動画追加 日産ノートe-POWER新車情報・購入ガイド ニスモ流のe-POWERチューニングとは? ノートe-POWER ニスモ(NISMO)も登場! 爆発的売れ行き! 3週間で2万台を受注!シリーズハイブリッドを搭載した新型ノートe-POWER。クラストップの燃費37.2㎞/Lを達成! [CORISM]
動画追加 日産ノートe-POWER試乗記・評価の目次
- 売れているノートe-POWER! 30年ぶりの新車販売台数ナンバー1に!! そして、早くもノートe-POWERにNISMOモデルが追加!
- ニスモの電動車チューンとは? ボディ補強も行われ、より楽しい上質な走りへ!
- 日産ノートe-POWER NISMO/ノートNISMO価格
- 日産ノートe-POWER NISMO/ノートNISMO主要装備
- 3週間で2万台売った! 約80%がノートe-POWERを選ぶほどの大人気ぶり!
- 爆発的人気車になるのか!? 今後のノートe-POWERに注目!!
- ガソリン車だけでも売れていたノート。その訳とは?!
- ハイブリッド車である新型ノートe-POWER。リーフと同じモーターを使用。さらに軽量! その走行パフォーマンスは未体験ゾーンへ! それでいて、クラストップ燃費37.2㎞/Lを達成!
- ワンペダルドライブって何だ?
- 新型ノートのお勧めグレードは、e-POWER X! 価格は1,959,120円!
- 【ノート e-POWER 】TVCM 「発明」篇 30秒
- 日産ノートe-POWER/ノート価格
- 新型日産ノートe-POWERの燃費は、クラストップの37.2㎞/L!
- 国内初の市販シリーズハイブリッドを搭載した新型日産ノートe-POWER
- 新型ノートe-POWERの燃費は40.0㎞/L前後と予想。価格は190万円台からか? 発売は11月!
<お勧め記事>
■売れているノートe-POWER! 30年ぶりの新車販売台数ナンバー1に!! そして、早くもノートe-POWERにNISMOモデルが追加!
日産ノートは、2016年11月の新車国内販売台数で15,784台を記録し、軽自動車 を含めた全銘柄のランキングで初めて1位になった。日産車が販売台数ランキングで1位を獲得するのは30年ぶり。
日産ノートは2012年にデビューしたモデルで、すでにモデル後期に入っている。モデル後期での販売台数ナンバー1を取るという異例な状態は、2016年11月に発売されたシリーズハイブリッド車であるノートe-POWERの人気によるものだ。ノートe-POWERは、1.2Lエンジンを搭載するものの、エンジンは発電のみ。エンジンで発電された電力を使いモーターを駆動し走行する。走行フィーリングは、ほとんどEV(電気自動車) なので、力強さとスムースさ、静粛性に優れている。
さらに、燃費はクラスナンバー1となる37.2㎞/Lを達成。売れ筋グレードでも34.0㎞/Lとなっておりクラストップ。そして、このEV感覚の新しいシリーズハイブリッド車が、200万円を切る約196万円という価格で手に入るということもありイッキに話題となり売れた。
■ニスモの電動車チューンとは? ボディ補強も行われ、より楽しい上質な走りへ!
