速報! 動画追加!4代目新型マツダ デミオ(DEMIO)新車情報・購入ガイド ハイブリッド車に大接近! 1.5Lクリーンディーゼルの燃費は30.0㎞/L! 新型デミオ ディーゼルの価格は1,782,000円から! デミオセダンも登場! [CORISM]
速報! 動画追加!4代目新型マツダ デミオ(DEMIO)試乗記・評価の目次
- 新型マツダ デミオ(DEMIO)最新新車情報・試乗記まとめ
- 新型マツダ デミオセダン(マツダ2セダン)画像
- 新型マツダ デミオ予約販売開始! ガソリン車は9月26日、クリーンディーゼルは10月23日発売!価格は1,350,000円から!
- ハイブリッド車並みの低燃費を実現したクリーンディーゼル車。よりトルクフルになったガソリン車
- 新型マツダ デミオ(DEMIO)価格、燃費、スペックなど
- 新型新型マツダ デミオ「小飼社長からのメッセージ」
- 新型マツダ デミオ開発責任者インタービュー動画
- 4代目新型マツダ デミオ日本仕様が公開! 欧州にはガソリン1.5Lも!
- 新型マツダ デミオ公開!
- 新型デミオに搭載1.5Lクリーンディーゼルエンジンの最大トルクは250Nm! 燃費は30.0㎞/L超? 価格は? 発売時期は?
- 新型マツダ デミオ スカイアクティブ1.5Dスペック、特長
- 新型マツダ デミオは、隙が無い圧倒的な存在感、経済性、走行パフォーマンスは、ハイブリッドを超える!?
- 新型デミオの価格、スペックを予想する! デミオディーゼルが出るまで、ハイブリッドは買ったらダメ!?
- 2014年2月26日更新 マツダ跳(HAZUMI)は、新型デミオのコンセプトモデル!?
- 新型デミオに搭載が噂される1.5Lクリーンディーゼルの燃費とパワー&トルクを予想!
- 新型デミオの価格は175万円か? 発売時期も予想した!
<お勧め記事>
■新型マツダ デミオ(DEMIO)最新新車情報・試乗記まとめ
■新型マツダ デミオセダン(マツダ2セダン)画像
■新型マツダ デミオ予約販売開始! ガソリン車は9月26日、クリーンディーゼルは10月23日発売!価格は1,350,000円から!
新型デミオは、CX-5 やアテンザ 、アクセラ に続く、マツダの新世代技術「SKYACTIV(スカイアクティブ) 技術と新デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」 を全面的に採用した新世代商品第4弾のコンパクトカー 。今回のフルモデルチェンジで4代目となった。
新型デミオは「クルマの価値はボディサイズに比例する」という既成概念を打ち破ることをコンセプトに開発された。つまり、ボディサイズが大きければ大きいほど高級車という概念から脱却を目指したということだ。
そうした目的通り、新型マツダ デミオのスタイルは面の張りが強く力強い。また、猛禽類系の鋭い眼光をイメージしたようなヘッドライトも精悍さをアピール。コンパクトカーというクラスを感じさせない存在感がある。
インテリアも同様に、サテンクローム、光沢カラーパネル、カーボン調シボ、レザー、ステッチなどを採用し上質感をアピールする。とくに、インテリアカラーはインストルメントパネル、コンソール、ドアアームレスト等、複数の色と素材を組み合わせた4つのスタイルを設定。この設定が、なかなかオシャレでコンパクトカー=実用車的なイメージを払拭。自分らしさが表現できる選択肢があるのは、高評価ポイントと言えるだろう。
■ハイブリッド車並みの低燃費を実現したクリーンディーゼル車。よりトルクフルになったガソリン車
また、これだけの走行性のを有しながら、クリーンディーゼルは低燃費なのが魅力。6MT車の燃費は30.0㎞/Lを超え、軽自動車 &ハイブリッド 車を除く内燃機関車トップの燃費となっている。ただし、このモデルは、かなり30.0㎞/Lを達成するための燃費スペシャルグレードとも見える。6MT車以外は105ps&250Nmという出力だが、6MTは220Nmと出力が下げられている。燃料タンク容量も35Lと9L小さいものを使い、車重も50㎏軽い1080㎏となってる。そんなちょっと特殊なグレードといえる。通常の6AT車の燃費は、オプションの減速エネルギー回生システムであるアイ・イーループを装着すると26.6㎞/Lになり、オプションを装着しないグレードの燃費は26.4㎞/Lとなる。これでも、十分なくらいの低燃費性能だ。
