ホンダ ジェイド(JADE)新車情報・購入ガイド 新型ジェイドは、ストリームの後継じゃない?! フレキシブルに使える都市型6人乗りハイブリッド車
ホンダ ジェイド(JADE)新車情報の目次
- ホンダ ジェイド(JADE)最新情
- ジェイドは、旧型オデッセイの後継? ストリームと旧型オデッセイの間をとったボディサイズで立体駐車場もOK!
- ホンダ ジェイドCM動画
- ホンダ ジェイド(JADE)記者発表会動画
- 早くも最新の安全装備ホンダセンシングを装備! 静粛性や上質感のある走行性能を磨き上げた
- ■Vスライドキャプテンシート、3ゾーンコンセプトって何だ? 独創の6人乗りモデルが新型ジェイド
- ガソリン、ターボエンジンの搭載は? 燃費は25.0㎞/L! 新型ホンダ ジェイドの選び方
- ホンダ ジェイド開発者動画
- ホンダ ジェイド(JADE)価格
- ホンダ ジェイド動画
- ホンダ ジェイド(JADE)RS動画 「Fun To Drive,Honda! JADE RS」篇
- ホンダ ジェイド(JADE)燃費、スペックなど
- ホンダ ジェイド(JADE)画像集
- 2014年2月1日更新 新型ホンダ ジェイド(JADE)は、ストリームの後継ではなく、旧型オデッセイの後継モデル!?
- ■新型ホンダ ジェイド(JADE)の車高は1,500㎜。低全高の3列シートハイブリッド車だ!
- ■新型ホンダ ジェイド(JADE)には、自動ブレーキなどの最新安全装備「ホンダ センシング」搭載!
- 新型ホンダ ジェイドには直噴1.5Lハイブリッドが搭載か?
- 次期新型3代目ホンダ ストリームは、中国で発売中のホンダ ジェイド(JADE)か?
- 搭載エンジンは1.5L直噴ターボ? それとも1.5Lハイブリッド? 新型ホンダ ストリームの価格と燃費を予想した!
<お勧め記事>
■ホンダ ジェイド(JADE)最新
■ジェイドは、旧型オデッセイの後継? ストリームと旧型オデッセイの間をとったボディサイズで立体駐車場もOK!
ホンダ は、低全高型の多人数乗用車である新型ホンダ ジェイド(JADE)ハイブリッドを2月13日から発売を開始する。
新型ホンダ ジェイド(JADE)ハイブリッド は、当初、すでに生産が中止されているストリーム の後継車とみられていた。しかし、新型ホンダ ジェイド(JADE)ハイブリッドの価格は272万円からと、なかなか高価な価格帯となっている。ストリームは200万円程度からだったことを考えると、新型ジェイドの価格帯はストリームとは大きく異なる。
価格帯が大きく異なっているのには理由があった。新型ジェイドのボディサイズは、全長4,650×全幅1,775×全高1,530mm。全幅が5ナンバーサイズで1,695mmだった先代ストリームと比べると、全長も全幅も大きくなっている。全長4,800mm、全幅1,800mmあった旧型ハイブリッドオデッセイ とストリーム の間といえるボディサイズをもつ。全高は多くの立体駐車場制限である1,550mm以下。都市部での駐車場事情にも考慮されている。
ホンダは、エリシオンをオデッセイという名前に変更しフルモデルチェンジした。これにより、ロールーフのヒンジドアである従来からのオデッセイはラインアップから姿を消した。ここがポイント。つまり、今までストリームとオデッセイの後継モデルが無い状態だったのだ。ストリームとオデッセイに乗るロールーフ&ヒンジドアを好んでいた多くの顧客が乗り換えるときに、勧めることができるモデルが無いのは、ホンダのラインアップ上の穴ともいえる。
とはいえ、このクラスのクルマが姿を消したというのは、あまり売れないということ。そう簡単に新型車を開発し投入するのは難しい。そこで、白羽の矢が立ったのが、中国で発売されていたジェイドということになるのだろう。しかし、中国モデルはガソリン車。それでは、日本では売れないのでハイブリッドシステムが搭載された。
■早くも最新の安全装備ホンダセンシングを装備! 静粛性や上質感のある走行性能を磨き上げた
