日産は3月2日から開催されるジュネーブショーで、新型コンパクトカー「マイクラ(日本名：マーチ)」を発表した。エクステリアデザインは、ひと目でマイクラ(マーチ)とわかるアーチ型のサイドウインドーを受け継ぎつつ、タイヤを四隅に配した踏ん張り感のあるもの。フロントグリルを上下2段式のフロントグリルや、ボリューム感のある面構成が印象的だ。
　さらにコンパクトカーとしての使い勝手を追求したのも新型マイクラ(マーチ)の特徴で、フロントフェンダーの形状は車両感覚がつかみやすい。同時にウエストラインを引き下げ、視界の良さも実現している。
　さて、この新型日産マーチ。すでに報道されている通り、日産タイ工場での生産が予定。ローコスト化が図られたモデルでもある。日本に導入されたときの価格にも注目が集まる。軽自動車キラーとなるのか？　マーケットの反応など発売が楽しみなモデルだ。

　新型マイクラ(マーチ)のインテリアは、円形をモチーフにしたセンタークラスターが採用された。インパネも日本車というよりは、どこかヨーロッパ車的な雰囲気を感じさせる。もちろんパッケージングも見直され、より広々した室内空間を実現したのも、実用性を重視されるコンパクトカーとしては見逃せないところだろう。
　ヨーロッパで販売される新型マイクラ(マーチ)のエンジンは、1.2リッター直3を搭載。2011年には燃費向上技術であるアイドリングストップ装置とスーパーチャージャーを組み合わせることで、CO2排出量95g/kmをに抑えた1.2リッター直3スーパーチャージャー付きも追加される。組み合わされるミッションは5速MTとCVTとなる。
　気になる新型マイクラ(マーチ)の登場時期だが3月下旬にタイ、ヨーロッパでは今秋に販売が開始される予定だ。それを皮切りに世界160の国と地域で販売される。日本市場向けのマーチのデビュー時期は発表されていないが、年内に発売されるのは間違いないだろう。

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