ミッションは、ガソリン車に5MTと6AT、ディーゼル車には6MTと6ATが用意された。MTの設定が幅広いのも特徴となっている。
先代デミオに搭載されていた1.3Lガソリンのスカイアクティブも進化している。14.0という高圧縮エンジンによる低燃費性能がウリだったが、実際の走行シーンでの気持ちよさを重視して、新型デミオでは圧縮比を12.0へと落としている。その結果、全域でトルクを5~10%アップし、さらに最高回転数を高めることに成功している。先代デミオより、少しトルクフルになった印象は明確で、エンジンを回して走っても楽しい軽快感あふれるものとなった。それでいて、燃費は24.6㎞/Lを達成。先代デミオの燃費25.0km/Lこそ上回れなかったものの、相変わらずクラストップレベルの高い燃費性能を維持した。
安全装備に関しては、クラスの概念は超えられず標準的。低速走行時の追突被害軽減自動ブレーキ「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)」がエントリグレードを除き標準装備。走行中に後側方からの接近車両を検知しドライバーに知らせる「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」や駐車場などでバック後退する際に接近してくる車両を検知しドライバーに知らせる「リア・クロス・トラフィックアラート(RCTA)」などの装備が用意されているものの、装備できるのはディーゼル車にオプションで、ガソリン車はオプション装備さえ用意されていない。高い安全装備を得たい場合は、ディーゼル車を購入するしかない。また、ディーゼル車にも、アクセラより上のモデルには用意されている、ミリ波を使ったより高度な追突被害軽減自動ブレーキ(スマート・ブレーキサポート)やアダプティブクルーズコントロール(レーダークルーズコントロール)は用意されていない。
新型マツダ デミオの価格は、ガソリン車エントリグレード13Cで1,350,000円から。ディーゼル車は、XDグレードで1,782,000円からとなる。13Cは価格訴求やレンタカー、法人用モデルといった装備内容なので、13S以上がお勧めとなる。13Sの価格は1,458,000円。カーテン&サイドエアバッグも標準装備されているので、これで十分といった仕様。リヤスポーラーやLEDヘッドランプなどが装備された13S Lパッケージもスポーティな雰囲気でよいものの価格は1,717,200円とやや高価。この価格帯だと、ディーゼル車や他社のハイブリッド車が狙える価格になってくるので必要な装備を確認して慎重に選びたい。
新型マツダ デミオのディーゼル車は、XDの1,782,000円から。クルーズコントロール、LEDヘッドライトなど、豪華装備が無いくらいで、シンプルに乗りたいのならこれで十分といった仕様。この価格だと、フィット ハイブリッドFパッケージと同等の価格帯。上級のXDツーリングになると1,944,000円となり、かなり高価になるが装備も充実する。0.2㎞/L燃費がアップする減速エネルギー回生システムのアイ・イーループは64,800円とこちらも高価。0.2㎞/Lしか燃費がアップしないので、オプション価格分を燃費アップ分の燃料費で補うことは難しいと思われる。
新型デミオのクリーンディーゼル車は、大トルクと低燃費が魅力。ハイブリッド車に燃費ではやや劣るものの、軽油を使うことで20円/L前後燃料費が安くなる。そうなると、使い方にもよるが燃料費という視点ではハイブリッド車よりも燃料費が安くなることもあるだろう。それでいて、ハイブリッド車にはない250Nmという大トルクを持っていて走りが楽しいとなると、新型デミオの魅力は一段と輝きを増す。新型デミオの購入を考えているのなら、まずはガソリンとディーゼル、そして他社のハイブリッドとシッカリと乗り比べて決めるといいだろう。
■新型マツダ デミオ(DEMIO)価格、燃費、スペックなど
<デミオ1.3Lガソリン車 SKYACTIV-G1.3価格>
・13C FF (6EC-AT) 1,350,000円
4WD (6EC-AT) 1,544,400円
