新型 三菱ミラージュ新車情報/購入ガイド 動画追加! 祝! 復活ミラージュ。低価格、低燃費でコンパクトカー市場を席巻? [CORISM]
低燃費・低価格・コンパクト! 新型ミラージュを評価する!試乗記はコチラ!!
新型三菱ミラージュに乗った。全長3,710mm×全幅1,665mm×全高1,490mmというサイズは、コンパクトカーの中でも、小さいクラスに属する。そのため、居住性はイマイチかと思っていたのだが、窮屈さはなかった。視界もよく、ボンネットの両端が見やすいので、車両感覚もつかみやすい。
デザインは、シンプルにまとめられていて好き嫌いがハッキリ出ない無難なものだ。それゆえに、個性が薄く、ハデめのボディカラー以外だと、街中でも存在感がない。しかし、このデザインは、コンパクトカーでクラストップレベルの低CD値0.27を達成。空気抵抗の低減が施された低燃費デザインでもある。
<新型ミラージュの試乗記の続きはコチラ↓↓↓>
★新型三菱ミラージュ新車試乗記
■三菱ミラージュ新車試乗記 ハデさは無いが実用重視の実力派
★新型三菱ミラージュ プロトタイプ試乗記
■新型三菱ミラージュ試乗記(プロトタイプ)
グローバルコンパクトカーとしての価値を高めたモデル
新型三菱ミラージュは、2000年に姿を消して以来12年ぶりの復活となる。新型ミラージュは、コンパクトカーに求められる普遍的価値である「低燃費」「低価格」「コンパクト(扱いやすさ)」をキーワードとし発売される。残念ながら、超円高が是正されない日本国内において、利益が少なく競争が激しいコンパクトカーを国内生産することを断念し海外に脱出。日産マーチと同じく、生産拠点をタイに置き日本に輸入する。この新型ミラージュは、日本に投入した後、欧州、豪州などへと順次展開する予定だ。
新型ミラージュのグレードは、シンプルに3グレードとなっている。これは、タイで生産するため、長い時間をかけ、船で輸入することになる。国内生産されるクルマは、最近ではできる限り在庫をしなくてすむように、ほぼ受注生産に近い体制がとられている。しかし、新型ミラージュは、タイから船便という長い時間がかかるため、グレードをなるべく少なくして、在庫リスクを減らすという手法がとられているのだ。
新型ミラージュのデザインは、とてもプレーンで好き嫌いの出ないデザインにまとめられている。これは、グローバルコンパクトカーとして失敗できないため、良くも悪くも当り障りのないデザインともいえる。ただし、低燃費化に必要な空気抵抗であるCD値は、0.27とコンパクトカートップクラス。デザインでも、低燃費に貢献している。
このボディと減速エネルギー回生システム、高効率の1L直3エンジン、アイドリングストップ機能で、軽自動車を除くガソリンエンジン登録車トップの27.2km/L(JC08モード)を実現した。そのため、ハイブリッド車ではなくてもエコカー減税は免税となっている。
また、新型ミラージュは、カラフルなボディカラーが多いのも特徴だ。クセのないデザインなので、どの色を選んでも違和感は感じないだろう。ボディカラーは、全8色が用意される。
そして、使いやすさとして最小回転半径4.4mという高い小回り性能をもつ。これは、軽自動車並。毎日の足としてクルマを使う人や、狭い道を走る機会が多い人には、この小回り性能は、実用上ありがたい。
残念なのは、後席中央のヘッドレストが装備されていないこと。ヘッドレストは、追突時などに首への傷害などを減らす効果がある装備。3点式シートベルトは義務化されたが、ヘッドレストは義務化されていないので付けていない。コンパクトカーなので、5人乗車はほとんどないということなのだろうが、乗車定員すべてに平等な安全装備がなければ、もしもの時に大きなリスクを背負うのは後席中央に座った乗員ということになるので、5人乗車することがある顧客は注意が必要だ。さらに、横滑り防止装置(ASC)も標準装備化されていなくオプション。横滑り防止装置は、2014年10月には法律で義務化されるのだが、それまではオプションで対応しようという考え方だ。
三菱は、最近のコンパクトカーに求められるのは低燃費・低価格と声高にアピールする。しかし、それは基本的な安全装備が確保されている上でのこと。我々顧客も、クルマは事故を起こす可能性が高い乗り物であるということを十分認識して、ただ低価格というワードだけでクルマを選んではいけない。
<三菱ミラージュ販売価格>
「E」 99.8 万円
「M」 118.8 万円
「G」 128.8 万円
全車に 1.0L 3 気筒 MIVEC エンジンを搭載。「M」と「G」では、アイドリングストップ機能「オートストップ&ゴー」などのエコサポート技術を採用。燃費は、27.2km/L(JC08モード)
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<三菱ミラージュ販売予定価格>
「E」 99.8 万円
「M」 118.8 万円
「G」 128.8 万円
全車に 1.0L 3 気筒 MIVEC エンジンを搭載。「M」と「G」では、アイドリングストップ機能「オートストップ&ゴー」などのエコサポート技術を採用。燃費は、27.2km/L(JC08モード)
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2012年半ばに日本導入予定! 新型三菱ミラージュ価格も激安か?