新型ホンダ ジェイドは、中国で先行販売されたとはいえ、オデッセイ顧客の受け皿となるために、かなりこだわりの設計がされている。リヤサスペンションは、現行オデッセイより豪華なダブルウイッシュボーン式が使われた。これは、旧型オデッセイやストリームと同様なもので、より乗用車的な上質な乗り心地と操縦安定性を確保するためだ。さらに、リヤアームをボディに直付けにするなど、排気システムや燃料タンクの薄型化などを含め、低床フロア化に寄与している。
また、ハイブリッドシステムが搭載されることもあり、静粛性もこだわった。遮音・吸音を徹底した他、消音装置を内蔵した17インチノイズリデューシングアルミホイールを採用している。
300万円に近い価格帯になる新型ジェイドは、安全装備も最新のホンダセンシングが搭載された。ホンダセンシングは、ミリ波レーダーの単眼カメラを組み合わせた安全装備。コンパクトカー や軽自動車 などに採用されている赤外線レーザータイプより、かなり高性能なものとなっている。
より高い速度域からの追突被害軽減自動ブレーキや、人を見分けて衝突を回避支援する自動ブレーキ、車線維持支援、前車追従式クルーズコントロール、路外逸脱抑制機能など多彩な機能をもつ。世界最先端レベルとは言えないものの、普及版の安全装備としては高いレベルにある。ただし、普及版の安全装備がエントリーモデルにはオプションというのは物足りない。トヨタの安全装備トヨタセーフティセンスより早く装備し、着実に車種展開を広げているのは高く評価できる。
■Vスライドキャプテンシート、3ゾーンコンセプトって何だ? 独創の6人乗りモデルが新型ジェイド
そして、パッケージングも新型ジェイドの特徴だ。新型ジェイドは、6人乗りというユニークな設定。ホンダは、1列目をドライビングゾーン、2列目をくつろぎのリムジンゾーン、3列目を多彩に使えるマルチフレックスゾーンと呼び、3ゾーンコンセプトとしている。
基本的に新型ジェイドは、2列目がユニークなポイントだ。Vスライドキャプテンシートと呼ばれる構造を採用。左右のシートを約20度の角度で後方へスライドさせ、ホイールハウスとの干渉を回避。その結果、足元はこのクラスとして非常に広いリラックスできる空間とした。
そのため、3列目シートはどちらかというとプラス2的使い方になる。ストリームなども多くは、5人乗りとして使い、いざというときに7人乗りとして使うパターンが多いクルマだった。新型ジェイドも割り切った使い方ができれば、普段使う後席はラグジュアリー志向。いざというときに、6人乗車が可能なクルマとしての魅力を持つ。また、通常は4人モードで3列目を床下に収納すれば、ワゴン車としての使い方も可能だ。この機能を使い、3列目の空間は人や荷物などフレキシブルに使える。ある意味、ミニバン やワゴン 、ラグジュアリーハッチバック 的にも使えるユニークさが新型ジェイドの魅力でもある。
■ガソリン、ターボエンジンの搭載は? 燃費は25.0㎞/L! 新型ホンダ ジェイドの選び方
新型ホンダ ジェイドに搭載されるパワーユニットとは、1.5L直噴エンジンを使ったハイブリッド。SUV のヴェゼルと同様のシステムで、システム出力は152psというもので2.0Lクラスの実力だ。
新型ジェイド ハイブリッドの燃費が25.0㎞/L、ハイブリッドXの燃費が24.2㎞/L。トヨタ ウイッシュ の2.0L車が14.4㎞/Lなので、さすがハイブリッド車という低燃費性能をもつ。
また、新型ジェイドの中国モデルは1.8Lエンジンが搭載されている。そのため、ガソリンエンジンをいつでも搭載して発売できる状態。さらに、噂ではホンダのダウンサイジングターボで、新型ステップワゴン に搭載されるといわれている1.5Lターボエンジンの搭載もあるかもしれない。新型ジェイド ハイブリッドは、少々高価なので売れ行き次第ではガソリン車の投入も考えられる。ホンダファン的には、F1復帰もありターボモデルの投入にも期待したいところだろう。
オデッセイの後継ということもあり、新型ホンダ ジェイドの価格は、かなり高価だ。エントリーモデルのハイブリッドが272万円。ハイブリッドXが292万円だ。この価格だと、ステップワゴンなどの5ナンバーミニバン が余裕で買える価格帯。300万円を少し超える予算があるのなら、トヨタの1.8Lハイブリッドシステムを搭載した5ナンバーミニバンが買える価格帯でもある。さすがに、6人乗りとはいえ、スライドドアもないモデルがこの価格だと苦戦しそうな予感がする。