・13S FF (5MT) 1,458,000円
FF (6EC-AT) 1,458,000円
4WD (6EC-AT) 1,652,400円
・13S L Package FF (5MT) 1,717,200円
FF (6EC-AT) 1,717,200円
4WD (6EC-AT) 1,911,600円
<デミオクリーンディーゼル車 SKYACTIV-D1.5価格>
・XD FF (6MT) 1,782,000円
FF (6EC-AT)1,782,000円
4WD (6EC-AT)1,976,400円
・XD Touring FF (6MT) 1,944,000円
FF (6EC-AT) 1,944,000円
4WD (6EC-AT) 2,138,400円
・XD Touring L Package FF (6MT) 1,998,000円
FF (6EC-AT) 1,998,000円
4WD (6EC-AT) 2,192,400円
代表グレード | マツダ デミオXDツーリング SKYACTIV-D 1.5 |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4,060×1,695×1,500mm |
ホイールベース[mm] | 2,570mm |
トレッド前/後[mm] | 1,495/1,480mm |
車両重量[kg] | 1,130kg |
総排気量[cc] | 1,498cc |
エンジン最高出力[kW(PS)/rpm] | 77(105)/4,000rpm |
エンジン最大トルク[N・m/rpm] | 250/1,500-2,500rpm |
ミッション | 6速AT |
タイヤサイズ | 185/60 R16 |
JC08モード燃費 | 26.4㎞/L |
定員[人] | 5人 |
税込価格[円] | 1,944,000円 |
発売日 | 2014年10月23日 |
レポート | 編集部 |
写真 | 編集部 |
■新型マツダ デミオ「小飼社長からのメッセージ」
■新型マツダ デミオ開発責任者インタービュー動画
■4代目新型マツダ デミオ日本仕様が公開! 欧州にはガソリン1.5Lも!
これに合わせ、新型デミオを世界初公開。4代目デミオには、すでに話題となっている1.5LのクリーンディーゼルエンジンであるスカイアクディブD1.5と1.3Lの低燃費ガソリンエンジン スカイアクティブG1.3が用意される。現時点では、新型デミオの燃費や価格は公表されていない。
また、欧州仕様車には1.5LのガソリンスカイアクティブG1.5があることも判明。日本マーケットへの導入は未定だが、こちらも期待されるパワーユニットといえるだろう。
■新型マツダ デミオ公開!
■新型デミオに搭載1.5Lクリーンディーゼルエンジンの最大トルクは250Nm! 燃費は30.0㎞/L超? 価格は? 発売時期は?
マツダは、CX-5 やアテンザ 、アクセラ などに、2.2Lクリーンディーゼルのスカイアクティブ 2.2Dを搭載。このクリーンディーゼルエンジンは、高い環境性能と燃費、大トルクがもたらす爽快なドライブフィールで話題になり、超円高に悩み経営不振に陥っていたマツダ復活の原動力ともなった。
そのスカイアクティブ2.2Dで実現した数々の革新的技術を踏襲し、燃焼における「均質リーン化領域のさらなる拡大」、エンジン小型化による冷却損失増大を抑制するための「断熱」技術、さらなる「機械抵抗低減」などの燃費改善技術を追加採用し、コンパクトカー に最適なパワートレインとして進化させたものが、今回公開されたスカイアクティブ1.5Dだ。このスカイアクティブ1.5Dは、2014年秋ごろ発売予定の新型デミオに搭載されている。
この新型マツダ デミオに搭載されるスカイアクティブ1.5Dは、当然、ポスト新長期規制をクリア。その上、デミオクラスのコンパクトカー に、日本で初採用されるクリーンディーゼルエンジンということになる。
この超低燃費クリーンディーゼルエンジンに、アイドリングストップ技術「i-stop」(アイ・ストップ)、減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」(アイ・イーループ)と高効率トランスミッション「SKYACTIV-DRIVE」や「SKYACTIV-MT」が組み合わされる。その結果、新型デミオは、超低燃費というだけでなく、ディーゼルエンジンがもつ大トルクがもらたすコンパクトカーの枠を大きく超える走る歓びを実現することは確実。
