2月27日発表! マツダ CX-3新車情報・購入ガイド 動画・画像追加!期待のコンパクトSUV新型マツダ CX-3燃費は25.0㎞/L! 価格は2,376,000円からと、やや高価な価格設定! [CORISM]

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【マツダ】2015/03/02

デミオよりひと回り大きいボディサイズのCX-3。全高を1,550㎜とし、立体駐車場に対応

マツダCX-3
 マツダ は、コンパクト SUV新型マツダCX-3 を2月27日発表する。マツダCX-3は、ヒットモデルとなったコンパクトカー、デミオ をベースとしてSUV化したモデルだ。

 新型マツダCX-3のボディサイズは、全長4,275×全幅1,765×全高1,550、ホイールベース2,570mmとなっている。デミオが4,060×1,695×1,500mmとなっていて、デミオよりひと回り大きいが、ホイールベースは同じだ。

 このクラスのライバルは、ホンダ ヴェゼル が4,295×1,770×1,605mm、2,610mm、日産ジューク が4,135×1,765×1,565mm、2,530mmとなっている。各社、それほど大きな差はないものの、マツダCX-3のみ全高が1,550mmと最も低い。この全高には訳がある。コンパクトSUVは、都市部でも使われることが多いということもあり、多くの立体駐車場の制限である1,550mmに合わせてきた。ライバル2車が、立体駐車場に対応できていない中で、マツダCX-3は唯一対応することでメリットをアピールする。ジュークも一部グレードのみ車高を下げ1,550mmに対応している。こうした対応は、都市部の立体駐車場ユーザーにとって、ありがたい配慮だ。

マツダCX-3
マツダCX-3
マツダCX-3

マツダCX-3走行動画

マツダCX-3

やや室内スペース、ラゲッジスペースはタイト。割り切りが必要?

マツダCX-3内装 インパネ
 ただし、マツダCX-3の室内スペースは、ライバル車に対して少々物足りない。生産性を重視したため、ホイールベースはデミオと同じ。デミオは、高効率なパッケージングというより、走りの気持ちよさを優先し、スペースよりドライビングポジションを重視した。そのため、フィット と比べると室内はタイトだ。その影響が新型CX-3にも影響している。ヴェゼルはフィットベースながら、室内スペースを拡大するためにホイールベースを伸ばしている。コストや生産性を重視して、デミオと同じホイールベースにしたというが、もうひと工夫あってもいい。

 当然、ラゲッジスペースも広大とはいえない。新型CX-3のラゲッジ容量は350L。ヴェゼルは404Lと完全にCX-3とジュークに対し広い。SUVとは、スポーツ・ユーティリティ・ヴィークルの略。ユーティリティという視点では、このスペースでは少々物足りないかもしれない。CX-3の場合、室内空間やラゲッジスペースという点では、ある程度割り切りが必要。

マツダCX-3内装 フロントシート
マツダCX-3内装 リヤシート
マツダCX-3内装 ラゲッジスペース

1.5L直4クリーンディーゼルのみの設定! 燃料経済性ではハイブリッド車を上回る!?

マツダCX-3
 割り切りという視点では、パワーユニットも同様だ。なんと、ガソリン車の設定が無く、クリーンディーゼルエンジン のみで勝負に出た。売れ行きやモデル末期になってくれば、安価な1.5Lガソリン車が投入される可能性があるが、なかなか大胆な戦略だ。ガソリン車は、デミオ顧客とカニバリが発生する可能性を避けた印象がある。

 1本に絞ったディーゼルでも、デミオとのカニバリを避けるため、ちょっとしたスパイスが使われた。それは、トルクの増強だ。デミオのディーゼル車は、最大トルクが250Nm。新型マツダCX-3の最大トルクは、270Nmと20Nmアップされている。コンピュータ制御の変更程度のようだが、より高価になる新型CX-3に対して価格アップ分の価値をボディサイズだけでなく最大トルクの数字でも表した。デミオに対して、FF車比で130㎏ほど車重がアップし1,260㎏となっているとはいえ、十分過ぎるトルク値だ。

