【新車・中古車購入術】買ってはいけない? or  買っていい!  おすすめ軽自動車(ホンダ編)

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【生活・文化】2010/11/28

 

ホンダならではの独自の個性はあるか?

ホンダ ライフ フロントビュー

比較的装備は充実しているライフだが。廉価版のCグレードは価格戦略車としての性格が強く、装備には不満が残る。
 買ってはいけない軽自動車。トップ3の各モデルを検証している。最後はホンダ編だ。軽自動車を主力に据えるダイハツとスズキに対し、ホンダはやや立場が異なる。そのあたりが軽自動車作りにどう反映されているのか。普通車と同じ考えでクルマ作りを行っているのか。それとも「しょせんは軽自動車……」と手を抜いて作っているのか、興味津々だ。
まず検証するのはライフ。ワゴンRやムーヴの対抗車種である。バックモニターを一部標準装備にするなど独自の個性を打ち出している。ライフは最廉価のCに装備的な不満が残る。ABSがオプション扱いとなっているほか、UVカットガラスはフロントのみ。C以外のグレードでは、全面UVカット機能付ガラスや高熱線吸収/UVカット機能付プライバシーガラスを標準装備とするだけに残念だ。前席i-サイドエアバッグシステム(助手席乗員姿勢検知機能付)+サイドカーテンエアバッグシステム(前席/後席対応)は、パステルのみにオプションで用意。同じボディなのに、なぜパステルしか設定できないのか。理解に苦しむ。イモビライザーについては全車で装備されない。イモビライザーに関してはスズキが優秀で、ダイハツとホンダはやや後塵を拝している印象だ。

価格設定は高いが良心的なゼスト

ホンダ ゼスト スパーク フロントビュー.

ゼストは、前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム(前席/後席対応)を全車にオプション設定。

 次はゼスト、ゼスト・スパーク。こちらはスマートキーもイモビライザーも、全面UVカットガラスなども揃っていて、装備的な不満は少ない。前席用i-サイドエアバッグシステム(助手席乗員姿勢検知機能付)+サイドカーテンエアバッグシステム(前席/後席対応)は全車にオプションで用意している。ライフに比べて価格設定が高いこともあるが、まず安心して選べるクルマになっている。
これまで軽自動車トップ3のクルマ作りを検証してきた。当然のことながら、装備を充実させれば車両価格は上がる。それを望まないユーザーがいるのは事実だろう。本来安価であるべき軽自動車に、そこまでの装備が必要なのかという議論もある。そうはいっても、やはり選択肢があるのとないのとでは違う。とりわけ安全装備に関してメーカーは努力を怠るべきではない。同じクルマで選べない装備があるのは問題だ。全車標準装備は無理だとしても、レスオプション化などメーカーとしてのキッチリと対応すべき。

 


■ライフ
×買ってはいけないグレード:C
○買ってイイ! オススメグレード:パステル

■ゼスト(スパーク含む)
×買ってはいけないグレード:特になし
○買ってイイ! オススメグレード:ゼスト

 

ホンダ ライフ エアバッグ

ライフの場合、i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステムは、パステルでしか選べない。

ホンダ ライフ コクピット

ゼストは装備できるイモビライザーだが、ライフには全車装備できないのが残念。

ホンダ ライフ インテリア

ライフはCグレード以外に全面UVカットガラスや高熱線吸収/UVカット機能付プライバシーガラスを標準装備。

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(レポート:CORISM編集部

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