新たに投入された「ノートe-POWERニスモ(NISMO)」は、NISMOのチューニングによりe-POWERのモータードライブ特性を最大限に活かした。電動駆動の特性を活かし、どこからでも瞬発力の高い加速フィールを提供する専用チューニングコンピューター(VCM)を搭載している。
そして、より走りを楽しめるように、専用のボディ補強と、厳選したスプリングによる専用サスペンションを採用。モータースポーツを知り尽くしたNISMOによるボディ補強だけに、走りの質の向上は確実といったところだろう。
そしてノートe-POWER NISMOは「上質な走り」と「スポーティさ」を高次元でバランスさせた。1クラス上のしっかりとした乗り心地性能と操縦安定性を実現している。
ノートe-POWERは、e-POWERドライブと呼ばれる機能をもつ。アクセル操作ひとつで発進から停止まで行える。こうした独自の電動ドライブがノートe-POWERの魅力。こうした電動ドライブにもNISMO独自のチューニングが加えられ、ノーマルモード、およびSモードでは「ノートe-POWER NISMO」独自のアクセルレスポンスや回生力を実現。日常のシーンからワインディングまで、爽快な走りを楽しむことが可能とした。
また、ガソリン車のノートNISMOは内外装に新たなデザインを採用、「ノートNISMO」にはインテリジェントエマージェンシーブレーキやLDW(車線逸脱警報)などの安全装備を追加し、仕様向上を行なっている。
■日産ノートe-POWER NISMO/ノートNISMO価格
・e-POWER NISMO 2,458,080円
・NISMO CVT 2,094,120円
・NISMO S 5MT 2,328,480円
■日産ノートe-POWER NISMO/ノートNISMO主要装備
・専用フロントグリル、リヤバンパー(リヤフォグランプ付)、ルーフスポイラー、サイドシルプロテクター
・シャークフィンアンテナ
・専用LEDハイパーデイライト(車幅灯連動)
・専用ブラックルーフライナー
・専用本革・アルカンターラ®巻3本スポークステアリング
(レッドセンターマーク、レッドステッチ、ガンメタクローム加飾付)
■e-POWER NISMO専用装備(上記共通装備に加えて)
・専用エンブレム(フロント/リヤ)(NISMOと共通)、e-POWERエンブレム
・専用フロントバンパー(NISMOと共通)
・専用ブルーアクセント入りグリル
・YOKOHAMA DNA S.driveタイヤ&16インチアルミホイール
・専用エキゾーストテールエンド(テール径:φ85)(NISMOと共通)
・専用アルミ製アクセル・ブレーキペダル
・専用アルミ製フットレスト(nismoロゴ入り)(NISMO Sと共通)
・専用チューニングコンピューター(VCM)
・専用サスペンション
・専用フロント強化スタビライザー(NISMO Sと共通)
・専用ボディ補強(フロントクロスバー/フロントサスペンションメンバーステー(トンネルステー)/ トンネルステー/リヤサスペンションメンバーステー/リヤクロスバー)
・専用車速感応式電動パワーステアリング
・専用ファインビジョンメーター(nismoロゴ入り)
・専用スエード調スポーツシート(nismoロゴ入り、レッドステッチ付)&ドアトリム
■NISMO専用装備(上記共通装備に加えて)
・専用エンブレム(フロント・リヤ)(e-POWER NISMOと共通)
・専用フロントバンパー(e-POWER NISMOと共通)
・ブリヂストンPOTENZA RE080タイヤ&16インチアルミホイール
・専用エキゾーストテールエンド(テール径:φ85)(e-POWER NISMOと共通)
・専用サスペンション
・専用チューニングコンピューター(ECM)
・専用ボディ補強(フロントトンネルステー/リヤトンネルステー)
・専用車速感応式電動パワーステアリング
・専用シート地(トリコット)&ドアトリムクロス
■NISMO S専用装備(上記共通装備に加えて)
・専用エンブレム(フロント・リヤ)
・専用フロントバンパー(エアダクト付)
・専用ブリヂストンPOTENZA S007タイヤ&17インチアルミホイール
・専用エキゾーストシステム(テール径:Φ100)
・専用コンビメーター(nismoロゴ入り、260km/hスケール)
・専用アルミ製アクセル・ブレーキ・クラッチペダル
・専用アルミ製フットレスト(nismoロゴ入り)(e-POWER NISMOと共通)
・専用チューニングコンピューター(ECM)
・専用サスペンション
・専用フロント強化スタビライザー(e-POWER NISMOと共通)
・専用ブレーキシステム(リヤディスクブレーキ)
・専用ボディ補強(フロントトンネルステー/リヤトンネルステー/フロントサスペンションメンバーステー/リヤクロスバー/リヤアンダーフロアVバー/リヤサスペンションメンバーステー)
・専用車速感応式電動パワーステアリング
・専用スエード調スポーツシート(nismoロゴ入り、レッドステッチ付)&ドアトリム
■3週間で2万台売った! 約80%がノートe-POWERを選ぶほどの大人気ぶり!
