エコブームに乗り、ナンバー1の低燃費を武器に人気爆発のプリウス。そんなプリウスを購入するのに、もう一つの選択肢、中古車選びについて考えてみたい。
HDDナビなど、高価なオプション装着車を選ぶのが現行型「プリウス」中古車選択のカギ!
絶大な人気に支えられ、中古車市場でも高値水準にある3代目プリウス。ただし、オプション価格を含めて考れば買い得ではある。
2009年に登場し、空前のヒットとなった現行(3代目)プリウス。発売から約1ヶ月で18万台の注文が殺到、一時は納車に半年以上かかるほどの人気となったのは記憶に新しい。
過熱気味だった人気も、ここにきてようやく落ち着いてきた(それでも2010年10月1日時点で1カ月以上の納車待ちが発生している)。中古車もぼちぼちではあるが出回り始めているようだ。そこで、今回は流通量の豊富な2代目、初代も合わせ、プリウスの中古車選びについて考えてみたいと思う。
中古車でプリウス購入を考えている人の多くは「現行モデルを狙ってはいるものの、価格次第では2代目も検討する」だと思う。このシナリオに沿って考えてみよう。
まず現行モデルだが、これは流通量が少ないこともあり、中古車価格はやや割高な印象がある。
価格を調べてみると、ベーシックな「L」(新車価格205万円)で200万円以上。人気の「S」(同220万〜245万)が230万〜250万。「G」(245万〜327万円)は300万〜330万が中心だ。人気グレードということもありSが多く出回っている。SおよびGの「ツーリングセレクション」も多く、17インチアルミやLEDヘッドライトなど装備が充実したモデルを選ぶことができるのはありがたい。
人気車だけに一見すると割高な印象ではあるが、中古車の大きな魅力である「買い得感」があるのも間違いない。例えば、最低でも30万円以上するナビゲーションや各種人気オプションが装着済みのモデルが多いのが、その理由。走行距離の極めて少ない高年式がメイン(というかそれしかない))のもプラスポイントだ。ただ、新車に魅力を感じる人がいてもおかしくないだろう。新車なら納車まで1カ月。好みの仕様、ボディカラーもチョイスできる。断ちがたい魅力だ。
過熱気味だった人気も、ここにきてようやく落ち着いてきた(それでも2010年10月1日時点で1カ月以上の納車待ちが発生している)。中古車もぼちぼちではあるが出回り始めているようだ。そこで、今回は流通量の豊富な2代目、初代も合わせ、プリウスの中古車選びについて考えてみたいと思う。
中古車でプリウス購入を考えている人の多くは「現行モデルを狙ってはいるものの、価格次第では2代目も検討する」だと思う。このシナリオに沿って考えてみよう。
まず現行モデルだが、これは流通量が少ないこともあり、中古車価格はやや割高な印象がある。
価格を調べてみると、ベーシックな「L」(新車価格205万円)で200万円以上。人気の「S」(同220万〜245万)が230万〜250万。「G」(245万〜327万円)は300万〜330万が中心だ。人気グレードということもありSが多く出回っている。SおよびGの「ツーリングセレクション」も多く、17インチアルミやLEDヘッドライトなど装備が充実したモデルを選ぶことができるのはありがたい。
人気車だけに一見すると割高な印象ではあるが、中古車の大きな魅力である「買い得感」があるのも間違いない。例えば、最低でも30万円以上するナビゲーションや各種人気オプションが装着済みのモデルが多いのが、その理由。走行距離の極めて少ない高年式がメイン(というかそれしかない))のもプラスポイントだ。ただ、新車に魅力を感じる人がいてもおかしくないだろう。新車なら納車まで1カ月。好みの仕様、ボディカラーもチョイスできる。断ちがたい魅力だ。
SやGのなかでも装備の充実したツーリングセレクションなど、上級グレードの流通量が多い。オプション装着車も多く、装備に対する不満は少ないはずだ。
ほとんどのグレードでオプション設定のHDDナビだが、人気装備だけに多くの中古車で装備済みとなっている。30万円以上する装備だけにお得ではある。
2代目プリウスは、EXという名前で今も販売されている。装備は簡略化されているものの、189万円という破格値は魅力だ。中古車買うよりもお買い得!?
中古車で買うなら2代目プリウスか、それとも3代目(現行型)か。案外むずかしい選択なのだ!
2代目プリウスは標準Sと上級Gの2タイプがラインアップ。16インチアルミや専用サス、ディスチャージヘッドランプといった装備が欲しければ、ツーリングセレクション(写真)を選ぼう。
2代目狙いという人も多いだろう。こちらはなんといっても流通量が豊富だ。2代目は2003年のデビュー。低年式であれば50万円台から選ぶことができる。ただし、高年式になれば価格もそれなり。最終型の2009年式では220万前後が相場。現行モデルの中古とさして変わらない値段になってしまう。ならばより燃費のいい現行モデルを買ってしまったほうがトータルで得ということも考えられる。このあたりは悩ましい。
リーズナブルに感じるのは3年落ちの2007年式だ。車検整備付きで150万円台から選ぶことができる。一般的に3年落ちであれば走行距離はまだ少なく、メーカー保証も残っているので、初心者でも安心だ。
リーズナブルに感じるのは3年落ちの2007年式だ。車検整備付きで150万円台から選ぶことができる。一般的に3年落ちであれば走行距離はまだ少なく、メーカー保証も残っているので、初心者でも安心だ。
さて、1997年に登場した記念すべき初代モデルはどうだろう。人気グレードは「G」だが、それ以上に走行距離によって価格に差があるようだ。走行距離は3万㎞程度のものから10万㎞以上まで幅広く流通。価格は3万㎞程度なら100万円近く、10万㎞以上であれば50万円以内が相場だ。しかし、流通量はそれほど多くないことから、比較的安定した台数で推移しているという。
初代、2代目プリウスの経年車購入の際に注意したいのは、ハイブリッド車ならではの消耗品の問題、駆動用バッテリーやインバーターなどについてだ。消耗品扱いで部品代がけっこう高いのだ。なんでも初代プリウスのインバーター交換は約40万円。バッテリーはリサイクル品で約11万円だという。2代目のバッテリー交換は13万円程度(初代よりバッテリー寿命は延びているという情報)とのこと。中古車購入の場合は交換の有無などを確認しておくようにしたい。ちなみにメーカーがうたっている保証期間は「5年または10万キロ」。
スマートエントリー&スタートシステムはGに標準。モニターディスプレイは全車標準装備で、ナビはオプションで選ぶことができた。
初代はコンパクトなセダンボディ。発売から13年を経過しているため低年式車は10万㎞を超えるクルマも。程度のいい高年式車は100万円程度の値が付いている。
インバーターや駆動用バッテリーは消耗した場合、交換にはそれなりの出費を覚悟しなければならない。古いモデルは交換履歴があるか確認しておきたい。
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(レポート:CORISM編集部)
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