新型ホンダ ジェイドの選び方だが、グレードを2つしかない。価格差は20万円だ。ポイントは、先進の安全装備であるホンダセンシングの有無が大きな違い。エントリグレードのハイブリッドには、オプション設定となっているのだ。オプション価格は約11万円。基本的にはエントリグレードでも、装備は充実しておりLEDヘッドライトなども標準装備されている。そうなると、ハイブリッドにオプションでホンダセンシングを装備し約283万円で十分だ。上級のハイブリッドXは、さらにフォグライトや消音機能が入った17インチアルミホイール、テールゲートスポイラー、コンビシートなどがプラスされる。高級感やスポーティさがもっと必要というのであれば、ハイブリッドXということになる。
■ホンダ ジェイド開発者動画
■ホンダ ジェイド(JADE)価格
・ジェイド ハイブリッド 2,720,000円
・ジェイド ハイブリッドX 2,920,000円
■ホンダ ジェイド動画
■ホンダ ジェイド(JADE)RS動画 「Fun To Drive,Honda! JADE RS」篇
■ホンダ ジェイド(JADE)燃費、スペックなど
定員[人]6人
代表グレード | ホンダ ジェイド(JADE)ハイブリッドX |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4,650×1,775×1,530mm |
ホイールベース[mm] | 2,760 mm |
車両重量[kg] | 1,530kg |
総排気量[cc] | 1,496cc |
エンジン最高出力[kW(ps)/rpm] | 96[131]/6,600rpm |
エンジン最大トルク[N・m(㎏-m)/rpm] | 155[15.8]/4,600rpm |
モーター最高出力[kW(ps)] | 22(29.5) |
モーター最大トルク[N・m(㎏-m)] | 160(16.3) |
システム全体出力[kW(ps)] | 112(152) |
ミッション | 7速DCT |
JC08燃料消費率[km/l] | 24.2km/l |
バッテリー 種類/容量(Ah) | リチウムイオン/5.0 |
価格 | 2,920,000円 |
レポート | 編集部 |
写真 | ホンダ |
■ホンダ ジェイド(JADE)画像集
■2014年2月1日更新 新型ホンダ ジェイド(JADE)は、ストリームの後継ではなく、旧型オデッセイの後継モデル!?
新型ホンダ ジェイド(JADE)は、1.5Lのハイブリッドシステムが搭載されていることから、価格は高めとなると伝えてきた。現状では上級モデルが300万円弱という高額になりそうなのだ。ストリームの後継なら、なぜ、そこまで高額なのか? という点で疑問が出て当然。
新型ジェイドのローフルでヒンジドア、6人乗りというイメージは、ストリームそのもの。しかし、ホンダはオデッセイ の後継と考えられているようだ。それは、まずボディサイズがストリームに比べやや大きくなったこと。全幅は1,775㎜といわれており5ナンバーサイズを大幅に超える全幅となっているからだ。これは、ストリームと大きく違う。
さらに、リヤサスペンションには、旧型オデッセイ譲りの高性能なダブルウイッシュボーン式が採用されている。旧型オデッセイのウリは、ロールーフで乗用車的なミニバン。そのため、高性能なダブルウイッシュボーン式サスペンションが採用され、上質な乗り心地と高い走行安定性を持っていた。
しかし、現行のオデッセイは背の高いミニバンへシフトした。そこで困るのは、旧オデッセイの顧客。一世を風靡したモデルゆえ、多くの顧客が存在する。ストリームが無くなり、旧型オデッセイのようなローフルなミニバンが無くなったことで、ロールーフの多人数乗車モデルを好む顧客が、乗りかえるクルマがホンダには無くなったのだ。そうした顧客向けに、上級のロールーフ多人数乗車モデルが新型ジェイドということになっているようだ。
そのため、新型ジェイドは乗り心地や走行安定性、静粛性などが徹底的に磨きこまれているという。新型ジェイドの価格は高額になっているが、価格に見合った高級車らしいパフォーマンスをもっているという。
■新型ホンダ ジェイド(JADE)の車高は1,500㎜。低全高の3列シートハイブリッド車だ!