 新型マツダCX-3の燃費値は、FF車が23.0㎞/L。4WD車 が21.0㎞/Lという優れたもの。この燃費値は、さすがのヴェゼルも苦戦確実。ヴェゼルハイブリッドで最も燃費が良いグレードがFFで27.0㎞/L、4WDが23.2㎞/Lとなっている。量販グレードでの比較になると、燃費差はもっと少なくなりCX-3とヴェゼルのカタログ燃費値は、ほぼ同等レベル。そうなると、燃料の価格差が経済性を左右する。ヴェゼルはレギュラーガソリンでCX-3は軽油。価格差は約20円。こうなると、燃料費経済性という面では、CX-3が上回る可能性が高い。

 こうした燃料経済性だけでなく、CX-3を評価したいのは、デミオのように燃料タンクを小さくし、6MT、エンジントルクをダウンし、無理やり30.0㎞/Lというカタログ燃費値を出さなかった点だ。これは、マツダに限ったことでなく、フィットハイブリッドやアクアも似たようなことをしている。これらは、ほとんど選ばれることのないグレードになっていて、もはや販売戦略上、無理やり設定されたもので完全にユーザー不在。クルマに詳しくない顧客は、30.0㎞/Lの燃費値に誘われ、実際は26.4㎞/Lのデミオを買わせられるという仕組みだ。

 燃費性能も高く評価できる新型マツダCX-3。1.5L直4ディーゼルエンジンは、2014年10月にデミオに搭載されて発売された。それから、わずか約半年でさららなる進化を遂げCX-3に搭載されたのだ。搭載された新技術は、世界初となるナチュラル・サウンド・スム―ザーと呼ばれる技術。ピストンピンの中に、ナチュラル・サウンド・スム―ザーと呼ばれるものを挿入。このピストンピンが、3.5kHz 付近で共振するピストン・コンロッド系の振動エネルギーを吸収/減衰するというもの。つまり、静粛性が上がるということだ。元々、デミオでも静粛性が高かったディーゼルエンジンがより静かになった。この技術は、いずれデミオにも搭載されるだろう。ただし、この技術は一部グレードのみのオプション設定となる。

 CX-3のミッションは、6MT設定もデミオとは違う。SUVということもあり、デミオにはない4WD車にも6MTを設定している。雪国で4WDが必要で、その中でもかなりの少数派となるMT派も満足できる設定だ。CX-3はすべてのグレードに4WDと6MTの設定があり、MT派も何の不都合なくグレード選びができるのも特徴だ。

 マツダCX-3の安全装備では、低速域の自動ブレーキは全車に標準装備し、標準的な安全装備は確保した。しかし、赤外線を使った低速域自動ブレーキは、もはや軽自動車でも当たり前となり、普通車ではさらに高機能なミリ波やカメラを使ったものにシフトしてきている。そろそろエントリグレードの安全装備向上も必要だろう。Lパッケージと呼ばれる最上級グレードを選択すれば、後側方を監視し注意喚起してくれるブラインドスポットモニタリングなど高い安全装備が標準装備されているので満足度は高い。

マツダCX-3
マツダCX-3
マツダCX-3

こだわりのデザインに、クラス最大の18インチホイールを装備

マツダCX-3
 マツダCX-3のスタイリングは、マツダの魂動(こどう) デザインをテーマにスタイリッシュにまとめられている。SUVということもあり、高めのフロントノーズとしタフネスさをアピール。ヘッドライトは、マツダ車共通のシグネチャーウイングで、鋭い眼光のある顔となっている。サイドビューから見ると、これがFF車なのか! と、思わせるFR車特有のロングノーズショートデッキスタイル。サイドウインドウは小さく、柔らかくラウンドしCピラーへと流れるルーフはクーペ的でもある。リヤビューはショートオーバーハングでドッシリとした安定感あるものとなった。

