仕事にも趣味にも使える新EVバン【日産タウンポッド】東京モーターショー出品車 [CORISM]

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【日産】2011/11/22

意外にも現実的なコンセプトカー

日産タウンポッド
 昨年9月のパリモーターショーでデビューしたEV日産タウンポッド。EVの多様化を提案するコンセプトカーだ。日産タウンポッドは、見るからにユニークなデザインが特徴。フロントフェイスは、薄ら笑いを浮かべたカバのようにも見える。そういう意味では、かなり癒し系のクルマといえる。

 日産によると「タウンポッドは、自由な発想を持った起業家をターゲットにして開発を進めました。ビジネスとプライベートのシーンが都市の中で様々に混在し、それをテキパキとこなす彼らに最適なモビリティとは何か。そのひとつの方向性として、タウンポッドは乗用車の快適性と商用車の実用性を融合しました」とある。世の中の起業家をひと括りにするところは、さすがサラリーマン的発想と感心してしまった。

 日産タウンポッドの機能性は、商用バン+乗用車。つまり、仕事の配送にも使えるし、プライベートでも使えるEVということだ。こういうコンセプトのクルマは、過去にもたくさんあり、日産エスカルゴなども同じ。クルマっぽくない癒し系なスタイルが絶大な人気を誇った。

 インテリアにも新しいアイディアが満載。サイドとリヤのドアは観音開。サイドの観音開きドアは、ほぼ90度に開閉。通常の4ドアセダンにあるBピラーが取り除かれているため、開口面積がとても広い。一方、リヤの観音開きドアには、ドアが左右に大きくスライドするため、限られたスペース内での開閉が可能となった。開けたドアは、ボディの側面に沿うように工夫されているため、他の交通や歩行者の邪魔にならないという配慮もさすがだ。

 リヤシートには、ウルトラスリムデザインとして設計され、前方にスライドして、まるでマジックで消えるかのようにフロントシートに格納される。まるで、フロントシートのカバーみたいなリヤシートを採用することで、より広い車内空間を確保できる構造になった。こういった使い方は、商用だけでなく趣味で荷物を多く載せなくてはならないユーザーにも便利。

 そんなユーザーにも使えるように、パックと呼ばれるゴム製の球体を用意。カーゴルームに棚を作る場合にフレームを固定する場合などに使う。タウンボッドのインテリアには、このパックがハマる穴がたくさん開いており、任意の穴でパックを使いフレームを固定することができるので、積載する荷物によりフレキシブルに使える便利さがある。また、運転席まわりにもパックが装着できる穴が開いており、そこには、携帯電話固定用のパック、カップホルダーのパック、外部から持ち込んだ音楽デバイス固定用のパックなど、ニーズに合わせて使うことが可能だ。このアイディアは、特殊な技術を使っているわけではないので、これから出る新車にすぐにでも使えるアイテムだ。

日産タウンポッド
日産タウンポッド
日産タウンポッド

日産タウンポッド

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日産タウンポッド
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日産タウンポッド
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(レポート:CORISM編集部

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