新型日産ノートの受注内訳は、約78%が新たに投入されたシリーズハイブリッドシステムを搭載したノートe-POWER。日産は当初約60%程度がe-POWERになると見込んでいた。初期の受注が新しいモデルに集中するのは当然とはいえ、80%弱の顧客がシリーズハイブリッドシステムを搭載したノートe-POWERを選んでいるというのは、やや高めの結果になったといえる。
こうした結果になったのは、まず日産車に乗る顧客が、コンパクトカー のハイブリッドを渇望していたことが上げられるだろう。日産は、EV戦略に資源を集中したため、ハイブリッド車の投入が大きく遅れていたからだ。日産ファンにとってみれば、ようやくコンパクトカーのクラスにハイブリッド車が投入されたというところだ。
そして、新型ノートe-POWERが売れている理由は、トヨタとホンダとは異なるシリーズハイブリッドシステムを搭載したこと。ノートe-POWERのエンジンは、発電のみ。エンジンで発電した電力で、モーターで走行する。エンジンとモーターを使い分けながら走るホンダとトヨタのハイブリッドシステムとまったく異なるドライブフィールとなる。EVのリーフと同じフィーリングで走る。搭載されているモーターもリーフのものを流用し、最大トルク254Nmを誇る。この最大トルクは、2.5Lのガソリン車並み。そのため、加速感は、このクラスのコンパクトカーを圧倒。他のハイブリッドとは、まったく異なる走りをアピールする。
こうした他社のハイブリッドと結果的に差別化できたのも売れた理由のひとつだろう。トヨタ が。プリウス でハイブリッド車を初めて投入してから20年が経過。この長い間に、多くの顧客がハイブリッド車に慣れてしまっている。新型ノートe-POWERの限りなくEVに近いドライブフィールは、トヨタ系のハイブリッド車に慣れた顧客からみれば、かなり新鮮に感じたのだろう。日産の電動化技術が高く評価された結果だ。
また、賛否両論あるものの、アクセル操作だけで走行から停止ができるワンペダルドライブも新たなクルマの楽しみ方を提案できた。このワンペダルドライブは、ドライバーに一定のドライビングスキルが要求されるが、ノーマルモードであれば、運転が苦手な人でも普通のクルマのように運転できるというのも大きなメリットだ。
そして、安全面でも歩行者検知式自動ブレーキ関連の安全装備「エマージェンシーブレーキ」が、ほぼ標準装備化されている。ライバル車となる、。アクア やフィット 、デミオ には歩行者検知式の自動ブレーキは無い。ここも上手く差別化できている部分で、歩行者との衝突回避という面では、とくに高齢者ドライバーに安心感を与えることができた。
■爆発的人気車になるのか!? 今後のノートe-POWERに注目!!
