意外と価格がこなれているロールーフミニバン
最近流行のワケあり商品。実は中古車にもそういったものがある。「ワケあり」と聞くと、なんだか怪しいと思ってしまう人もいるかもしれないが、そんなことはない。ミニバン編でも書いたとおり、中古車の価格は年式や走行距離といった程度だけでなく、人気の有無によっても左右される。
つまり人気のない車種やジャンルのクルマを選べば出費を抑えつつ、1ランク上のクルマに乗ることもできる。比較的人気が高く、高値をキープしているミニバンの中でも、ロールーフミニバンなら意外と安く買えるのだ。
つまり人気のない車種やジャンルのクルマを選べば出費を抑えつつ、1ランク上のクルマに乗ることもできる。比較的人気が高く、高値をキープしているミニバンの中でも、ロールーフミニバンなら意外と安く買えるのだ。
新車価格と中古車相場の逆転現象もある
たとえばホンダのロールーフミニバンであるストリームと、コンパクトミニバンのフリード。2008年(平成20年)モデルの場合の中古車相場は、ストリームが100〜180万円、対するフリードは100〜220万円となっている。その当時の新車価格はストリームが約180〜255万円で、フリードは約160〜225万円だ。つまり、同じ年式で見ると新車価格はストリームのほうが約20〜30万円も高いのに、中古車になるとフリードのほうが高値傾向にある。
他のロールーフミニバンも値落ち率は高く、トヨタ ウィッシュとシエンタの場合では、2007年式(平成19年)のウィッシュの中古車相場は約70〜180万円でシエンタは約50〜145万円あたり。新車時価格はウィッシュが約185〜270万円、シエンタは約145〜200万円だから、ストリームほどではないが値落ち率は高い。
他のロールーフミニバンも値落ち率は高く、トヨタ ウィッシュとシエンタの場合では、2007年式(平成19年)のウィッシュの中古車相場は約70〜180万円でシエンタは約50〜145万円あたり。新車時価格はウィッシュが約185〜270万円、シエンタは約145〜200万円だから、ストリームほどではないが値落ち率は高い。
ホンダ ストリーム
ホンダ ストリームやトヨタ ウィッシュを始めとするロールーフミニバンは、想像以上に値落ち率が高く中古車としてみるとお買い得なジャンルといえる。とくにストリームの中古車相場はクルマとしての出来や人気の割には割安で、非常にうま味のある車種だ。またマツダのプレマシーは、フルモデルチェンジされたこともあり、旧モデルの相場は、より下がっていくはずだ。
ホンダ ストリームやトヨタ ウィッシュを始めとするロールーフミニバンは、想像以上に値落ち率が高く中古車としてみるとお買い得なジャンルといえる。とくにストリームの中古車相場はクルマとしての出来や人気の割には割安で、非常にうま味のある車種だ。またマツダのプレマシーは、フルモデルチェンジされたこともあり、旧モデルの相場は、より下がっていくはずだ。
ホンダ フリード
コンパクトミニバンの中では最大級の室内空間が魅力のホンダ フリード。そのおかげか、中古車市場でも常に高い人気をキープしている。そのため中古車相場は高値をキープしている。同じジャンルのトヨタ シエンタなども比較的高値を維持する傾向だ。
コンパクトミニバンの中では最大級の室内空間が魅力のホンダ フリード。そのおかげか、中古車市場でも常に高い人気をキープしている。そのため中古車相場は高値をキープしている。同じジャンルのトヨタ シエンタなども比較的高値を維持する傾向だ。
ロールーフミニバンの中古車が安いワケとは!?
このようにロールーフミニバンは、1クラス下のコンパクトミニバンに比べて中古車価格の値下がり率が高い傾向にある。いったいそれはどういうワケなのか? コンパクトミニバンのほうが取り回しも楽で燃費がいいなどの理由が考えられるが、最大の理由はライバルに5ナンバーMクラスミニバンがあるということだ。
コンパクトミニバンは、普段はコンパクトカー的に使いつつ、いざというときには5人以上の人を乗せられるのが魅力。だが、3列目シートは、あくまでも緊急用のスペースと割り切るべきだ。やっぱりミニバンだからきちんと7/8人載せたいという場合には、ロールーフミニバン以上のクルマが必要となる。
しかしロールーフミニバンの上にはトヨタ ノア/ヴォクシーや日産 セレナ、そしてホンダ ステップワゴンなど、いわゆる5ナンバーMクラスミニバンがある。室内の広さなどミニバンとしての使い勝手は、やはりMクラスミニバンのほうが上。しかも新車の価格帯はそれほど大きな差はない。ということは、人を乗せることを主目的とするミニバンとしてはこちらのほうが人気が高い。中古車としてもこちらのほうが人気なので、ロールーフミニバンの中古車相場が下がるというワケだ。
つまりロールーフミニバンは、ワケあり中古車といえる存在で、だからこそ想像以上に安く買うことができる。コンパクトミニバンの中古車購入を検討しているなら、ワケあり中古車であるロールーフミニバンも検討してみるといいだろう。なぜなら同じ予算で1ランク上のゆとりある走りや室内空間の広さのクルマを購入できるからだ。
コンパクトミニバンは、普段はコンパクトカー的に使いつつ、いざというときには5人以上の人を乗せられるのが魅力。だが、3列目シートは、あくまでも緊急用のスペースと割り切るべきだ。やっぱりミニバンだからきちんと7/8人載せたいという場合には、ロールーフミニバン以上のクルマが必要となる。
しかしロールーフミニバンの上にはトヨタ ノア/ヴォクシーや日産 セレナ、そしてホンダ ステップワゴンなど、いわゆる5ナンバーMクラスミニバンがある。室内の広さなどミニバンとしての使い勝手は、やはりMクラスミニバンのほうが上。しかも新車の価格帯はそれほど大きな差はない。ということは、人を乗せることを主目的とするミニバンとしてはこちらのほうが人気が高い。中古車としてもこちらのほうが人気なので、ロールーフミニバンの中古車相場が下がるというワケだ。
つまりロールーフミニバンは、ワケあり中古車といえる存在で、だからこそ想像以上に安く買うことができる。コンパクトミニバンの中古車購入を検討しているなら、ワケあり中古車であるロールーフミニバンも検討してみるといいだろう。なぜなら同じ予算で1ランク上のゆとりある走りや室内空間の広さのクルマを購入できるからだ。
トヨタ ノア
日産 セレナ
ホンダ ステップワゴン
ミニバンとしての人気は、ロールーフミニバンよりも5ナンバーMクラスミニバンのほうがやや優勢。それだけにワケあり中古車といえるロールーフミニバンの中古車相場は全体的にこなれており、中古車として見た場合は価格的にも魅力たっぷりのジャンルだ。
中古車選びの醍醐味はコレだ! より経済的で良いクルマに乗れるのが「ワケあり中古車」
また、Mクラスミニバンが予算的に厳しく、3列目シートを日常的に使わないというの人にもオススメだ。グッと予算も抑えることができる。また、運転感覚は乗用車に近いので、Mクラスミニバンの走りに不満のあるユーザーにもピッタリ。スタイリングもスポーティなのも、このクラスの特徴。
こんなちょっとしたことで、よりリーズナブルに良いクルマに乗れるのが中古車の醍醐味。ワケあり中古車で、お得で個性的なカーライフを楽しんでみてはいかがだろうか?
こんなちょっとしたことで、よりリーズナブルに良いクルマに乗れるのが中古車の醍醐味。ワケあり中古車で、お得で個性的なカーライフを楽しんでみてはいかがだろうか?
(レポート:CORISM編集部)
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