三菱アウトランダーPHEV/アウトランダー(outlander)新車情報・購入ガイド 迫力ある新デザイン採用で、プレミアム感が大幅アップ!
デザインだけじゃない! 走行性能、静粛性、燃費など全方位で進化した新型アウトランダーPHEV
三菱 は人気SUV で、PHV車 であるアウトランダーPHEV とガソリン車のアウトランダーを大幅マイナーチェンジし発売を開始する。
三菱アウトランダーPHEVは、2013年1月に発売されたモデル。三菱のもつ先進技術を惜しみなく投入。大柄のSUVに大容量のリチウムイオン電池を搭載。さらに、三菱のコア技術ともいえる4WD 技術により、後輪もモーター駆動するPHV とした。基本的にEV 走行がメインということで、三菱はPHEVと呼んでいる。
こうしたユニークな先進技術がてんこ盛りとなった三菱アウトランダーPHEVは、人気モデルとなる。現在では、三菱の国内販売を支える重要なモデルへと成長している。
そして、デビューから約2年半にアウトランダーシリーズは大幅なマイナーチェンジを施した。その内容は、非常に多岐にわたっている。三菱の関係者からは、異例なほどの大幅変更だという。それには、理由がある。国内だけでなく、欧州を含めアウトランダーPHEVは非常に人気が高い。しかし、2015~2016年にかけて欧州車も多くのPHV車が投入される。今までユニークさで売れていたアウトランダーPHEVも、これから激しい競争にさらされる。三菱はPHEVで世界をリードしたいという想いがある。続々と投入されるライバルには負けられない、そうした危機感が、これほどまでの大きなマイナーチェンジになった理由のひとつだ。
まず、ひと目見て外観デザインが大幅に変更されている。LEDヘッドライトやLEDコンビネーションランプが装備し先進性をアピール。フロントフェイスは、歴代パジェロ で培ったデザインを継承・進化させた「Dynamic Shield」と呼ばれるデザインテーマが用いられた。大きく開いたロアグリルの台形デザインが、力強いSUV感を出している。マイナーチェンジ前のモデルが、どちらかというと柔らかで優しい感じのフェイスデザインになっているのに対して、マイナーチェンジ後はかなりアグレッシブなフェイスになった。これは、世界的にSUVは強面系が人気という傾向も影響している。
アウトランダーPHEVのインテリアは、基本デザインに大きな変更はないものの、質感をアップし上質でラグジュアリーなものとなった。シート表皮デザインや素材を変更。ブラックの本革に加え、ブラウンの本革も新たに加わった。ステアリングホイールは、新デザインの4本スポークへ変更。さらに、メーターフードには、ステッチを追加し上質感をアピール。漆箱をモチーフとした新デザインの大型センターコンソールなども採用されている。
こうしたデザイン上の変更だけでないのが、今回の大幅マイナーチェンジのポイントだ。まずは、サスペンションからの入力を受ける部分を補強。ボディ剛性を向上させた。さらに、リヤのショックアブソーバーを大径化。剛性アップされたボディと共に、操舵に対する応答性と正確性を向上させている。
アウトランダーは、高価格帯のクルマということもあり、静粛性もアップされた。吸・遮音材、精神材、ダイナミックダンパーを追加するなど、30点以上の改良を施した。また、ドアシールの構造を改良するなどし、ドアの開閉音を改良している。
一般的に、こうした吸・遮音材の追加を行うと、車重が重くなり燃費は悪化傾向になる。しかし、アウトランダーPHEVでは、PHEV制御の最適化やフリクションの低減などを行い、燃費を1.6㎞/L向上させ20.2㎞/Lとした。また、モーターの効率化により充電電力使用時の走行距離も0.6㎞向上させ60.8㎞/Lとしている。こうした改良により、カタログ数値だけでなく実用燃費値も向上しているという。
アウトランダーPHEVは、後輪をモーター駆動するユニークな機能をもつ本格的4WDだ。物理的にセンターデフ機能がある訳ではないのだが、4WDロックスイッチなども用意されている。この機能も、制御の見直しなどで、トラクション性能のが7%アップし走破性を高めている。
ガソリン車のアウトランダーも燃費が向上した。新世代CVTを搭載し、エンジンとCVT制御の協調制御を最適化。2.0Lガソリン車の燃費は、0.8㎞/L向上し16.0㎞/L(FF)とし、4WD車は0.2㎞/L向上させ14.6㎞/Lとしクラストップレベルの燃費性能を実現している。こうした改良により、CVTのフィーリングも向上。リニアな加速感を実現した。