 驚きなのは、エントリグレード以外、なんとこのクラスでは最大となる18インチアルミホイールを装着。215/50R18という、やや特殊なタイヤサイズとなっているが、この大径ホイールの効果で、マツダCX-3は非常にスタイリッシュに見える。この18インチアルミホイールを装着しながら、最小回転半径は5.3mとして、小回り性能も失っていないのもさすがだ。

 インテリアは、ほぼデミオと同じ。ドアトリムのデザインはオリジナルで、SUVというよりは、スポーツカーのような疾走感のあるデザインとなっている。基本デザインはデミオと同じながら、よりクオリティの高いインテリアとなったのがCX-3。より上質な空間となった。例えば、レッドの差し色を使っているインテリアカラーは、なんと100タイプ以上のレッドを検討し、派手さを抑えた品のあるカラーコーディネイトとなっている。

マツダCX-3内装 ドアトリム
マツダCX-3 内装 シフトノブ
マツダCX-3内装 メーター

新型マツダCX-3の隠れライバルは、兄貴分のCX-5!? 価格は高価な設定!? マツダCX-3の選び方は?

マツダCX-3
 さて、新型マツダCX-3の選び方。搭載エンジンは、1.5Lのクリーンディーゼルエンジンのみなので、後はFFか4WDかという選択になる。都心部で生活し、ほとんど4WDが必要な場所へは行かないというのであれば、価格が安く燃費のよいFF車で十分。降雪地域では、必然的に4WDとなるが、高速道路などでの長距離移動が多く、雨などでもより安定した走行パフォーマンスが欲しいというのであれば、予算を抜きにして4WDという選択もいい。FFから4WDとなることで、燃費性能が大きく落ちていないのも4WDを選択してもいいという理由のひとつだ。

 ポイントとなるのは、グレード選び。エントリグレードのXDでも、低速域での自動ブレーキは標準装備となっているので悪くはないが、CX-3らしさを演出するLEDライトはオプション設定。LEDライトは装備したいので、これが標準設定となっているXDツーリングには、ブラインドスポットモニタリングも標準装備されるようになる。

 ブラインドスポットモニタリングは、運転が苦手の人や高齢者などにも有効な安全装備なので、XDツーリングをベースに選ぶといいだろう。高速道路などでの長距離走行が多い人は、安全面や疲労軽減にも役に立つ前車追従式のレーダークルーズコントロール、ミリ波を使うことで高い速度域からでの自動ブレーキ機能も装備するセーフティクルーズパッケージを装着するか、標準装備されているXDツーリングLパッケージ車を選択するとよい。

 新型マツダ CX-3の価格は、2,376,000円から。最上級グレードのXDツーリングLパッケージ4WDは、なんと300万円を超え3,024,000円! このサイズのSUVで300万円オーバーというと、かなり高価な印象となる。マツダCX-3の価格設定は、なかなか強気。CX-5から始まった新世代モデルが軒並みヒットしたこともあり、マツダも自信満々で新型マツダCX-3の価格設定をしたと予想できる。

 ちなみに、CX-3のひとクラス以上うえのCX-5のXD LパッケージFFが約326万円、4WDが約349万円だ。価格差は約50万円と少ない。CX-3は、デミオとのカニバリを気にした設定となってはいるが、ボディサイズを抜きに価格軸で考えると、意外なライバルはCX-5になりそうだ。

 ディーゼルにこだわらなければ、ガソリンの25S LパッケージFFが約287万円、4WDが約310万円となっている。トヨタ ハリアーGRANDの2.0L 2WDが約280万円。もはや、新型CX-3の上級モデルは、ひとクラス以上うえのSUVが買える高額な価格帯に突入している。新型マツダCX-3の価格は、決して安くはないことを理解して購入する必要がある。

マツダCX-3
マツダCX-3
マツダCX-3

マツダCX-3発表会動画 小飼社長スピーチ

マツダCX-3価格

■マツダCX-3価格
・XD価格 2WD(6EC-AT) 2,376,000円 (6MT) 2,376,000円 4WD(6EC-AT) 2,592,000円(6MT) 2,592,000円
・XD Touring価格 2WD(6EC-AT) 2,592,000円 (6MT) 2,592,000円 4WD(6EC-AT)2,818,800円 (6MT) 2,818,800円
・XD Touring L Package価格 2WD(6EC-AT)2,808,000円 (6MT)2,808,000円 4WD(6EC-AT) 3,024,000円 (6MT) 3,024,000円