マツダが公開したスペックによると、新型デミオスカイアクティブ1.5Dのスペックは77Kw&250Nm。このトルクは、2.5Lガソリン車車並み。これだけパワフルなエンジンが、1,100kg前後の軽量ボディで全長4m前後というコンパクトカーに搭載されるのだから、まさにその走りは異次元のものとなることが予想できる。
マツダは、この新型デミオの燃費をハイブリッド 車、軽自動車 を除く、内燃機関搭載車として最高のモード燃費としている。このクラスでは、三菱 ミラージュ の燃費が27.2㎞/L。これを超えてくることは確実。そう考えると、大台の30.0㎞/Lに届くかどうかということにも注目したい。
ディーゼルエンジンは、ガソリンより20円/L以上安い軽油が使われる。そのため、燃費ではハイブリッド車より劣っていても、燃料費という意味ではハイブリッド車と同等となるとみられている。さらに、ハイブリッド車を大きく上回る大トルクがハイブリッド車との大きな違い。スポーティな走りが楽しめる。
さて、新型マツダ デミオスカイアクティブ1.5Dの価格を予想してみた。現行デミオの価格は、13-SKYACTIVが135万円。マツダのディーゼル車は、ガソリン車に比べザックリとだが約40万円アップというのが相場。
この価格アップを単純に13-SKYACTIVに当てはめると、135万円+クリーンディーゼル代40万円で175万円となる。実はこの価格意外と絶妙なポジションにあり、ホンダ フィットハイブリッド よりやや高く、トヨタ アクア よりやや安いのだ。ハイブリッドなのか? クリーンディーゼルなのか? と、マーケットに問うにはちょうどよい価格ともいえる。
ただし、コンパクトカーはトヨタ とホンダ の独壇場。新型デミオが、フィットやアクアを超えるような販売台数を狙うという野心的な営業戦略があったとしたのなら、170万円を切り169万円くらいの価格設定があるかもしれない。ただし、よくあるパターンなのだが、価格訴求専用モデルとして、ほとんど誰も買わないくらい装備が貧弱なグレードになる可能性もある。
マツダは、クリーンディーゼル車を他のモデルではプレミアムなトップグレードとしている。新型デミオもそういった位置付けになる可能性は高い。しかし、思い切って価格戦略に踏み込んでもらい、多くのクリーンディーゼルファンをつかむべきだろう。多くの顧客がマツダのスカイアクティブDに触れ、その魅力を伝えることで、その上のクラスのスカイアクティブDのブランド力アップにつながるはずだ。
■新型マツダ デミオ スカイアクティブ1.5Dスペック、特長
・直列4気筒1.5L直噴ディーゼルエンジン
排気量: 1.497L
ボア x ストローク: 76.0mm x 82.5 mm
圧縮比: 14.8
最高出力(ネット): 77kW〈105PS〉/4,000rpm
最大トルク(ネット): 250N・m〈25.5kgf・m〉/1,500-2,500rpm
■『SKYACTIV-D 1.5』の特長
・小排気量ディーゼルエンジンで最も低い圧縮比14.8を採用しながら理想の燃焼効率を追求
・高分散噴霧のソレノイドインジェクターと段付エッグシェイプピストンによる火炎の壁面接触低減、過渡燃焼制御技術により冷却損失を抑制
・高圧EGR&低圧EGRシステムを採用、これにより均質リーン化領域を拡大し燃費環境性能、パフォーマンスフィールを向上
・エンジン冷却システムに冷却水制御バルブ(CCV)やウォータージャケットスペーサーを採用、これにより、燃焼効率改善と機械抵抗低減を実現
・低速域から高速域まで十分な過給圧が得られる回転センサー付きの可変ジオメトリーターボチャージャーを採用
・吸気管一体式水冷インタークーラーを採用、加速レスポンスおよび過給効率を向上
・高価なNOx後処理システム無しで、日本ポスト新長期規制、欧州ステージ6をクリアする高い環境性能を実現
■新型マツダ デミオは、隙が無い圧倒的な存在感、経済性、走行パフォーマンスは、ハイブリッドを超える!?