ホンダ は発売が遅れていた新型ホンダ ジェイド(JADE) の発売日を2015年2月13日とすると発表。同時に、先行公開HPも開設した。
新型ホンダ ジェイド(JADE)は6人乗り都市型3列シート車だ。新型ジェイド(JADE)を都市型3列シートと呼ぶ理由のひとつが、全高の低さだ。日本仕様の全高は公表されていないが、すでに中国で発売されている新型ジェイド(JADE)の全高は1,500mm。少し前に発売されたばかりのコンパクトセダン であるグレイス より25㎜ほど高い程度。3列シートながら、普通のセダン並みの全高と言うことになる。
新型ジェイド(JADE)は、ストリーム の後継といえる。ストリームの全高が1,545mm。多くの立体駐車場の1,550mm以下という制限をクリアする。こうした都市部に多い駐車場の条件をクリアしているということも、新型ジェイド(JADE)が都市型3列シート車と呼ばれる理由のひとつだ。
いかにもミニバン 的なクルマは嫌だが、6人乗りという余裕と3列目シートを収納すれば、並みのワゴンより広い荷室が出現。普段はスタイリッシュなワゴン として使い、いざというときにはミニバン的な使い方が可能なモデルといえるだろう。
また、セダン のグレイス同様、日本仕様の新型ジェイド(JADE) もハイブリッド車 のみで登場する。中国ではガソリン車しかないので、人気次第では安価なガソリン車の投入も予想できる。
新型ジェイド(JADE)のハイブリッドシステムは、1.5Lのi-DCD。恐らく、ヴェゼル ハイブリッドと同じパワフルな直噴1.5Lが使われるとみられており、システム出力152psという2.0Lガソリン車並みのパワーになると予想した。
また、新型ジェイド(JADE)の燃費は、ヴェゼルハイブリッドと同等な27.0㎞/L程度と予想できる。ただし、車高が低いことと車重がやや軽いということもあり、27.0㎞/Lを若干上回り28.0㎞/L前後になるのではないだろうか。
そして、新型ジェイド(JADE)の価格を予想。ストリームの後継ということになると、ストリームRSZの価格帯が200~250万円が目安になるだろう。新型ジェイド(JADE)は、ハイブリッドシステムを搭載していることを感がると、この価格帯にプラス20~30万円というのが相場。そうなると、新型ジェイド(JADE)の価格は230~280万円と予想してみた。しかし、オデッセイの後継と言う位置付けになるのなら、新型ジェイドの価格はもう少し高価になるかもしれない。オデッセイの価格帯が200万円台後半からということもあり、270万円前後の価格設定がされる可能性も高い。
荷室重視のワゴン として、いざというときにはミニバン的な3列シート車として、フレキシブルに使える新型ジェイド(JADE)に注目だ。
■新型ホンダ ジェイド(JADE)には、自動ブレーキなどの最新安全装備「ホンダ センシング」搭載!