マツダCX-3燃費、スペックなど

代表グレード マツダCX-3 XDツーリングLパッケージ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4,275×1,765×1,550mm
ホイールベース[mm] 2,570mm
トレッド前/後[mm] 1,525/1,520mm
車両重量[kg] 1,260kg
総排気量[cc] 1,498cc
エンジン最高出力[kW(PS)/rpm] 77(105)/4,000rpm
エンジン最大トルク[N・m/rpm] 270/1,600-2,500rpm
ミッション 6速AT
タイヤサイズ 215/50 R18
JC08モード燃費 23.0㎞/L
定員[人] 5人
税込価格[円] 2,808,000円
レポート 編集部
写真 編集部

マツダ CX-3 アメリカ仕様動画

激戦コンパクトSUVの中でも、ひと際ユニークなクリーンディーゼルで勝負するマツダCX-3。しかし、12月上旬にトヨタの刺客も投入?

マツダ CX-3
 マツダ は、ロサンゼルスショーでコンパクト クロスオーバー SUV である「新型マツダCX-3」 を世界初公開した。

 新型マツダCX-3は、スカイアクティブV 技術とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」 を全面的に採用した、新世代商品の第5弾となる。マツダは、新型CX-3を2015年春より、日本から順次グローバルに導入する予定だ。

 新型マツダCX-3のボディサイズは、全長168.3インチ(4,275㎜)全幅69.5インチ(1,765㎜)全高61インチ(1,550㎜)となっている。このボディサイズは、ベースとなるデミオよりひと回り大きくなった。ライバルと思われる日産ジュークのボディサイズが全長4,135mm×全幅1,765mm×全高1,565mm。ホンダ ヴェゼルが全長4,295mm×全幅1,770mm×全高1,605mmといったところ。各車同じようなボディサイズながら、新型マツダCX-3の全高が1,550mmとなっているところが目を引く。この1,550mmというのは、多くの立体駐車場の高さ制限となっている。あくまで日本での使い勝手ではあるものの、マンションなど立体駐車場で制限がある顧客にとってありがたい。日産ジューク もアーバンセレクションというグレードのみ全高を1,550mmとし、立体駐車場を使う顧客に対応しているほどだ。

 新型マツダCX-3に搭載されるエンジンは、デミオ にも搭載されている1.5Lのクリーンディーゼル 「SKYACTIV-D 1.5」と、2.0Lガソリンの「SKYACTIV-G 2.0」が用意される予定だ。欧州メーカーの多くは、FF車のみの設定が多いが、マツダCX-3には新世代AWDシステムが採用されるという。降雪地域の顧客も、デミオ同様にエコカー減税免税レベルのメリットと低燃費性能を得ることができるだろう。

 新型マツダCX-3のデザインは、デミオのテイストを感じさせながらもフロントフェイスは、SUV らしく力強さを感じさせるデザインとなった。樹脂製のアンダーガードやフェンダーガードなどがプラスされ、全体的にワイルドさもアップしながらも、都会でも泥臭さを感じさせない洗練された雰囲気は、さすが魂動(こどう)デザインといえるものだ。

マツダ CX-3
マツダ CX-3
マツダ CX-3


マツダ CX-3
マツダ CX-3
マツダ CX-3

新型マツダ CX-3の発売時期は、2015年2月中旬以降!?

