課題は多いが自動車史に残る電気自動車! 日産リーフ、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー2011を受賞 [CORISM]

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【日産】2011/04/25

電気自動車時代のパイオニア。補助金やガソリン高など追い風も

 日産は、2011年ニューヨーク国際オートショーにて「日産リーフ」が、他ノミネート車である「BMW 5シリーズ 」と「 アウディA8」を破り、ワールドカー・オブ・ザ・イヤー2011を受賞したと発表した。 
 審査員は、「日産リーフ」について以下の通り評価している。
「日産リーフは、電気の新しい活用を提案する起爆剤です。この世界初の量産EVである5ドア5人乗りハッチバックは、フル充電で100マイル(160km)以上の走行を実現し、220-240Vの電力では約8時間で充電が完了するということです。そして何よりも、排気ガスはゼロなのです。重心が低いので、急な方向転換でも車体の横揺れはほとんどなく、アンダーステアが起こりません。そして1番の魅力は、普通のクルマの運転感覚と全く変わりない上に、より静かであるということです」
 日産リーフは昨年末から国内でも販売済み。価格は376万4250円からと、まだまだ高額ではあるが各種補助金などの支援、ガソリン高の追い風もあり販売台数を伸ばしている。航続距離などにまだ多少の使い勝手の悪さが残るものの、日産は自治体や民間と協力し充電器などのインフラ整備に力を入れ、さらなる利便性の向上を探っている。
 また、ITを駆使しているのも特徴。エコと呼べるかどうか疑問ではあるが、携帯電話を使って、誰もいない車内のエアコンを入れ、乗車前に適温にする機能や充電時間の設定も可能。ナビは、充電場所を常に更新するなどの機能も取り入れている。
 まだまだ課題の多い電気自動車ではあるが、ここ数年で世界で初めてもっとも多く販売することになる日産リーフ。その意義は、自動車業界において特別な存在であることには間違いない。

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(レポート:CORISM編集部

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