このコンパクトカークラスは、販売台数が多いため、シェアに大きく影響する。国内シェアが下がっている国内日産にとって、ノートe-POWERは今後を占う意味でも非常に重要なモデル。デビュー直後はたくさんクルマが売れるのは当然として、e-POWERの登場でノートが平均1万台/月をコンスタントに売れるようになると、2016年4~9月ベースの販売台数でベースで6万台を売ると、新車販売台数ランキングで3位前後に入って来る。こうなると、日産のシェアがイッキにアップする可能性を秘めている。今後の日産ノートの販売台数に注目だ。
受注の内訳は、以下の通り。
<グレード別>
グレード 実績
S 1%
X 12%
MEDALIST X 1%
X DIG-S 4%
MEDALIST 1%
X FOUR 1%
X FOUR スマートセーフティエディション 1%
MEDALIST X FOUR 0%
MEDALIST X FOUR スマートセーフティエディション 1%
e-POWER S 0%
e-POWER X 47%
e-POWER MEDALIST 31%
<ボディカラー別>
塗装色 実績
QAB (ブリリアントホワイトパール) 23%
K23 (ブリリアントシルバー) 15%
KAD (ダークメタルグレー) 13%
KH3 (スーパーブラック) 10%
EBB (プレミアムコロナオレンジ) 8%
RAW (シャイニングブルー) 7%
NBF (ガーネットレッド) 6%
CAS (インペリアルアンバー) 6%
HAJ (ギャラクシーゴールド) 3%
EBA (オリーブグリーン) 3%
RBE (ソニックブルー) 3%
QAY (ホワイト) 2%
NAR (ナデシコピンク) 1%
■ガソリン車だけでも売れていたノート。その訳とは?
日産ノートは、2012年にフルモデルチェンジし2代目となった。ノートのボディサイズは、4,100×1,695×1,525mm。全長は4mを超えており、トヨタ アクアなどに比べるとやや全長が長い。先代ノートは約4mだったが、国内マーケットの車種統合により、兄貴分で広大な室内スペースがウリだったティーダは姿を消した。そのため、新型ノートは、従来のティーダの顧客を満足させるために、居住性をアップさせる必要があったためだ。
当時、このクラスにはアクアが登場しており、フィット ハイブリッドも含め、ハイブリッド車の人気が高く、ガソリン車しかないノートは苦戦が予想された。しかし、意外にもノートはかなり売れた。これは、1.2Lエンジンは、価格志向の顧客向け。1.2Lスーパーチャージャーエンジンは、パワフルさと低燃費を両立したことによること、室内の広さと価格のバランスが良かったことがある。
そして、日産は大きな決断をする。モデル途中でオプション装備されていた歩行者検知式自動ブレーキを全車に標準装備化した。このクラスで当時、歩行者検知式自動ブレーキを用意していたのはノートだけ。さらに、標準装備化したのもノートだけだった。コンパクトカーの顧客が多い女性や高齢者などで、安全への意識が高い顧客の支持を得たのだ。ハイブリッド車こそなかったものの、安全装備で差別化できたことがノートが売れ続けている要因のひとつでもある。
実際の営業面では、それほど単純なものではなく、2016年8月に登場した新型セレナ以前には、約2年半もの長期において日産は国内マーケット新型車を投入してこなかった闇の期間があった。営業側とすれば、軽自動車を除くと売れるクルマはセレナ とノートくらい。当然、セールスパワーは、そこに集中するということもあり高い人気を維持していたという側面もある。
■ハイブリッド車である新型ノートe-POWER。リーフと同じモーターを使用。さらに軽量! その走行パフォーマンスは未体験ゾーンへ! それでいて、クラストップ燃費37.2㎞/Lを達成!