 日本マーケットのコンパクト SUVは、日産ジュークに始まりホンダ ヴェゼルと共に好調。そこへ、新型マツダCX-3が2015年春に投入されるという。春を立春とするなら2月ともとれるだけに、期待は高まる。

 新型マツダCX-3の発売日を予想。2-3月は自動車業界において、最大の繁忙期。新型マツダCX-3は、マツダの国内営業にとって、台数が稼げるモデルであることを考えると、なるだけ早い段階での投入が求められる。一般的に、2-3月の繁忙期で台数を稼ぐため、多くのメーカーは12月中旬以降に発表・発売。年末・年始のCMなどで、徹底告知。年明けの初売りからイッキに話題を加速させて販売台数を伸ばそうとする。やや投入が遅れているとはいえ、新型CX-3も1月中にはティーザー広告などで情報を出してくるとみられている。そんな状況を加味すると、新型マツダCX-3の発売時期は2月中旬以降ではないかと予想した。

 もし、2015年3月までに登録したいということならば、12月末頃から小まめにディーラーに通い情報収集するといいだろう。

 ただし、新型CX-3もうかうかしていられない。2014年12月に、トヨタ アクア がマイナーチェンジする。このアクアのマイナーチェンジでは、アクアのクロスオーバー 車でコンパクトSUVとなる新型アクアXアーバン(仮)が投入される予定だ。当然、他社も黙ってみていることは無く、お買い得な特別仕様車などが投入されることが予想できる。コンパクトSUVの購入を考えている顧客にとって、マツダCX-3が出るまでの数ヶ月間は、楽しくも悩ましい日々になるだろう。

マツダ CX-3

新型マツダCX-3のクリーンディーゼル車は、強気の価格設定?新型 CX-3の価格は230万円前後?

マツダ CX-3
 さて、気になる新型マツダCX-3のクリーンディーゼル車は、105ps&250Nmというスペックに変更はないと思われる。燃費は、デミオの30.0㎞/Lは燃料タンクを小さくするなど、無理やり30.0㎞/Lを達成するためのテクニックが使われているのであまり参考にならない。

 ベースとして考えるべきは6速ATの通常グレード。このグレードの燃費26.4㎞/L。SUV化されたことで、新型CX-3の車重は100㎏程度重くなることが予想できる。当然、車重が重くなる分、CX-3の燃費も低下する。ザックリと10%くらいは燃費が落ちると予想すると、23.0㎞/L前後が新型CX-3 FF車の燃費となるのではないだろうか。こうなると、ヴェゼルハイブリッドと比べると、やや悪いように感じるが、CX-3の燃料は軽油なので、ガソリンに比べると20円/Lくらい安い。そう考えると、燃料費という視点ではハイブリッド と同等といえる。同じ燃料費でありながら、CX-3の最大トルクは250Nm。ヴェゼル ハイブリッドを圧倒する。

 そして、新型マツダCX-3の価格を予想。すでに発売されているヴェゼルハイブリッドの価格帯がひとつの目安となる。ヴェゼルハイブリッドのエントリグレードの価格が約225万円。マツダCX-3の価格は、225万円を超えるか下回るかというところになる。

 当初、マツダCX-3の価格は、ハイブリッドより低めの価格設定となると予想していたが、最近のマツダ クリーンディーゼル車はイケイケ状態。デミオの場合は、激戦マーケットということもあり、ハイブリッド車よりやや低めの価格設定となったが、付加価値が高いコンパクトSUVということを考えると、やや強気の価格設定も考えられる。そういったことを考慮すると、新型マツダCX-3の価格は、230万円前後からになると予想した。この新型CX-3の価格も、12月に登場するトヨタ アクアXアーバンの価格次第では多少前後すると思われる。

マツダ CX-3
マツダ CX-3
マツダ CX-3

マツダCX-3画像集

マツダ CX-3フトントスタイルアップ
マツダ CX-3リヤアップ
マツダ CX-3インパネ


マツダ CX-3フロントシート
マツダ CX-3メーター
マツダ CX-3フロント正面


マツダ CX-3フロントスタイル
マツダ CX-3サイドビュー
マツダ CX-3リヤスタイル


マツダ CX-3リヤ正面
マツダ CX-3シート
マツダ CX-3 インパネ


マツダ CX-3 ヘッドライト
マツダ CX-3 リヤコンビネーションランプ
マツダ CX-3 AWDエンブレム

新型マツダCX-3は、クーペのようなルーフラインをもった小型SUV?