このマツダ跳には、最近の躍進の基盤となっているSKYACTIV(スカイアクティブ)技術、デザインテーマ魂動(こどう)、安全思想マツダ・プロアクティブ・セーフティ、新世代カーコネクティビティシステムのマツダコネクトを磨き上げ、最新世代のモデルに反映させたコンセプトカーだ。
この次期型デミオとみられるマツダ跳に搭載されるパワーユニットは、昨年から噂されていたコンパクトカー 用小排気量クリーンディーゼルエンジン 「SKYACTIV-D 1.5」。このスカイアクティブD 1.5も世界初公開となる。この1.5Lクリーンディーゼルエンジンは、日本や欧州を中心にマツダの小型車戦略を担うことになる。
恐らく250~300Nm程度の最大トルクを発生すると予想されており、デミオクラスのコンパクトカーに搭載されれば、ボディが軽量であることもあり、かなりの低燃費と優れた走行性能が期待される。新型デミオ スカイアクティブD1.5の燃費が30.0㎞/Lを超えるかどうかにも注目だ。
経済性では、燃料が軽油ということもあり、国内ではガソリンより20円/L程度安いこともあり、燃料費換算ではハイブリッド車と同等になると予想できる。そうなると、最大トルクで劣るハイブリッド車は逆に劣勢になる可能性もあり、新型デミオの価格次第では国内コンパクトカーマーケットに異変を起こすだろう。
また、デミオだけでなく2.2Lのクリーンディーゼルを積むアクセラ への搭載も十分に考えられる。アクセラのディーゼルグレードは、約300万円と高価。これが、1.5クリーンディーゼル搭載で、200万円台前半で販売されれば、こちらもさらにアクセラの販売台数を伸ばす可能性が高い。
新型マツダ デミオのボディサイズは、今のところ分かっていないが、現在の全長3,900mmからサイズアップする可能性が高い。国内マーケットでは、このクラスのコンパクトカーは日産マーチ を含め非常に苦戦している。欧州のライバルなどと比較すると、主流はやはり4,000mm前後。新型マツダ デミオのボディサイズもこれくらいのになるのではないかと予想する。
■新型デミオの価格、スペックを予想する! デミオディーゼルが出るまで、ハイブリッドは買ったらダメ!?
この価格アップを単純に13-SKYACTIVに当てはめると、135万円+クリーンディーゼル代40万円で175万円となる。実はこの価格、ホンダ フィットハイブリッド よりやや高く、トヨタ アクア よりやや安いという絶妙なポジション。よりインパクトある価格で話題にしたいという考えが働くと、実際はほとんど売れないグレードを設定して、169万円くらいの価格設定もあるかもしれない。
ただし、マツダはクリーンディーゼル 車をトップグレードと位置付け、プレミアム性を持たせたいと考えている。そのため、アクセラのディーゼルはトップグレードになり、装備も充実させて価格も300万円弱という、かなり高額な価格設定としている。そのため、新型デミオディーゼルの価格をどう設定するのかで、デミオの売れ行きは大きく変わると思われる。
コンパクトカーのマーケットは、今やほとんどハイブリッドモデルが上位を占める状態。デミオも低燃費を武器に奮闘するものの、やはりアクアやフィットのハイブリッド勢の勢いを止めることができない。マツダが、コンパクトカーのマーケットシェアを拡大したいと考えるのなら、リーズナブルな価格設定としたクリーンディーゼルを積んだ新型デミオを投入することが必須となるだろう。我々顧客サイドから見れば、クリーンディーゼルを使ったマツダのブランド戦略より、リーズナブルな価格の新型デミオクリーンディーゼルが欲しい。そういう意味で、マツダの価格設定に注目したい。
圧倒的な大トルクと高い燃料経済性を誇るクリーンディーゼルを搭載した新型マツダ デミオ。コンパクトハイブリッド車の購入を考えているのなら、この新型デミオが登場を待ってからが賢い!?
■2014年2月26日更新 マツダ跳(HAZUMI)は、新型デミオのコンセプトモデル!?
「マツダ跳(HAZUMI)」という名称は、コンパクトなボディから弾けるようにエネルギーを発散する野生動物のように勢いよく跳躍するといった意味をもつデザインコンセプトだという。マツダは、すでにCX-5 やアテンザ 、アクセラ と「魂動(こどう)」と呼ばれるデザインテーマでまとめ上げている。今回の「マツダ跳(HAZUMI)」も同様なデザインコンセプトの元、生まれたコンセプトモデルと思われる。
さて、この「マツダ跳(HAZUMI)」は、近い将来どんな市販車となるかだ。マツダの場合、ラインアップはそう多くないので比較的容易に予想することができる。このマツダ跳(HAZUMI)は、次期新型デミオ(欧州名マツダ2) である確率が高い。現行3代目デミオは、2007年デビュー。そのため、2014年で8年目を迎え、フルモデルチェンジの時期に当たる。このマツダ跳(HAZUMI)が新型デミオ(マツダ2)という可能性が高く、4代目マツダ デミオ(マツダ2)ということになりそうだ。
■新型デミオに搭載が噂される1.5Lクリーンディーゼルの燃費とパワー&トルクを予想!