装備面では、アウトランダーPHEVに誤発進抑制機能がMを除く全車にメーカーオプション設定された。標準装備も充実。クルマを俯瞰から見ているような映像で駐車時の安全性や運転補助を行うマルチアラウンドビューモニター、ステアリングヒーターをMを除く全車に標準装備。パワーシートは全車標準装備となった。
アウトランダーPHEVの選び方は、Gナビパッケージを中心に選びたい
三菱アウトランダーの選び方。アウトランダーは、まずガソリン車かPHEVのどちらかを選択することから始まる。予算的なものでガソリン車というのでなければ、多少無理をしてでもPHEVを選んだほうがよい。自宅で普通充電できる環境があれば、尚更PHEVがお勧め。送迎や通勤など短い距離での走行なら、ほとんどEVとして使用できる。使い方にもよるが、日常の走行では、ほとんどガソリンを使うことがないからだ。アウトランダーPHEVの魅力は、ロングドライブ時にはガソリンを使い発電するので、EVのように充電スポットを探す必要もないのもポイントだ。また、1,500wので使えるコンセントをオプションで選択すれば、外出先で家電製品を使えるようになる。アウトドアの楽しみ方が大きく変わる。また、非常時の電源となるなどのメリットがあり、選択したいオプションのひとつだ。エコカー減税も免税なのも大きなメリットといえる。
三菱アウトランダーPHEVの価格は3,596,400円から。安いクルマではないが、ユニークで価値ある1台。エントリーグレードのMでは、少々装備に物足りなさがある。ナビなどの便利機能が必要ないというのであれば、3,882,600円のGセーフティパッケージなども買い得感はある。このグレードより上のGナビパッケージの価格は4,233,600円と、約35万円高価になる。その分、装備は充実。ナビにリモートコントロール、エレクトリックテールゲートなどが装備されている。もはや、このクラスのクルマにナビは必須アイテムといえるし、リモートコントロールはスマートフォンでプレ空調、タイマー充実、車両情報/車両操作ができる便利機能。こうした装備を考えると、三菱アウトランダーPHEV選びはGナビパッケージを中心に選ぶといいだろう。このGナビパッケージに、1,500Wのコンセント(75,600円)のオプションをプラスしたい。家電製品をアウトランダーPHEVを電源として使用でき、レジャーで色々な新しい使い方ができる。さらに、非常にクルマが自ら発電する電源にもなるのでお勧めだ。最上級グレードのGプレミアムパッケージは、本革シートに1,500Wのコンセント、ロックフォードのプレミアムサウンドシステムなどがプラスされる。
三菱アウトランダーPHEVの税制面のメリットは、エコカー減税が免税になり、さらに補助金が上限290,000円もらえる。高い環境性能をもちながら、燃料費や税制メリットも大きいクルマだ。
三菱アウトランダーPHEV/アウトランダー価格
<三菱アウトランダーPHEV価格>
・M 3,596,400円
・G Safety Package 3,882,600円
・G Navi Package 4,233,600円
・G Premium Package 4,590,000円
■三菱アウトランダーPHEV減税・補助金グレード別一覧はこちら
<三菱アウトランダー価格(ガソリン車)>
・20G 2WD 2,519,640円
・20G Safety Package 2WD 2,617,920円
・24G 4WD 2,791,800円
・24G Safety Package 4WD 2,890,080円
・24G Navi Package 4WD 3,211,920円
三菱アウトランダーPHEVスペック
・全長×全幅×全高 4695×1800×1710mm
・ホイールベース 2670mm
・トレッド前 / 後 1540/1540㎜
・タイヤサイズ 225/55R18
・車両重量 1850㎏
・乗車定員 5 名
・駆動方式 4WD
・モーター 搭載数 2 基 (フロント 1、リヤ 1)
・モーター最高出力 フロント:60kW、リヤ:60kW
・モーター最大トルク フロント:137N・m、リヤ:195N・m
・バッテリー
種類 リチウムイオン電池
総電圧 300V
総電力量 12kWh
・エンジン
2.0L 4 気筒 MIVEC ガソリンエンジン
最高出力87kw[118ps]/4500rpm、最大トルク186N・m[19.0㎏-m]/4500rpm
・ハイブリッド燃料消費率(JC08 モード) 20.2㎞/L
・充電電力使用時走行距離 60.8km/L
三菱アウトランダーPHEV画像集
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