今回、再びミラージュの名前で登場した新型ミラージュ。1.5Lを中心とした前モデルと比べると、ひと回り以上小さくなり1Lの3気筒エンジンを搭載する。日産マーチと比較しても、さらにコンパクトなイメージだ。エンジンはマーチが1.2Lの3気筒に対して、ミラージュは1Lの3気筒。ボディサイズもマーチが3780mmに対して、3710mmと少々短い。
こういった微妙なサイズは、最近のコンパクトカー人気を反映するもの。コンパクトカーといっても、サイズの多様化が進んでいて大きいタイプのコンパクトカーで、ホンダ フィットになると全長は3900mmもあり、新型ミラージュと比べると190mmも大きい。新型ミラージュのライバルとなるのは、全長3650mmトヨタ パッソなどとなる。
新型ミラージュは、コンパクトカーに求められる経済性を重視。30km/Lという燃費を目指しているという。すでに、マツダ デミオが1.3Lで30km/Lを達成しているので、1Lで30km/Lと言われても驚きはあまりないが、直接のライバルと思われるパッソと比べると、抜群に燃費はいい。パッソの燃費は、22.5km/L。新型ミラージュは、パッソより約33%以上低燃費になっている。当然、トヨタもだまってみている分けがないので、2012年早々に低燃費化されたモデルが登場するだろう。
このクラスは、ちょうどフィットなどの大きめコンパクトカーと軽自動車との間を埋めるモデル。軽自動車では色々な面で物足りないが、大きすぎるのも不便というユーザーが多い。新型ミラージュのように、軽自動車をも超える低燃費ならば、経済性でも優れている。軽自動車が優れている税金などの保有コストをどう判断するかが、このクラスを購入するカギとなるだろう。
価格も激安か? タイ生産のメリットを最大限に生かす三菱ミラージュ
新型三菱ミラージュが、注目されるのは価格。日産マーチが、コストの安いタイ生産にしているのにそれほど安価にしなくても売れることを実証したものの、今の日産と三菱とのブランド力は大きく開きがある。そこで、三菱は価格にも大きく踏み込んでくるという情報もあるのだ。
日産マーチ、トヨタ パッソとも廉価モデルが100万円前後。新型ミラージュの価格は、イッキに90万円前半というのも戦略のひとつだ。せっかくコストダウンのためにタイ生産しているのだから、我々ユーザーにもその恩恵を与えて欲しい。
スーパー円高が続く日本において、もはや利益の少ないコンパクトカーの国内生産はもう限界値を超えているという。日産に引き続き、三菱もタイ生産を選択した。サプライヤーを含め、当然のことながら、ドンドンと海外へ流出。国内の空洞化は避けられない。経済の話以外にも、心情的に日本メーカーなのに、海外から輸入されているクルマをに乗るという事実がどうも寂しい気がする。
全長 3,710mm
全幅 1,665mm
全高 1,490mm
乗車定員 5 名
エンジン 1L MIVEC 3 気筒 <オートストップ&ゴー(AS&G)付>
トランスミッション CVT
目標燃費 30km/L
駆動方式 2WD
タイヤサイズ 165/65R14
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