズキ アルト 24.5km/l
2位:マツダ キャロル 24.5kn/l
2位:スズキ ラパン 24.5km/l
2位:ダイハツ エッセ 24.5km/l
2位:スバル プレオ 24.5km/l
●コンパクトカー偏
日産 マーチ
軽自動車に次いで燃費のいいクルマ代表といえるのがコンパクトカーだ。先日フルモデルチェンジした日産 マーチが堂々の1位で、なんと軽自動車の1位と同じ26.0km/lという驚異的な数値をマークした。これはアイドリングストップなど、最新の省燃費技術が投入されているおかげだ。
健闘しているのはトヨタのヴィッツ。モデルチェンジ時期が古い割には2位にランクインしているのはさすが。デミオも4位に入っているが、先代モデルから大幅に軽量化された割には数値が伸びていない。
また「低燃費ピッピッピィー」の低燃費ハイジのCMでお馴染みのノートだが、調べてみると20km/lでランク外。いかにも燃費が良さそうなイメージのCMが印象的なだけに、意外というか残念な気もする。メーカーの広告宣伝を鵜呑みにしてはならない、という典型。
健闘しているのはトヨタのヴィッツ。モデルチェンジ時期が古い割には2位にランクインしているのはさすが。デミオも4位に入っているが、先代モデルから大幅に軽量化された割には数値が伸びていない。
また「低燃費ピッピッピィー」の低燃費ハイジのCMでお馴染みのノートだが、調べてみると20km/lでランク外。いかにも燃費が良さそうなイメージのCMが印象的なだけに、意外というか残念な気もする。メーカーの広告宣伝を鵜呑みにしてはならない、という典型。
■コンパクトカー燃費ランキング
1位:日産 マーチ 26.0km/l
2位:トヨタ ヴィッツ 24.5km/l
3位:ホンダ フィット 24.0kn/l
4位:マツダ デミオ 23.0km/l
4位:トヨタ iQ 23.0km/l
●ハイブリッドカ−偏
トヨタ プリウス
他のジャンルを圧倒する低燃費。それがハイブリッドカーだ。1位はやはり元祖ハイブリッドカーのトヨタ プリウス。おもしろいのはインサイトとシビック ハイブリッドの関係。ハイブリッド専用車で、しかも登場時期が新しいにもかかわらずインサイトの燃費はシビック ハイブリッドに、わずか1km/lだが負けている。これは意外な盲点といえる。
4位は本格スポーツカーのCR-Z。ハイブリッド初の6速MT搭載で話題になったが燃費は22.5km/lで、CVT(25.0km/l)に及ばない。5位は同率(兄弟車だから当然だが)でトヨタ サイとレクサス HSという結果に。
4位は本格スポーツカーのCR-Z。ハイブリッド初の6速MT搭載で話題になったが燃費は22.5km/lで、CVT(25.0km/l)に及ばない。5位は同率(兄弟車だから当然だが)でトヨタ サイとレクサス HSという結果に。
■ハイブリッドカー燃費ランキング
1位:トヨタ プリウス 38.0km/l
2位:ホンダ シビック ハイブリッド 31.0km/l
3位:ホンダ インサイト 30.0kn/l
4位:ホンダ CR-Z 25.0km/l
5位:トヨタ サイ 23.0km/l
5位:レクサス HS 23.0km/l
●5ナンバー トールミニバン偏
トヨタ ヴォクシー
人気の5ナンバー トールミニバンも燃費が気になるジャンルのひとつだ。家族でのドライブに出かけることも多い車種だけに、財布への影響も大きい。堂々の1位は、トヨタのノア/ヴォクシーが獲得。これは先頃のマイナーチェンジで全車バルブマチックエンジンが採用されたおかげでもある(MC前は一部のグレードのみで14.2km/l)。2位にはフルモデルチェンジしたばかりのホンダ ステップワゴン。このジャンルに限ったことではないがトヨタとホンダは、比較的燃費がいいクルマが多い。
4位はマツダのビアンテ。マイナーチェンジで独自のアイドリングストップ機構を採用したおかげで燃費が向上し、セレナを抜いたものの、やや物足りなさを感じてしまう。それだけにノア/ヴォクシーとステップワゴンの燃費には驚かされるが。最後に5位はこのクラスで最も売れている日産 セレナだった。2005年デビューでモデル末期というハンデがある割には大健闘したといえる。
4位はマツダのビアンテ。マイナーチェンジで独自のアイドリングストップ機構を採用したおかげで燃費が向上し、セレナを抜いたものの、やや物足りなさを感じてしまう。それだけにノア/ヴォクシーとステップワゴンの燃費には驚かされるが。最後に5位はこのクラスで最も売れている日産 セレナだった。2005年デビューでモデル末期というハンデがある割には大健闘したといえる。
■5ナンバー トールミニバン燃費ランキング
1位:トヨタ ヴォクシー 14.4km/l
1位:トヨタ ノア 14.4km/l
3位:ホンダ ステップワゴン 14.2kn/l
4位:マツダ ビアンテ 13.6km/l
5位:日産 セレナ 13.2km/l
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(レポート:CORISM編集部)
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