新たに搭載されたe-POWERとは、シリーズハイブリッドシステム。ノートのe-POWERは、一般的なシリーズハイブリッドシステムとはやや異なる。他社のシリーズハイブリッドシステムは、エンジンは発電メイン。しかし、高速巡航などエンジンの負荷が小さく発電よりエンジンの走行での方が効率がよいという場合、エンジンの力で走ったりする。しかし、ノートe-POWERのエンジンは、発電のみに徹している。これは、よりEVらしさを出すためというよりは、より安価な価格設定をするためのコストダウンの一環だろう。
このノートe-POWERには、発電用に最適チューニングされた1.2Lのガソリンとリーフとほぼ同じ最高出力 80kW(109PS)、最大トルク 254Nm発揮するEM57モーターが搭載されている。この最大トルクをもつ新型ノートe-POWERの加速感は、かなり期待できそうだ。同じモーターを積むリーフG30kWh車は、車重が1,480㎏もあるのに対して、新型ノートe-POWER メダリストの車重はわずか1,220㎏。なんと、260㎏も軽い。リーフでも十分過ぎるほどの加速感を誇っていたので、新型ノートe-POWERの加速力がいかほどのものか期待が高まる。
そんな新型ノートe-POWERの走りを極めるために、今冬、ノート e-POWER NISMO(ニスモ) が登場する。モータースポーツを知り尽くしたニスモが、シリーズハイブリッドである新型ノートe-POWERをどんなスポーツモデルに仕上げてくれるのか、楽しみな1台だ。また、オーテックジャパンが用意した「モード・プレミア」など、選択肢が多いのもノートの魅力のひとつだ。
さて、新型ノートe-POWERのボンネットの中は、エンジンとモーター、発電機、インバーターと隙間が無いくらいギッチリと詰め込まれている。当然、すべてのパーツがかなりの重量物。かなりフロントヘビーなイメージが強い。前後重量配分なのか、ボンネット内に搭載できなかったのかは分からないが、12Vの通常バッテリーは荷室へと移設されている。
そして、新型ノートe-POWERに搭載されるリチウムイオンバッテリーは、フロントシート下付近に設置された。バッテリー容量は約1.5Kwh。かなり容量は小さい。日産によると、満充電で数キロ程度のEV走行距離となる。このことから、新型ノートe-POWERは、エンジンで発電しながら走るシリーズハイブリッド車といえるだろう。当然、バッテリー容量が小さいので外部から充電する機能はない。バッテリー容量を小さくしたり、外部給電機能が無いことで、大幅なコストダウンを図っている。
■ワンペダルドライブって何だ?
アクセルをスイッチのようにONとOFFしか使えないドライバーは非常に運転しにくいが、微妙なアクセルコントロールができるようになれば、停止までアクセル操作ひとつで可能となる。これは、EVであるBMW i3と同じだ。ノーマルモードは、通常のガソリン車のような軽い回生ブレーキとなるが、電力の回収は少なくなり燃費は伸びない。このワンペダルドライブにより、約7割もペダルの踏みかえが減り疲労軽減にも役立つという。
日産には、リーフやエクストレイルハイブリッドに搭載されている協調回生ブレーキという優れた技術をもつ。この技術は、ブレーキの踏み込み量やスピード、速度をコンピューターが判断し、ドライバーが望む減速度を自動でコントロール。ブレーキを踏んでいても、実際にはブレーキは使われておらず、回生ブレーキのコントロールで最適な減速度を出している。
通常の走行時では、ほとんど止まる寸前しかブレーキが使われていないという機能だ。これは、ドライバーが普通のクルマと同じように操作しながら、回生ブレーキの効率を最大化できるというものだ。特別な運転テクニックが必要ない優れた技術。この技術も高価なため、新型ノートe-POWERには使われていない。これも、より安価な設定とするためだ。
新型日産ノートe-POWERは、先進の技術を使いながら大胆な割り切りで、e-POWER Sで1,772,280円からというガソリン車並みの価格を実現した。このグレードはクラストップの37.2㎞/Lを達成した。
ただし、e-POWER Sはオトリグレードといえるもので、販促やCM用の燃費・価格訴求用。装備類は簡素化され、エアコンは無し、燃料タンクまで小さい専用のものが用意されている。実際の売れ筋グレードは、中間グレードのe-POWER Xで1,959,120円からとなる。燃費値もやや落ちて34.0㎞/L。それでも、クラストップだ。ライバルとなるアクアもこうしたオトリグレードを用意しており、実際に一般の人が購入する売れ筋グレードの燃費値は33.8㎞/Lとなっている。
新型ノートe-POWERの投入と同時に、ガソリン車のノートも改良された。エクステリア・インテリアに新デザインを採用。スマート・ルームミラー(インテリジェントアラウンドビューモニター表示機能付)追加により安全装備を向上。さらに、助手席バニティミラーを新たに装備するなど、使い勝手を向上させた。
■新型ノートのお勧めグレードは、e-POWER X! 価格は1,959,120円!