そして、マツダ跳(HAZUMI) の公開と同時に同じく世界初公開ということは、マツダ跳(HAZUMI)に搭載するといっているようなものだ。つまりそれは、4代目新型マツダ デミオに、この1.5LのクリーンディーゼルであるスカイアクティブD 1.5が搭載されることも意味している。
気になるのは、スカイアクティブD 1.5のスペックだ。スペックなどは、一切公表されていなので、勝手に推測してみた。欧州のこのクラスのディーゼルをベースを上回るとすると、新型マツダ デミオのクリーンディーゼルは、100~120馬力、250~320Nmくらいのスペックをもつのではないだろうか。
恐らく、1.2トン前後くらいの車重になると思われる新型デミオに、2.5~3.0Lクラスのガソリンエンジン並みのトルクをもつクリーンディーゼルエンジンが搭載されるとなると、まさにスポーツカー顔負けのパフォーマンスが予想できる。
また、新型デミオの燃費がどうなるのかも期待される部分。現在の1.3Lガソリン車が25.0㎞/L。この燃費を超えてくるのかどうかも注目だ。燃費では、ハイブリッド車であるトヨタ アクア が37.0㎞/Lと世界最高燃費をアピールする。仮に新型デミオのクリーンディーゼルが、25.0㎞/Lの燃費程度になったとしても、実燃費でカタログ燃費と乖離のあるハイブリッド車ということを考えると、新型デミオの燃費はアクアにかなり接近すると思われる。さらに、新型デミオはクリーンディーゼルなので燃料は、ガソリンより20円/Lくらい安い軽油だ。燃料費ということなら、同等くらいになるのではないだろうか。燃料費で同等でありながら、圧倒的な大トルクをもつ新型デミオのパフォーマンスを考えると、ハイブリッド車もうかうかしていられない状況になる。
■新型デミオの価格は175万円か? 発売時期も予想した!
現行マツダ デミオの価格は、13-SKYACTIVが135万円だ。アテンザをベースに考えると、クリーンディーゼルになると約40万円アップというのが、ひとつの目安となる。単純に13-SKYACTIVに当てはめると、135万円+クリーンディーゼル代40万円で175万円という計算になる。新型マツダ デミオのクリーンディーゼル車の価格は、175万円という推測ができる。
問題は、この価格がライバルとなるホンダ フィット やトヨタ アクア に対して競争力があるものかどうかという点だ。
マツダは、クリーンディーゼル 車をプレミアムグレードとしたい意向をもっているようで、アクセラのディーゼル車は、トップグレードとして君臨する。新型デミオも恐らく同じ扱いになると思われるが、ライバルのハイブリッド車と比較して、あまりに高いようでは買ってもらえない恐れがある。また、圧倒的なプロモーション費をもちCM投下量は桁違いのトヨタ相手にクリーンディーゼルの知名度をハイブリッド車並みに引き上げるのは容易でないことを考えると、ハイブリッド車並みの価格になるのではないだろうか。
新型デミオ クリーンディーゼル車のライバルとなるのは、国内ではフィット ハイブリッドとアクアの2車種。フィットハイブリッドFパッケージの価格が172万円。少々高価なアクアSグレードが181万円となる。こういった価格帯から見ると、新型デミオ クリーンディーゼルの売れ筋グレードが、推測通り175万円とすると、フィットハイブリッドとアクアのちょうど間に入る感じとなる。
こういった価格帯から考えると、新型マツダ デミオ クリーンディーゼル車の売れ筋グレードは175万円前後という予想をしてみた。そして、ほとんど売るつもりのない、価格訴求用のおとりグレードが170万円を切り169万円とか168万円などという価格で出てくる可能性もあるだろう。
そして、発売時期。初代から3代目までの歴代デミオの発売時期は、7月か8月。今までの流れを受けると新型マツダ デミオの発売日は2014年7~8月というひとつの目安ができる。ただ、マツダの都合なのだが、2013年末にデビューしたアクセラ があり、まだまだ新車効果が残っていて販売店への来店が期待できる。このため、営業力の分散を防ぐため発売日を遅らせることも十分にあり得るだろう。そうはいっても、現在のデミオは完全に競争力を失っており、コンパクトカー ながら販売台数は下がる傾向が明確に出ている。そんな理由から、遅れても2014年末までには発売されそうだ。
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