脅威の61km/L? 市販直前モデルを公開【トヨタ プリウスPHV】東京モーターショー出品車 [CORISM]

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【トヨタ】2011/11/24

トヨタ プリウスPHVの発売は2012年1月? 価格は300万円前後か?

 トヨタは2012年初頭に発売するプリウスPHV(プラグイン・ハイブリッド)を東京モーターショーに出展する。

 今のところトヨタから出ているインフォメーションは、官公庁や法人を対象にリースしているモデルの燃費57km/Lや満充電でのEV走行距離23.4kmを上回る環境性能を目標に、2012年初めの市販開始を予定。ボディサイズは、全長4,480mm×全幅1,745mm×全高1,490mm、ホイールベース2,700mm。新開発のリチウムイオン電池を搭載程度。

 しかし、トヨタ プリウスPHVは、すでに北米で発売済み。新開発のリチウムイオン電池は、容量を減らしながらも、効率を高めEV走行は現行モデルと同等。電池の容量を減らしたことで、軽量化にも成功し、総合的な燃費もアップしている。もちろん、かさ上げされていたラゲッジルームのスペースも、普通のプリウスと同等レベルになっている。その結果、新聞報道によると、燃費は61km/L。フリート向け現行プリウスPHVが57km/Lなので、約7%程度のアップを達成。

 また、日産リーフが家庭用電源として使えるメリットを強調しているように、トヨタもプリウスPHVの電源を家庭用に使えるように、H2V Manager(エイチツーブイ・マネージャー)を開発。これは、プラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)の家庭での充電を効率的かつ安心して行えるツールだ。家庭内のPC、テレビやスマートフォンから有線/無線の通信回線を介して、「H2V Manager」とつなげることにより、PHV・EVの充電開始時間を設定・変更できるほか、家庭内の総電力消費量のチェックも可能。また、充電時の電力使用量の増加によるブレーカー落ちを未然に防止するため、PHV・EVの充電を一時中断し、その後、電力消費に余裕ができると、充電を再開する。2012年1月より、トヨタホーム(株)を通じて販売を開始する予定。だという。この発表で予想できることは、プリウスPHVの発売も2012年1月ではないかということだ。このシステムが発売されている1月に、プリウスPHVが発売されていなければ、使えるクルマがないということになる。

 さて、気になるのは価格。すでに北米のプリウスPHVのスタート価格は32,000ドル。エントリーグレードのプリウスが23,520ドル。価格アップ率は、約1.36倍。日本での価格は、プリウスSが220万円。これを単純に1.36倍すると約299万円となり79万円も高価になる。約80万円の価格上昇だ。この価格は、リチウムイオン電池を搭載したプリウスαとほぼ同額。300万円前後が、プリウスPHVのエントリー価格になると予想できる。

 普段の近距離はEVとして使え、ロングドライブはEVとハイブリッドのイイトコ取り。さらに、もしものときは、発電機付き電池になるプリウスPHV。まだまだ走行距離に不安のあるEVとハイブリッド車の狭間を埋めるクルマといえる。

トヨタ プリウスPHV
トヨタ プリウスPHV
トヨタ プリウスPHV


トヨタ プリウスPHV
トヨタ プリウスPHV
トヨタ プリウスPHV


トヨタ プリウスPHV
トヨタ プリウスPHV
トヨタ プリウスPHV

 トヨタ プリウスPHV

すでに発売されている北米仕様のプリウスPHV

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(レポート:CORISM編集部

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