お勧めは、やはりe-POWER X。メダリストだとLEDヘッドランプやフォグランプなどが標準装備化される。このあたりは、好みで選べばいい。基本的にe-POWER Xで十分だろう。ただし、カーテンエアバッグや踏み間違い衝突防止アシストなどはオプション。こうした安全装備はぜひとも選択したい。
また、これかのクルマの人気を考えても、ノートはe-POWERがベストの選択となるだろう。アクアの中古車が大量に発生しており、中古車価格はかなり買い得感がある。こうなると、今、ガソリン車を買ってもリセールバリューは期待できない。5年以内に乗り換えるのであれば、やはり高いリセールバリューが期待できるe-POWERを買ったほうがよいだろう。日産もe-POWERの比率が60%程度になると予想しているほどだ。
そして、ノートでお勧めできる点は安全装備。ノートは、ほとんど売れないと思われるオトリグレードのSを除き歩行者検知式自動ブレーキを標準装備化しているので、ライバルとなるアクアやフィットと比べても高いレベルにある。アクアやフィットは、未だ簡易型の自動ブレーキがオプションなので、歩行者は検知できず、30㎞/h以下で対象は車両が中心というかなり限定されたものとなっている。これでは、もしもの時に歩行者を傷つけるリスクがある。とくに、コンパクトカーは、初心者や高齢者が乗るケースが多い。どんなに注意していても、歩行者との衝突事故を起こすリスクはある。クルマが検知して、最悪のリスクを軽減してくれるのであれば、まずは、こうした装備が用意されているクルマを選ぶといい。
■【ノート e-POWER 】TVCM 「発明」篇 30秒
どこまでも走れる。電気自動車のまったく新しいカタチ。
ようこそ、新しい常識へ。
■日産ノートe-POWER/ノート価格
・HR12DE(1.2L) 2WD
S 1,393,200円
X 1,495,800円
MEDALIST X 1,627,560円
・HR12DE(1.2L) 4WD
X FOUR 1,711,800円/スマートセーフティエディション 1,827,360円
MEDALIST X FOUR 1,843,560/スマートセーフティエディション 1,929,960円
・HR12DDR(1.2Lスーパーチャージャー)2WD
X DIG-S 1,738,800円
MEDALIST 1,985,040円
・HR12DE-EM57(モーター) 2WD
e-POWER S 1,772,280円
e-POWER X 1,959,120円
e-POWER MEDALIST 2,244,240円
■新型日産ノートe-POWERの燃費は、クラストップの37.2㎞/L!
新型日産ノートe-POWERは、小型のリチウムイオン電池を搭載。エンジンで発電した電力を使いフロントボンネット下に収められたモーターで走るシリーズハイブリッド車だ。
今回の新型日産ノートe-POWERは、かなり割り切った仕様になっているようで、エンジンは発電専用になるようだ。
この新型ノートe-POWERになることから、ノートは日産自動車九州(福岡県京都郡苅田町)で生産されていたが、追浜工場へ移管。これは、電気自動車であるリーフが同じ追浜工場で生産されていることも影響していると思われる。同じモーターの納入効率などをを含め、新型ノートe-POWERにはノートと同じモーターが使用されている可能性が高い。
そして、日産のカルロス・ゴーン社長は、新型ノートe-POWERの燃費が37.2㎞/Lとなることを公表。新型ノートe-POWERの燃費は、トヨタのハイブリッド車アクアの燃費37.0㎞/Lを超え、クラストップの燃費値となる。ただ、このクラスはオトリ燃費が横行。アクアは、実際にはなんらかのオプションを選択することになるため、オプションを選択し、実際の売れ筋の燃費値は33.8㎞/Lとなる。新型ノートe-POWERの燃費値も若干下がる可能性が高い。
燃費値に関しては、アクアをかなり意識していることから、価格もアクアを下回る可能性も高い。大胆な価格戦略に出てくると、新型日産ノートe-POWERの価格は180万円台からということもありえるかもしれない。
そんな新型日産ノートe-POWERの発売は、2016年11月2日。シリーズハイブリッドという新たな駆動方式を持つ期待のハイブリッド車がデビューする。