新型ホンダ ジェイド(JADE)は、昨年発表されたばかりのホンダ最新の安全装備であるホンダ センシングが搭載された。
ホンダ車の多くは、赤外線を使った低速域での自動ブレーキが中心だったが、ホンダ センシングの導入によりミリ波レーダーと単眼カメラが加わり、高い安全装備となった。大きなところでは、前車追従式のACC(アダプディブクルーズコントロール)が装備され、高速クルージングでの疲労軽減。より高い速度での追突被害軽減自動自動ブレーキや、歩行者衝突回避被害軽減ブレーキなども装備された。その他の装備もプラスされ、従来の安全装備に比べればかなりグレードアップしている。
そんなこともあり、新型ジェイド(JADE)を購入する場合、こうしたオプションを選択するのがお勧めとなる。新型ジェイド(JADE)は、こうした最新の安全装備にも注目だ。
新型ホンダ ジェイドには直噴1.5Lハイブリッドが搭載か?
新型ホンダジェイド が2015年1月にどうやら発表されそうだ。この新型ホンダ ジェイド、6人乗りとなるため、新型ストリーム とはならず、中国名のジェイドという名前が使われる可能性が高い。
中国モデルの新型ホンダ ジェイドのボディサイズは全長4,660×全幅1,775×全高1,500mm。ストリームが4,570×1,695×1,545mmなので、全高が低い以外はひと回り大きいボディサイズになっている。ボディサイズが大きいということは、当然、より広い室内空間が期待できることになる。全高が1,550mm以下、全幅も1,800mm以下なので、6人乗りとはいえ、多くの立体駐車場などの規制内に入る数少ない多人数乗車モデルといえる。
さて、気になるのは搭載されるパワーユニット。中国では1.8Lガソリンエンジンがメインのようだが、さすがに日本でガソリンエンジンのみでは売りにくい。とくに、日本マーケットでホンダに期待されるのは、やはりハイブリッド 車ということになる。
そこで、日本仕様にはハイブリッドシステムが搭載される可能性が高い。ホンダの小型車用ハイブリッドシステムは2つ。ひとつは、フィットなどに搭載されている1.5Lアトキンソンサイクルi-VTECエンジンと、ヴェゼルなどに搭載される直噴1.5L i-VTECエンジンだ。
新型ジェイドの全長4,660mmというボディサイズを考えると、パワフルな直噴1.5L i-VTECエンジンを使ったハイブリッドシステムの可能性が高い。152psとなる2.0Lクラスのシステム出力をもつのであれば、新型ジェイドのボディでも十分だろう。このハイブリッドシステムが使われれば、新型ホンダ ジェイドの燃費は、ヴェゼル と同等レベルの27.0㎞/Lになる可能性が高い。
また、新型ステップワゴン に搭載されると噂されている1.5Lのダウンサイジングターボの可能性も捨てがたい。こうした新パワーユニットにも期待したい。
次期新型3代目ホンダ ストリームは、中国で発売中のホンダ ジェイド(JADE)か?
ホンダ は、2014年度下期に新型車7車種をイッキに投入する予定だ。その7車種の中の1台が、次期新型ホンダ ストリーム とみられている。
現行の2代目ホンダ ストリームは2006年にデビュー。9年目入ろうとしていた2014年5月に販売が終了している。一時期、一世を風靡したロールーフ型のミニバン だが、現在では完全に存在感を失っている。それは、ホンダだけでなくトヨタウィッシュ も大苦戦している状況。そのため、3代目ストリームは投入されるのか? そのまま姿を消すのかという難しい選択を迫られていた。
当然、2代目ストリームが販売終了となった5月以降、新型が投入されていないことから、3代目ストリームの投入は無くなったと思われていた。しかし、どうやらフィット の度重なるリコール騒ぎで3代目ストリームの投入も後ろ倒しなっていたようだ。
そして、満を持して投入されると言われている3代目ホンダ ストリームは、どうやらすでに中国で発売されているホンダ ジェイド(JADE) となる可能性が高いという。
新型ホンダ ジェイド(JADE)は、2012年の北京モーターショー にて発表した「Concept S」(中国市場をメインターゲットに開発し、中国から発売を開始する新価値乗用ムーバーのグローバルカー)の市販モデル。
デザインは、美しい外観に高貴な質感を秘めた翡翠をイメージし、日常生活での使用から休日のドライブなどさまざまなニーズを満たすモデルとして開発された。このホンダ ジェイド(JADE)は、2013年9月に中国で発売されている。
すでに、中国で発売されているモデルをベースとして導入するのであれば、需要の少ない国内マーケットにローコストで投入することも可能でリスクも低い。販売台数があまり見込めないとはいえ、ホンダには国内に投入する意味がある。ホンダの場合、国内販売車種のほとんどがコンパクトカー と軽自動車 という現状がある。利益の大きい中型・大型車種がほとんどない状態なのだ。そのため、以前に売った中型・大型の車種に乗っていた顧客が、魅力的な車種が無いため他社に流れていくことになる。それを避ける狙いもあるのだろう。
搭載エンジンは1.5L直噴ターボ? それとも1.5Lハイブリッド? 新型ホンダ ストリームの価格と燃費を予想した!