 マツダ は、新型コンパクト クロスオーバーSUV の車名を「マツダ CX-3」 とし発表。また、この新型マツダCX-3を11月21日から30日まで開催されるロサンゼルスオートショーにおいて世界初公開する。

 新型マツダCX-3は、マツダの「SKYACTIV技術」 とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」 を採用した5番目の新世代モデル。新型マツダCX-3は、洗練された美しいデザインにこだわり魂動デザインのDNAである生命感を、よりシャープでスピード感ある造形へと進化させたという。

 この新型マツダCX-3のベースモデルは、2014年9月に発表されたばかりのコンパクトカー「マツダ デミオ」 がベースとなっていると言われている。このことから予想できるボディサイズは、全長4m強×全幅1.7m前後×全高1.6m前後ではないだろうか。

 また、イラストを見るとBMW X4レクサスNX のように、クーペのようなルーフラインをもっている。こうしたデザインは、最近のSUVのトレンド。そうなると、全高はもっと下げられ、1,550mm以下になる可能性もある。全高1,550mmというのは、多くの立体駐車場の制限となっている。日産ジューク のアーバンセレクションも、そうした使い勝手を考え全高をこのグレードだけ1,550mmとしている。

新型マツダCX-3 クリーンディーゼル車の燃費は25.0㎞/L、価格は220万円前後と予想した!

 新型マツダCX-3に搭載されるパワーユニットは、2つあると予想できる。1つ目が、デミオにも搭載されている1.5LのクリーンディーゼルエンジンSKYACTIV-D と1.5LガソリンのSKYACTIV-Gだろう。新型マツダCX-3は、SUVなのでデミオより車重が増え、1.200㎏オーバーとなりそう。そうなると、さすがに1.3Lエンジンでは厳しいので1.5Lガソリンエンジンが用意されると思われる。

 また、このクラスは世界的にも人気カテゴリー。国内ではホンダ ヴェゼル 、日産ジュークが人気だ。とくに、ヴェゼルはハイブリッド 車があり、低燃費性能でも飛び抜けている。また、ジュークはターボモデルの16GTがあり、そのパワフルさが人気を集めている。

 新型マツダCX-5 は、こうしたライバルに対して、クリーンディーゼルエンジンを武器にパワフルさと低燃費を両立していることから、注目されることは確実だろう。

 そして、新型マツダCX-3の価格を予想。ライバルの多くが売れ筋グレードの価格帯を190~210万円程度としている。こうなると、恐らく新型マツダCX-3の1.5Lの価格も同様となると見込まれる。もちろん、シンプルな装備としたエントリグレードは、180万円前後となる可能性が高い。

 注目の新型マツダCX-3クリーンディーゼルエンジン車の価格は、エントリグレードで220万円前後と予想した。ヴェゼルハイブリッドよりも安めの設定してくるはずだ。新型CX-3のディーゼルで売れ筋グレードは、230万円前後になるのではないだろうか。

 また、新型マツダCX-3の燃費はどうなるのだろうか? 現在、デミオ クリーンディーゼル車の燃費は30.0㎞/Lとなっているが、これは燃料タンクを小さくするなど、無理やり30.0㎞/Lを達成するためのテクニックが使われているのであまり参考にならない。

 そうなると、通常グレードの燃費26.4㎞/Lから、車重が重くなる分どれだけ燃費が落ちるのか、ということになる。まぁ、ザックリと5~10%くらいは燃費が落ちると予想すると、25.0~23.0㎞/Lの間が新型CX-3の燃費となるのではないだろうか。こうなると、ヴェゼルハイブリッドとあまり変わらない燃費性能ということになる。

 さて、気になる新型マツダCX-3の発売時期。すでに、新聞報道などにもあったように2014年度内が有力視されている。よくあるパターンでは、正月休み中に生産ラインの変更や調整を行って、年明けから本格生産。そんな流れとなるのなら、新型マツダCX-3の発売時期は2015年1月から2月ということになる可能性が高い。

 今後、新型マツダCX-3の動向に注目だ。

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(レポート:CORISM編集部

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