メルセデス・ベンツCLA シューティングブレーク新車情報・購入ガイド スタイリッシュなスタイリングに、実用性をプラス [CORISM]

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【メルセデスベンツ】2015/06/22

シューティングブレークが本命? CLAより、居住性や積載性を向上させながら価格アップも控えめ

メルセデス・ベンツCLA シューティングブレーク
 メルセデス・ベンツ は、4ドアクーペ と呼ばれるCLAワゴン モデルといえるCLAシューティングブレークの発売を開始した。

 メルセデス・ベンツCLAは、2013年に日本へ上陸。CLAは後方へ行くほど、下方へ傾斜を強めるクーペのようなルーフラインをもつセダン だ。そんな流麗なルーフラインをもつことから、4ドアクーペと呼ばれている。こうしたスタイリッシュなフォルムということもあり、Cd値0.23(CLAシューティングブレークのCd値は0.26)となっている。この数値は、量産車で世界最高水準のエアロダイナミクスであり、その結果、燃費性能や室内の静粛性の向上にも寄与している。また、CLAはAクラスやBクラス同様に、FFのプラットフォームが使われている。

 そんなCLAをベースとしたCLAシューティングブレークは、ルーフをリヤタイヤ後端付近まで伸ばしている。CLAはBピラー付近から急激に下方へルーフが下がっているのに対して、CLAシューティングブレークは緩やかにルーフが下がっている。こうしたルーフデザインになったことから、ややタイトだった後席のヘッドクリアランスは、CLAより42mm拡大された。メルセデス・ベンツによると、後席にCクラスステーションワゴン並みの十分な室内空間を与えたという。

 ワゴンボディとなったことで、積載性は向上した。通常時で495Lを確保し、後席バックレストを倒せば最大1,354Lまで拡大する。Cクラス ステーションワゴン が470~1,490Lなので、通常時はCLAシューティングブレークが広く、後席バックレストを倒したときはCクラスステーションワゴンが広いという荷室なる。ただし、どちらのラゲッジスペースも特別広いという容量ではない。フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントは、605~1,620Lという数値になっている。

 それほど広くないラゲッジスペースだが、利便性を高める装備や工夫が施されている。ワンタッチ操作でテールゲートが自動開閉し、開口角度も調整できる「EASY-PACK自動開閉テールゲート」を用意。大きく開くテールゲート、張り出しの少ないフラットな形状、後席バックレストを2:1の比率で前方に倒せる分割可倒機構により、乗員数や荷物の形、大きさに合わせた幅広い使い分けを可能としている。

 CLAシューティングブレークの安全装備は、自動緊急ブレーキで追突を回避または被害軽減を効果的にサポートする「CPAプラス(緊急ブレーキ機能)」や、「アテンションアシスト」を全車に標準装備。さらに、車間距離を適切に維持するとともに、先行車が停止した場合は減速して停止する渋滞追従機能を備えた「ディストロニック・プラス」やドアミラーの死角範囲をレーダーによってモニターして危険性を警告する「ブラインドスポットアシスト」などを含む先進の安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」を設定し、高い安全性能を備えている。

 また、便利な機能では、全モデル標準装備の「パーキングアシストリアビューカメラ」に加えて、自動操舵機能により、シフト、ブレーキ、アクセルの操作だけで縦列駐車と並列駐車の両方をアシストする「アクティブパーキングアシスト」も設定されている。

 CLAシューティングブレークに搭載されるエンジンは2タイプ。CLA180シューティングブレークには、1.6L直4ターボが搭載され、122ps&200Nmを発揮する。CLA250シューティングブレークには、2.0L直4ターボが搭載され、211ps&350Nmを発生する。

メルセデス・ベンツCLA シューティングブレーク
メルセデス・ベンツCLA シューティングブレーク
メルセデス・ベンツCLA シューティングブレーク

メルセデス・ベンツCLA シューティングブレーク

Cクラス ステーションワゴンがターゲットに入る高価な設定

メルセデス・ベンツCLA シューティングブレーク
 メルセデス・ベンツCLAシューティングブレークの選び方。CLA180の価格が351万円に対してCLA180シューティングブレークの価格は360万円。わずか9万円差で、これだけ広いラゲッジスペースと高い居住性が手に入るのなら、CLAシューティングブレークがお勧めだ。驚きなのは、CLA250の価格は496万円に対して、CLA250シューティングブレークの価格は492万円と250比較だとシューティングブレークの方が4万円安い。

 お勧めグレードは、装備が充実しAMGスタイリングパッケージが装着されたCLA180シューティングブレーク スポーツ。ただし、価格は428万円にもなる。これに、レーダーセーフティパッケージやナビを装着すると約470万円程度のクルマになるので、FFのメルセデス・ベンツとはいえ安くはない。

 こうなると気になってくるのが、Cクラスステーションワゴンとの差だ。C180ステーションワゴン アバンギャルドが539万円。CLA180シューティングブレーク スポーツとの価格差は約70万円。Cクラスステーションワゴンには、ナビが標準装備。さらに、魅力的なのはCLAシューティングブレークより高性能で、部分自動運転を実現した世界最高レベルのレーダーセーフティパッケージが惜しみなく標準装備されている。アルミを多用したボディや、FFとFRの走りの違いを含めるとC180ステーションワゴン アバンギャルドのバリューが際立ってくる。予算に余裕があるのなら、Cクラスステーションワゴンという選択もいい。ジックリと試乗してから選ぶといいだろう。

メルセデス・ベンツCLA シューティングブレーク
メルセデス・ベンツCLA シューティングブレーク
メルセデス・ベンツCLA シューティングブレーク

メルセデス・ベンツCLAシューティングブレーク価格

メルセデス・ベンツCLA シューティングブレーク
■メルセデス・ベンツCLAシューティングブレーク価格
・CLA 180 Shooting Brake 3,600,000円
・CLA 180 Shooting Brake Sports 4,280,000円
・CLA 250 Shooting Brake 4,920,000円
・CLA 250 SPORT 4MATIC Shooting Brake 5,450,000円

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(レポート:CORISM編集部

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