なぜ、ハイエース/レジアスエースが人気なのか?
最新型 トヨタ ハイエース ロングバン スーパーGL[2WD/3000ディーゼル・2/5人乗り5ドア](ホワイトパールクリスタルシャイン)[オプション装着車]
トヨタの1BOXハイエース(トヨペット店扱い)とレジアスエース(ネッツ店扱い)が売れている。1BOXというと建設業や宅配便のクルマなど、仕事のためのクルマというイメージがあり、実際にそういった需要が中心だ。だが、キャンピングカーのベースとしても人気で、乗用車的感覚で購入するユーザーも多い。
ハイエース/レジアスエースのライバルとしては日産のキャラバンがあるが、こちらは正直言って街中でもあまり見かけない。実際、新車はもちろん、中古車も圧倒的にハイエース/レジアスエースが売れていて、中古車のタマ数を比較すると、ハイエース:レジアスエース:キャラバンの比率は5:1.2:1程度といったイメージだ。
ハイエース/レジアスエースの人気の中心は、200系と呼ばれる現行モデルがメイン。2004年8月にデビューし、2007年8月にはマイナーチェンジされている。前期型と中期型ではデザインや機能性に大きな変更はないが、ディーゼルエンジンは、大きく進化した。前期型の2.5リッターターボに対し、中期型は3リッターターボとなり、パワー&トルクがアップしているのはもちろん、高性能なDPR触媒を装備して排ガスもクリーンになっている。さらに先日2010年8月、デザインの小変更を伴うマイナーチェンジを実施 。ディーゼル車は最新の厳しいポスト新長期排ガス規制をクリアしエコカー減税に適合。更に磐石な体制となった。
対するキャラバンのデビューは2001年4月で、マイナーチェンジは2005年の12月。ハイエース/レジアスエース以上に前期/後期モデルの差は少なく、ランプ類やバンパーの形状が異なるのみだ。
ハイエース/レジアスエースのライバルとしては日産のキャラバンがあるが、こちらは正直言って街中でもあまり見かけない。実際、新車はもちろん、中古車も圧倒的にハイエース/レジアスエースが売れていて、中古車のタマ数を比較すると、ハイエース:レジアスエース:キャラバンの比率は5:1.2:1程度といったイメージだ。
ハイエース/レジアスエースの人気の中心は、200系と呼ばれる現行モデルがメイン。2004年8月にデビューし、2007年8月にはマイナーチェンジされている。前期型と中期型ではデザインや機能性に大きな変更はないが、ディーゼルエンジンは、大きく進化した。前期型の2.5リッターターボに対し、中期型は3リッターターボとなり、パワー&トルクがアップしているのはもちろん、高性能なDPR触媒を装備して排ガスもクリーンになっている。さらに先日2010年8月、デザインの小変更を伴うマイナーチェンジを実施 。ディーゼル車は最新の厳しいポスト新長期排ガス規制をクリアしエコカー減税に適合。更に磐石な体制となった。
対するキャラバンのデビューは2001年4月で、マイナーチェンジは2005年の12月。ハイエース/レジアスエース以上に前期/後期モデルの差は少なく、ランプ類やバンパーの形状が異なるのみだ。
ハイエース人気は、中古車相場にも大きな差を作り出した!
中古車価格の相場はというと、ハイエース/レジアスエースが100〜300万円台が中心で、キャラバンは40〜280万円程度と差がある。キャンパー仕様となると、もっと違いが大きく、キャラバンでは高くてもせいぜい300万円台のところ、ハイエース/レジアスエースでは400万円台は珍しくなく、なかには500万円超えのクルマもある。ちなみにハイエースとレジアスエースでの価格差はほとんどなく、年式やグレード、そして走行距離が同程度なら、ほぼ同じ価格が設定されている。
それから乗用車的感覚ではかなりの過走行車といえるクルマでも値段がつくのもハイエース/レジアスエースの魅力。たとえば20万kmでも100万円前後のクルマは珍しくないし、25万kmでも60万円前後というクルマまである。
それから乗用車的感覚ではかなりの過走行車といえるクルマでも値段がつくのもハイエース/レジアスエースの魅力。たとえば20万kmでも100万円前後のクルマは珍しくないし、25万kmでも60万円前後というクルマまである。
トヨタ ハイエース/レジアスエース
ハイエースには兄弟車のレジアスエースもあるが、両車の外観上の違いはリヤの車名エンブレムのみ。インテリアはまったく変わりはない。内装の質感は、ライバルのキャラバンに比べると乗用車的で、静粛性や乗り心地など、快適性には大きな違いがある。ラゲッジは、まさに四角い箱といった雰囲気で、容量的にはわずかにキャラバンを上回る。ハイエースはトヨペット店、レジアスエースはネッツ店での販売となっている。中期型以降の3リッターターボディーゼルエンジンは、高性能なDPR触媒を装備し、排ガスもクリーンになっているので、中古車で購入する場合はそちらがおすすめだ。
ハイエースには兄弟車のレジアスエースもあるが、両車の外観上の違いはリヤの車名エンブレムのみ。インテリアはまったく変わりはない。内装の質感は、ライバルのキャラバンに比べると乗用車的で、静粛性や乗り心地など、快適性には大きな違いがある。ラゲッジは、まさに四角い箱といった雰囲気で、容量的にはわずかにキャラバンを上回る。ハイエースはトヨペット店、レジアスエースはネッツ店での販売となっている。中期型以降の3リッターターボディーゼルエンジンは、高性能なDPR触媒を装備し、排ガスもクリーンになっているので、中古車で購入する場合はそちらがおすすめだ。
優れた快適性が人気の秘密だ!!
