日産のモータースポーツ部門であるNISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)は、1年の締めくくりとして恒例になった日産/NISMOファン感謝イベント「NISMO FESTIVAL(ニスモ・フェスティバル)」を12月5日(日)、富士スピードウェイ(静岡県)で開催した。好天に恵まれた今年のテーマは『NISSAN RACING DNA.』。そのタイトルの通り、最新のSUPER GTマシンをはじめ、歴代のグループCカーやグループA、ルマン24時間参戦車などファン垂涎の名車たちが一堂に会した。
中でも今年の目玉は、80年代のモータースポーツシーンを彩ったスーパーシルエット「トミカスカイライン」や「ニチラシルビア」の登場だ。アラフォー以上のファンには感涙モノ、そして若いファンにとっては新鮮なフォルムが注目の的となっていた。このほかNISMO FESTIVALでは、コース上でレースマシンが模擬バトルを繰り広げる「GT-R＆Zオールスターバトル」や「NISSANヒストリックカーエキシビジョンレース」などが展開され、日産ゆかりの名ドライバーから現役レーサーの面々が駆る歴代の名マシンたちが、ホンキの走りを魅せつけた。いっぽう会場やステージ上でも数々のイベントが行われ、こちらも終日盛況だった。
今年はSUPER GT(特にGT500クラス)についてはあまり大きな成績を残せなかった日産勢だったが、会場は日産ファンの来年度の期待の高さを現すかのように、大いに盛り上がりをみせた。