気になる価格は・・・300万円を切った298万円!
すでに何度か姿を現わし、試乗も体験済みの日産 リーフ。ただし、左ハンドルだったりして、あくまでもプロトタイプだった。とかなりジラされた感じだったのだが、ついに発表された。発売は12月20日。とても気になる価格から先に言ってしまうと、スタンダードグレードのXが376万4250円。そして上級グレードのGが406万360円と、かなり安いし、2010年度EV補助金制度を利用すると、最大78万円の補助が受けられるので、Xであれば298万4250円と300万円を切る価格を実現したのは画期的なこと。また自治体によってはさらに補助金が付く場合もあるのだからうれしい。またリーフは、「環境対応車普及促進税制」(つまりエコカー減税)による減税措置に適合しているので、2011年度まで自動車重量税、自動車取得税は免税。「グリーン税制」にももちろん適合で、自動車税は購入翌年度に50%軽減と、諸費用も含めたトータルのコストで見ると、お得度はかなり高い。
デザインテーマは「SMART FLUIDITY=賢い流動体」で、すでに発表されているプロトタイプと異なる部分はほぼなし。上級グレードのGには電装品用の12ボルトバッテリーへの充電補助として、ルーフにはソーラーパネルが付く
スマートフォンを使い車外からのエアコン操作や充電指示も可能
インテリアカラーはエアリーグレーと呼ばれる明るい色のみ。ドア内側にはソフトなパッとを入れたり、メッキ加飾を施すなど、質感も高められている
車両詳細はすでに発表されているものだが、心臓部となるバッテリーは自製の大容量リチウムイオンバッテリーを採用し、モーターは80kwで最大トルクは280N・mにもなる。燃費というか電費は満充電で200km(JC08)というから、自動車メーカーから市販されているEVのなかではトップクラスだ。ちなみ最高速度も発表されていて、145km/hというから、こちらも立派なスペックと言っていい。
安全対策も充実で、サイドエアバッグや横滑り防止のVDCなどがを標準化されている。そのほか、iPhoneなどのスマートフォンを使って、車外からエアコンなどが操作できることが話題になったが、あくまでも先進技術として実用化は先かと思っていたが、こちらも採用されていて、携帯やPCとの同期性も高いレベルだ。
充電に関しては、200Vで約8時間。急速充電だと容量80%まで30分とこちらはライバルと同じレベルだ。すでに日産ディーラー全店に200V充電器を設置済みで、さらに月々1500円でサポートも用意。また家庭への充電器設置工事も含めて、ディーラーで受け付けるワンストップサービスもあり、対応は万全だ。
ハイブリッドではなく、EV重視。大胆な日産の戦略と言われていたが、かなり目論み通りの内容といっていいだろう。
安全対策も充実で、サイドエアバッグや横滑り防止のVDCなどがを標準化されている。そのほか、iPhoneなどのスマートフォンを使って、車外からエアコンなどが操作できることが話題になったが、あくまでも先進技術として実用化は先かと思っていたが、こちらも採用されていて、携帯やPCとの同期性も高いレベルだ。
充電に関しては、200Vで約8時間。急速充電だと容量80%まで30分とこちらはライバルと同じレベルだ。すでに日産ディーラー全店に200V充電器を設置済みで、さらに月々1500円でサポートも用意。また家庭への充電器設置工事も含めて、ディーラーで受け付けるワンストップサービスもあり、対応は万全だ。
ハイブリッドではなく、EV重視。大胆な日産の戦略と言われていたが、かなり目論み通りの内容といっていいだろう。
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■日産 リーフ[CORISM]
充電方法や規格は他社や他モデルと同じで、汎用性が確保されている。充電口自体は、フロントノーズのエンブレム裏にある。7.5メートルの200V用ケーブルが車両に付属している
瞬発力を重視した制御を行うということで、低中速は3リッター並みのポテンシャルを秘めているとのこと。減速時の回生ブレーキにもこのモーターが使用される
バッテリーは以前から日産がこだわっていたシンプルな構造が特徴となる、薄型のラミネート構造セルを採用している。出力自体が大幅に上がっているだけでなく、コンパクトなので、パッケージングを邪魔しない
上下2段のツインデジタルメーターを採用。瞬間のエコ運転度が出るエコインジケーターとスピードメーターは見やすい上に配置。「エコツリー」も表示される。また、下にはパワーメーター/充電や電費情報/バッテリー残量/航続可能距離などが出る
シフトはスティックタイプのボタンとなる。手で包むようにして操作するのは新感覚。制御としては日産初のバイワイヤー技術を使用している
専用設計の世界共通となるEV専用情報通信システムを搭載。従来からのカーウイングスサービス(PC上のマイページも含めて)はもちろんのこと、バッテリー状態などのマネージメントもできる
ナビ画面上に充電スポットが表示されるので、電欠に対する不安感も軽減する
検索には航続可能距離や充電スポットを確認しながらドライブプランが立てられる「ドライブ計画」機能もある
もちろん電費や後続可能距離などもグラフにして表示される。世界中の「日産リーフ」オーナーと電力消費や走行距離などを競う「ランキング」機能も搭載
代表グレード | 日産 リーフ X |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4445×1770×1545mm |
車両重量[kg] | 1520kg |
総電力量[kWh] | 24kWh |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 109ps(80kW)/2730-9800rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 28.6kg-m(280N・m)/0-2730rpm |
JC08モード交流電力量消費率[Wh/km] | 124Wh/km |
定員[人] | 5人 |
消費税込価格[万円] | 376.425万円 (政府による最大78万円の補助を受けた場合 298万4250円) |
発売日 | 2010/12/20 |
レポート | 近藤 暁史 |
写真 | 日産自動車 |
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(レポート:CORISM編集部)
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