ボディサイズや室内の広さに関しては、ややハイエース/レジアスエースが有利だ。だが決定的な違いではなく、実用上、キャラバンが大きく劣るということはない。ではなぜこれほどまでに人気に差があるのか? その違いを街のハイエース/レジアスエースユーザーに聞いてみたところ以下のような結果に。
「会社にはどちらもあるけど、乗りたいと思うのはハイエース/レジアスエースですね。なんといっても音が静かです。(ハイエース/レジアスエースなら)ディーゼルでもガソリンかと思うほどです。それに乗り心地もいいような気がします(佐藤工務店/嶋田さん)」を始め、ハイエース/レジアスエースとキャラバンを比較したことのあるユーザーのほとんどがハイエース/レジアスエースの静粛性や乗り心地など、快適性が優れていると回答していた。なかには「会社のクルマだし、自分で選んだわけではないから……」といった意見もあるようだが。
実際、知り合いのカメラマンでもハイエース/レジアスエースに乗っている人も多く、彼らもやはり快適性の高さを長所として上げていた。いくら商用車とはいえ、快適性や使い勝手のいいクルマが人気を集めるようだ。
「会社にはどちらもあるけど、乗りたいと思うのはハイエース/レジアスエースですね。なんといっても音が静かです。(ハイエース/レジアスエースなら)ディーゼルでもガソリンかと思うほどです。それに乗り心地もいいような気がします(佐藤工務店/嶋田さん)」を始め、ハイエース/レジアスエースとキャラバンを比較したことのあるユーザーのほとんどがハイエース/レジアスエースの静粛性や乗り心地など、快適性が優れていると回答していた。なかには「会社のクルマだし、自分で選んだわけではないから……」といった意見もあるようだが。
実際、知り合いのカメラマンでもハイエース/レジアスエースに乗っている人も多く、彼らもやはり快適性の高さを長所として上げていた。いくら商用車とはいえ、快適性や使い勝手のいいクルマが人気を集めるようだ。
日産 キャラバン
キャラバンは、商用車ながらカスタマイズ仕様のライダー(写真右上)も用意されている。ハイエース/レジアスエースと同じく、用途などによって全長や全高などの違う仕様が用意されている。インテリアの質感も商用車としてはまずまずのレベル。シフトがキャラバンはコラムなのに対し、ハイエース/レジアスエースはインパネシフトを採用するなどの違いがある。
キャラバンは、商用車ながらカスタマイズ仕様のライダー(写真右上)も用意されている。ハイエース/レジアスエースと同じく、用途などによって全長や全高などの違う仕様が用意されている。インテリアの質感も商用車としてはまずまずのレベル。シフトがキャラバンはコラムなのに対し、ハイエース/レジアスエースはインパネシフトを採用するなどの違いがある。
70を超える驚きのバリエーションと大きな箱が人気の理由! 専門誌『ハイエーススタイル』編集長
『ハイエーススタイル』:交通タイムス社刊
バリエーション豊富な大きな箱であるという点。これこそがハイエース/レジアスエースの最大の魅力ではないかと思います。箱の中身をどう使うか、ここにオーナーの所有の喜びが表現されているわけです。分かりやすくいえば、キャンピング仕様であったり、自転車やカートを積載するトランスポーターだったり、最近話題の車中泊仕様もハイエースならお手の物、なわけです。
いま人気のハイエース/レジアスエースは、いわゆる200系と呼ばれている型式であるということ。この200系というモデルは2004年にフルモデルチェンジをしています。この夏、7月26日に通算2度目のマイナーチェンジをしたばかりですが、ヘッドランプ形状及びグリルとバンパー周りのフェイスリフトとエンジン改良、そして内装の仕様一部変更程度に留まっています。基本的なラインアップに大きな変更はない、と思っていいでしょう。そのうえで選べる車種バリエーションが70車種を超える、というのがオドロキと同時に魅力とシンクロしているのだと思います。
仕事から趣味まで、幅広くこなすアクティブ派に支持
『ハイエーススタイル』編集長 内海洋一さん
ハイエース/レジアスエースは、いわゆるガテン系と呼ばれる業務に就いていらっしゃる方が非常に多く、資材や重機を積載して現場に出動されるのですが、それでもマイカーですからホイール交換やエアロパーツ装着などのドレスアップやカスタマイズをして、働くクルマ色を塗り替えている方が多いですね。仕事とプライベートの切り替えが上手なオーナーが多いということだと思います。
また、先ほど少しだけ触れたトランスポーターとして利用されている方達は当然多彩な趣味を持ち合わせている方ばかり。このご時世で羨ましいほどの趣味人が揃っている、というのもハイエース/レジアスエースユーザーの一面だと思います。土・日曜日のカートサーキットのパドックはハイエース/レジアスエースの占有率がかなり高いですから。年齢層も幅広く、20代前半から50歳代までまんべんなく、といえます。あとはファミリーユースが多いというのも見逃せません。車中泊やキャンプなど、家族サービスが大好きなパパが多いともいえます。
また、先ほど少しだけ触れたトランスポーターとして利用されている方達は当然多彩な趣味を持ち合わせている方ばかり。このご時世で羨ましいほどの趣味人が揃っている、というのもハイエース/レジアスエースユーザーの一面だと思います。土・日曜日のカートサーキットのパドックはハイエース/レジアスエースの占有率がかなり高いですから。年齢層も幅広く、20代前半から50歳代までまんべんなく、といえます。あとはファミリーユースが多いというのも見逃せません。車中泊やキャンプなど、家族サービスが大好きなパパが多いともいえます。
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(レポート:CORISM編集部)
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