国内初の市販シリーズハイブリッドを搭載した新型日産ノートe-POWER
この新型日産ノートe-POWERは、トヨタ系 のハイブリッドシステムとはことなるシリーズハイブリッドシステムを搭載したモデルのようだ。シリーズハイブリッド式の特徴は、エンジンの力でモーターを回して発電。この電力を一旦バッテリーへ移し、再び駆動用バッテリーで走行する仕組みだ。エンジンは、ほぼ発電用となる。
こうしたシリーズハイブリッド式は、国内の市販車としては初のモデルとなる。これに近いクルマとして、BMW i3 が上げられる。ただi3の場合、大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載し基本はEV。エクステンダーとしてエンジンを搭載し、あくまで、緊急時にエンジンを使い発電して走る。そのため、ガソリンは9Lほどしか積めない。
この新型日産ノートe-POWERは、基本的にガソリンで発電することで走るようで、外部からの充電することはできないようだ。i3とは逆で、大きな燃料タンクを積み、小さなリチウムイオンバッテリーを搭載。度々エンジンを始動させて、発電と充電を繰り返すタイプだ。本来ならば、i3のようなパターンが、より EV に近く効率的だが、大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載すると価格は高くなる。また、大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載する場所もない。安価で提供することもコンパクトカーの重要な要素。そうなると、小さなリチウムイオンバッテリーを搭載する方が、メリットがある。
また、以前 スズキ が スイフト にシリーズハイブリッドを開発していた時期があった。このとき、スイフトは軽自動車 用のエンジンを使い発電。約2.7KWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、20㎞くらいをEVで走れるモデルとなっていた。
新型日産ノートe-POWERは、この仕組みに近いようだ。EVのリーフは30KWhで280㎞の航続距離となる。単純計算だと、3KWhで28㎞のEV航続距離になる。そう考えると、新型日産ノートe-POWERも3kWh程度のリチウムイオンバッテリーを搭載して登場する可能性が高い。また、搭載されるエンジンは1.2Lを発電用にチューニングしたものが搭載されると予想した。
新型ノートe-POWERの燃費は40.0㎞/L前後と予想。価格は190万円台からか? 発売は11月!
また、この新型日産ノートe-POWERの走りは、かなりスポーティで楽しめるそうだ。日産 の国内事業を担当する専務執行役員 星野朝子さんは、別件の記者会見で「たくさんの走り方ができ、色々と楽しめるクルマに仕上がっている。ドライバーを笑顔にできるクルマ」とコメントしている。たくさんの走り方とは、恐らく多くの走行モードがあり、ドライバーが選んで走れるということになるのだろう。
そして、重要なのは新型日産ノートe-POWERの価格。価格を予想してみた。まず、ライバルであるアクアの量販Sグレードの価格が約189万円。日産の場合、自動ブレーキが標準装備化するはずなので、アクアSに自動ブレーキのトヨタ セーフティセンスCを装備すると約195万円になる。そうなると、ノートe-POWERの価格は、180万円台後半から190万円台という価格帯で登場することが予想できる。ただ、すでに発売済みのガソリン車で売れ筋グレードになっている、X DIG-S Vセレクション+SafetyⅡの価格が約188万円。そう考えると、新型ノートe-POWERの価格が180万円台になることはないかもしれない。ノートe-POWERの価格は、190万円台からで、売れ筋グレードは200万円台と予想した。
そして、気になる発売時期。新型日産ノートe-POWERの発売時期は11月と予想。すでに、日産は秋から冬と具体的に言っているので、まぁ、11月になるのではないだろうか。そうなると、すでに日産の販売店ではすでに予約受注を開始している可能性がたかい。もし、購入を考えていて、早期納車を目指すなら、こまめに販売店へ足を運んでみるといいだろう。
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