トヨタ自動車とマツダは3月29日、マツダへプリウスのハイブリッド技術のライセンス供与について合意したと発表した。マツダはこの技術を用いて、国内で出遅れたハイブリッド車を2013年までに発売する。
　マツダでは、2015年までにグローバルで販売するマツダ車の平均燃費を2008年比で30%向上させることを既に表明しており、その一環として次世代環境エンジン「SKY」シリーズを順次発売する。まず2011年に直噴ガソリンエンジン「SKY-G」を市場へ投入する予定となっており、今回のハイブリッド車はそのSKY-Gとの組み合わせとなる模様だ。
　なおマツダは30年来に渡り米・フォード社と提携を結んでいるが、今回のハイブリッド車についてはまず日本国内での発売を予定しており、部品供給や生産拠点、コスト面などから検討した結果、フォードのハイブリッド技術ではなく、トヨタからのライセンス供与を選んだ。フォードとの提携関係については今後も引き続き継続される。

■マツダの新環境対応エンジン・トランスミッション「SKY-G/SKY-D/SKY-Drive」[参考出品][2009.09.30/CORISM]
■ガソリンエンジンで驚異の超低燃費32.0km/L！「マツダ 清（きよら）」[コンセプトカー][2009.09.30/CORISM]