日産、パリモーターショーで癒し系EVコンセプトカー「Townpod(タウンポッド)」世界初公開 [CORISM]

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【日産】2010/10/01

「やあ、元気!?」とかなんとか話しかけてきそうな、とても印象的な"顔"だ

ムーミンのような"顔"をした、乗用車と商用車のカテゴリーを越えるコンセプトカー

日産 EVコンセプトカー「Townpod(タウンポッド)」 リアビュー

EV(電気自動車)だから、当然ながらリアに排気マフラーなどない

 以前お伝えした通り 、日産は9月30日から始まったフランス・パリモーターショーで、EV(電気自動車)のコンセプトカー「Townpod(タウンポッド)」を出展し、そのスタイルを世界初公開した。9月のプレスリリース時点ではヘッドランプの一部しか公開されなかったTownpodだったが、そのスタイリングはなかなかユニークなものだった。カバというかムーミンというか、癒し系のとぼけた"顔"とフォルムが与えられていて愛嬌たっぷりだ。
 「乗用車と商用車のカテゴリーを越えるコンセプトカー」と日産が説明するように、後部とサイドにはそれぞれ観音開きのドアが装備され、実際には広い荷室を持ち使い勝手も良さそうだ。そのいっぽうで、収納式と思われるリアシートもしっかり装備している点が貨客両用と定義しているところだろう。

 画像だけの印象から判断するに、ボディサイズはキューブよりもさらに小さいコンパクトカークラスと思われ、都市部で利用するコミューターや街中の集配車などとして使うのを想定しているものと思われる。12月に市販化される電気自動車「リーフ」が、大人4人がしっかり乗れるCセグメントの立派なハッチバックボディを持たせ、シティコミューターではなく実用車として使えるものとしているのとは対照的だ。第3、第4の日産 EVとしてこういったコンセプトのモデルも検討しているのかもしれない。
 思えば、「カザーナ」の名で、あまりにも大胆過ぎるコンセプトカーをモーターショーに出展したあと1年くらいで、「ジューク」として『ほぼそのまま』市販してしまった実績を持つ日産のこと。こんなにもユニークな小型EVコンセプトカー「Townpod(タウンポッド)」の、今後の展開にも密かに期待したいところだ。

日産 EVコンセプトカー「Townpod(タウンポッド)」 サイドビュー

観音開きで開くサイドドア。後席はカーゴスペースとなっているが、下の写真を見ると後席が現れていることから、椅子は収納式と思われる。

日産 EVコンセプトカー「Townpod(タウンポッド)」 開口部

ルーフの開き方がユニーク。背の高い植木なんかを頭ちょこっと出してそのまま積んだりしたら楽しそう。

日産 EVコンセプトカー「Townpod(タウンポッド)」 インテリア

柔らかなレモンイエローのカラーリングが、優しい曲面で構成されたインパネ周りやシンプルなフロントシートにマッチしてる。


日産 EVコンセプトカー「Townpod(タウンポッド)」 インパネ周り

近未来的なインパネ周り。手元のコントローラーはシフトスイッチか、あるいはナビなどの操作系か。

日産 EVコンセプトカー「Townpod(タウンポッド)」 インパネ

助手席前の机(トレー)は取り外しなどのアレンジが出来るようだ。集配車や営業車として使うのにも便利だろう。

日産 EVコンセプトカー「Townpod(タウンポッド)」 リアビュー

Townpod(タウンポッド)は純粋なコンセプトカーだが、リアビューを眺めると妙に現実味も感じられる。将来の市販化はあるのだろうか。

日産 EVコンセプトカー「Townpod(タウンポッド)」 サイドビュー

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(レポート:CORISM編集部

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