さて、3代目新型ホンダ ストリームになるとされているホンダ ジェイドだが、残念なことにスライドドアは採用されていない。国内で、ストリームが売れない理由のひとつはスライドドアではなかったという点だ。このクラスでは、マツダプレマシー がスライドドアをもち、コンスタントに1,000台/月以上を販売していることから、新型ストリームがスライドドアを持たないというのは、マーケットのニーズに応えきれていないと思われる。
ただし、ホンダ ジェイドをみていると、こうした国内のロールーフ型ミニバンにはない新たな試みもあった。それは、シートアレンジだ。シートは、フロントから2+2+2の6人乗りが用意されている。このシートアレンジができるグレードは、かなりラグジュアリー感タップリな印象。基本的に6人乗りなのだが、3列目シートを床下に完全収納し、2列目シートを再後端までスライドさせると広大な2列目スペースとなる。独立したシートをもつ2列目シートの乗員は、小さなボディサイズながらゆとりあるスペースで快適なドライブが楽しめる。
また、ホンダ ジェイドには5人乗りの設定もあり、こちらは完全に3列目を荷室としたモデル。やや全高の高いワゴン 車的なイメージだ。
新型ホンダ ジェイドのボディサイズは全長4,669×全幅1,775×全高1,550㎜、ホイールベース2,760㎜。2代目ストリームの全長4.570×全幅1.695×1.545mm、ホイールベース2,740mmよりひと回り大きくなっている。
そして、ジェイドに搭載されているエンジンは1.8LでCVTもしくは5速AT。国内に新型ストリームとして導入される場合は、エコカー減税免税レベルが要求されるため、1.5Lのハイブリッド や新型ステップワゴン にも搭載されるという1.5L直噴ターボというパワーユニットが搭載される可能性もある。
こうした最新のパワーユニットが搭載されるのであれば、スライドドアを持たないものの、低燃費性能やラグジュアリーなシートアレンジもあるため、ユニークな存在となり一定数の販売台数は期待できそうだ。
パワーユニットが不明なため、予想は難しいのだが、仮に1.5Lハイブリッドが搭載された場合、新型ホンダ ストリーム(ジェイド)の燃費性能は20.0㎞/L以上と予想。また、1.5L直噴ターボが搭載されたのなら、18.0㎞/L前後になるのではないだろうか。2代目ストリーム2.0Lの燃費が14.2㎞/Lなので、大幅に燃費が向上し、クラストップの燃費になることも確実だろう。
そして、3代目新型ホンダ ストリーム(ジェイド)の価格だ。2代目ストリームの価格は、約205~260万円。この価格帯になると、近い時期にデビューが予定されている新型ステップワゴンと価格帯が重なるモデルが多く出てきそうだ。そのため、3代目新型ストリーム(ジェイド)は、190万円台後半からエントリーグレードを用意してきそうだ。
ホンダは、この3代目ストリーム(ジェイド)の他、新型ステップワゴン、新型レジェンド 、新型軽オープンカー S660(車名は予想)、新型軽自動車Nボックス スラッシュ(車名は予想)、新型フィット シャトル、新型グレース (車名は予想、インドではシティ)が出ると言われている。ホンダファンにとっては、2014年10月以降は目が離せない新車ラッシュになりそうだ。
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